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単身赴任後の離婚率が高い理由と離婚回避のポイント

単身赴任夫婦は同居夫婦よりも離婚率が高いのはご存知だと思いますが、実は、単身赴任後の離婚率が高いというデータもあるというのです。

単身赴任中は二重生活の家計負担や家族間のコミュニケーションなど、色々な問題をクリアしていかなくてはなりませんが、なぜ単身赴任を終えた後でも離婚率が高くなるのでしょうか。

単身赴任期間にもよりますが、赴任期間が長ければ長いほど離婚の可能性が高くなるのは事実。ご注意を。

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単身赴任後の離婚率が高い理由…相手の必要性を感じなくなってしまった

まずは、「相手の必要性を感じなくなってしまった」について。

単身赴任によって離れて暮らすと、最初の頃は寂しい気持ちが勝り、「単身赴任を終えて、早く帰って来れるといいね」といった言葉も出るくらいです。
そのまま上手くいくご夫婦もたくさんいらっしゃいますが、中にはお互い自分の自由に使える時間が増え、その中で新しい友人や出会いがあり、離れて暮らしている方が楽しく感じてしまう方もいるのです。

子供がいればまだ離婚を回避しようと努力するものですが、子供もある程度大きくなり、お互いを繋ぎ止める子供の存在がいないとなると、完全に夫への気持ちが冷めてしまい、近寄られるだけでも嫌悪感を感じてしまい、ついにはなぜ夫婦でいる必要があるのかと、相手の必要性さえ感じなくなってしまうのです。

夫婦は元々は赤の他人です。
単身赴任でなくてもちょっとしたきっかけで、離婚への気持ちが高まってしまうのです。特に妻も自分で生活費を稼ぐことができるようであれば、ますます相手がいる必要性を感じることができないのではないでしょうか。

同居後相手の嫌な部分が目についてしまうのが、単身赴任後の離婚率が高い理由のひとつ

単身赴任で離れて暮らす生活を続けていくと、最初こそ不安や寂しさでいっぱいになるかもしれませんが、その気持も徐々に落ち着きを取り戻し、お互いに自由な時間の楽しさや楽さを知ってしまいます。
たまの帰宅でお互い嫌な部分を目にしても、単身赴任中は強制的に離れることができるため、例え不満があっても「まあいっか」と我慢し目をつぶることができます。

しかし単身赴任を終えていざもう一度暮らそうとなった時、今度は相手の嫌な部分が目についても逃げ場がないため、不満がどんどん蓄積されていきます。
以前なら我慢できることでも我慢ができなくなってしまい、最終的に「離婚」の二文字が浮かぶのです。

一度単身赴任によって離れて暮らし、それから再び一緒に暮らすことで欠点だけが目立ち、夫婦関係を修復できずに離婚に至ってしまうケースは多く、あんなに当初は「早く一緒に暮らしたいね」と言い合っていても、時の流れによって生活スタイルが変わることで、色々なところにズレを感じてしまうのです。

単身赴任後の離婚率が高い理由には妻の自立も関係している

単身赴任後に妻が離婚をためらってしまう理由に子供の存在もありますが、経済的不安もある

元々経済力がある方は別として、もし離婚が成立したとしても、その先1人で生活できないのではないか…と考えてしまい、それなら我慢するしかないと感じてしまうのです。

裏を返せば、自立した妻であれば離婚もすぐに実行しやすいことになります。

女性にとって働きやすい環境が整ってきている時代ですし、社会進出する女性も急増していることから、単身赴任後の生活に我慢できないとすぐに離婚に至ってしまうのです。

女性の自立意識が離婚後の生活不安を解消し、それが離婚率を高めている

お互い愛情がないのにこのまま生活を続ける意味があるのか?
子供も成長し自立した今、このままずっと死ぬまで夫と共に人生を送って本当に良いのか?
その生活に耐えて我慢する意味はあるのか?

と自問自答し、ついには離婚への一歩を踏み出すのです。

女性の生き方も多様化しています。
昔のように女性は家庭に入り、亭主関白の夫を陰ながら支える時代は終わりを告げているのです。

今は結婚や離婚も自由に選択ができる時代です。
妻の自立も、単身赴任後の離婚率の高さに拍車を掛けているのではないでしょうか。

単身赴任後の離婚率が高い理由は単身赴任中の浮気

元々夫婦仲が良い場合は、単身赴任をしても離婚へと進む場合は少ないようですが、決してゼロではありませんし、元々夫婦仲が悪い場合は離婚する可能性はもっと高いでしょう。

単身赴任は仕事の都合上仕方なくするものなので、家族と離れる寂しさを抱えながら生活していかなくてはなりません。
ただ残された家族は、夫が単身赴任として離れてしまっても住居や生活環境に変化がないため、夫への配慮を忘れてしまいがちです。

単身赴任者は家族や友人もいない、馴染みのない土地で1人で暮らすのですから、ご飯も食べるのは1人ですし、休日過ごす時も1人になりがちです。
寂しい生活を強いられることになりますが、元々コミュニケーション能力が高く、人見知りをしない単身赴任者の場合は、知らない土地でも友達を積極的に作ろうとするものですし、会社や地域の人とも仲良くなろうとします。
飲み会にも頻繁に顔を出すなど前向きな行動を起こしますので、結果的に浮気のリスクも同時に高まってしまうというわけです。

誰にも知られずにひっそりと始まりひっそりと終わる浮気ならともかく、相手も本気で単身赴任後もズルズルと続くようだと妻も異変に気付きますので、その浮気が離婚の引き金にもなってしまうのです。

単身赴任が離婚のきっかけになることは多い!離婚回避のポイント

単身赴任後の生活に耐えきれず「もう離婚したい!」と離婚に至ってしまうご夫婦も多いですが、できれば離婚を回避したいという方も当然いると思います。

単身赴任後の離婚を回避したいのであれば、その原因を作らなければいいのです。

そのためにも、単身赴任中は電話やSNSを活用してなるべく会話をするように努力したり、まとまった休日には可能な限り家へ帰り、家族同士のコミュニケーションを取ったり、家族の誕生日や結婚記念日といった特別な日を忘れないでいたりなど、日頃から思いやりの気持ちを忘れないことが大切です。

嫌な所ばかり目についてしまうかもしれませんが、暴力もなく、しっかり生活費を入れてくれるということは、家族を思う気持ちがあって情もあるということです。

加えて浮気もなく家にはしっかり帰ってくるような夫なら、離婚の前に夫婦の修復に務めたほうがいいのではないでしょうか。
そのためにもまずは冷静に話し合い、お互いの不満を伝えながら妥協点を見つけていくしかありません。

どうしても単身赴任後の生活に耐えきれず、離婚したいのに相手が応じてくれなかった場合

どうしても我慢できず離婚をしたい場合、「協議離婚」といってお互いの話し合いで合意をすれば離婚することは可能です。
ただ相手が離婚に同意するとは限りませんし、離婚に応じてくれない可能性も当然あります。

その場合は、裁判所で行われる「調停離婚」をするしかありません。
裁判官や調停員といった第三者を交えて話し合いを重ね、お互い納得がいく解決ができるよう導いてくれるのです。

手続きは簡単で、家庭裁判所で「夫婦関係調停申請書」という書式をもらい、必要事項を記入し、戸籍謄本や収入用紙と一緒に提出するだけです。
協議離婚であってもトラブルになってしまうことがあるため、トラブルをできるだけ回避するためにも、調停離婚で話し合いを重ねて離婚する事でスムーズに事が進むメリットはあります。

単身赴任中のコミュニケーションが大切

単身赴任後の生活に不安を感じるのは、妻であるあなただけではありません。
夫や子供も不安はゼロではありませんし、離れて暮らしている期間が長い分、取り戻すのも同じ期間が必要かもしれません。

家族の形や女性の社会進出によって離婚率が上昇しているかもしれませんが、夫婦の修復を図るにしても離婚するにしても、自分たちで努力し道を切り開くしかないのでは?

単身赴任後の夫婦関係を左右するのは、単身赴任中いかにコミュニケーションを取るかどうかです。
感謝の気持ちを忘れず、お互い必要な存在だと日々気付くことが大切なことだと思います。