単身赴任で夫不在の中、1人で子育てする苦労は計り知れません。
小さいお子さんがいるご家庭もそうですが、それに匹敵するくらい大変なのが「思春期」ではないでしょうか。
ただでさえ思春期の子供はイライラしやすく、親を拒絶するような態度を取るのに、頼れる夫が側にいないとなると心細く不安にもなります。
単身赴任で夫がいない中で、思春期の子供とどう向き合うべきなのでしょうか。
悩みを抱えているあなたへのヒントになれば幸いです。
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単身赴任中の子育て、母親が悩む思春期
単身赴任によって父親が不在の中、思春期に突入した子供との関わり方に悩む母親は多いと思います。
「イクメン」が増えてきたとはいえ、まだまだ母親が子育てに従事しているのが現状ですし、それが単身赴任となると、母親はますます孤立してしまいます。
また母親によっては、子育てを成功させることが自分の存在価値を満たすものだと信じ込んでしまい、悩みをかかえつつも、子供に依存してしまうようにもなってしまうのです。
一方の子供も、その母親の過度な干渉にイライラが増し、反抗的な態度を取って母親を悩ませるというわけです。
単身赴任の夫の協力も得ながら、子供と上手く接していくことが必要なのです。
母親が子育てに悩む思春期、単身赴任で父親不在による子供への影響とは
父親が長期間不在になる単身赴任。
日本は戦後生産規模の拡大から、地方から都会へ出稼ぎをする家庭や、子供の教育環境を考慮して、父親が単身赴任をすることを選ぶ家庭が当たり前の社会となってきました。
父親は家庭外で過ごすことが多くなるため家族で食卓を囲む機会も減り、ますます父と子の関係が薄れてしまうようになってきています。
特に単身赴任となると、必然的に母親の方が子育ての負担が大きくなります。
父親と過ごす時間が少ないということは、子供が父親の働く姿を目にしないことになります。仕事に専念する父親の姿を見る機会が減り、普段リビングで疲れて横になる、スマホ片手にゲームに夢中になっている父親の姿しか目にしなくなります。
そんな父親を目にして、子供がどう感じ取るか。
仕事中心で家族のことに関心を向けない父親だと、夫への期待を失った妻たちはますます子育てに力を注ぐようになり、夫よりも子供との関係の方が密になります。
子供は父親への尊敬を失い、母親の影響をずっと受けて育ち離れなくなってしまうと、母親との分離不安から不登校といった悪い結果に繋がってしまいかねないのです。
単身赴任で夫不在の中、思春期の子供を1人で子育てするポイント
思春期の子育てはイライラの連続。
精神的苦労と戦うことになりますが、思春期の子供に立ち向かうにはポイントがあります。
まずは子供を信じること。
この頃の子供はホルモンバランスが崩れる時期なので、子ども自身も心のバランスが取れないでいるのです。
こちらの言い分にいちいち文句を言い、ああ言えばこう言うでイライラが頂点に達してしまいますが、その時は割り切って、子供自身も葛藤している時期なんだと理解してあげましょう。
子供が自立した大人になるためには、自主性や自己肯定感を持てるように親がサポートすることが大切です。
否定的な言葉や過干渉になってしまいがちですが、子供の力を信じ、信頼し見守ることが必要なのです。
そして、思春期の子供から逃げないでください。
この頃の親子関係で大切なのは「信頼関係」です。
反抗的な態度や言動を目にすると、その場から逃げ出したくもなりますし、会話さえしたくもなります。
自分の心までもが揺さぶられ逃げ出したくなりますが、親がそういった態度を示してしまうと、ますます関係がギクシャクしてしまいます。
子供から逃げず、いつでも安心して戻ってこられるような環境を作ってあげましょう。
思春期の子育てを単身赴任の夫にはどんな形で協力してもらうべきか
物理的に離れているわけですから、子供と直接触れ合う機会が少ないのは仕方がないことです。
そして、なるべく父親と一緒に何かを成し遂げる、挑戦する機会を増やすといいかもしれません。
一緒に料理を作ってもいいですし、スポーツをして一緒に汗を流すのもいいでしょう。
映画を見に行って感動を分かち合うのでもいいですし、ゲームで対戦するのもいいでしょう。
とにかく父と子で過ごす時間を作り、子供と向き合う姿勢を父親が示すことが大事なのです。
学校の参観日や運動会に出席するだけでも構いません。
社会性に目覚める思春期の子育てにこそ、父親の出番です。
積極的に育児に参加してもらうためにも、子供には日頃から父親の存在をアピールし、夫にも子供の近況について報告し、相談することも大切です。
単身赴任で離れているからといって諦めてはいけません。
夫婦の協力体制が強固なら、思春期の荒波も乗り越えていけるのではないでしょうか。
子育てで悩む思春期頃の子供への接し方
変に気を遣ったり世話を焼いたりするのではなく、見守ることが大切です。
男の子の場合、今まで甘えん坊だったのが、急に距離を置くような態度をとります。
母親としては戸惑ってしまいますが、これも思春期の特徴で大人になる準備段階なんだと理解して、子供扱いをせずに大人の扱いをしてあげましょう。
そして甘えてきた時は否定せず、側にいてあげるだけでいいのです。
この頃の子供は、反抗心をむき出しにしても甘えたくなることがあるので、いつでも助けてあげるよという姿勢を見せ、見守っているということを伝えてあげましょう。
思春期の女の子と父親の関係はもっと複雑です。
父親を異性として認識するため、今までは父親に好意的な態度を取っていても、近寄っただけで嫌な顔をするようにもなります。
父親としても戸惑ってしまいますが、これも思春期特有の態度だと割り切って、1人の女性として扱ってあげるべきです。
思春期の子育てで悩んでしまうのは、子供が何を考えているのかが全く見えないからです。
でもそれは当然のこと。
趣味や感心も変わり、身も心も大人へ近づく段階なので、匙を投げて逃げるのではなく、見守る姿勢を貫きましょう。
単身赴任中の子育てで辛い時は我慢をせずに周りに助けを求めよう
1人で思春期の子供の相手をするのは、精神的にとても辛いものです。
「なぜこんな言動をするのか」「今まであんな口調なんてしなかったのに」と戸惑ってしまい、1人で子育てする不安を抱えてしまうかもしれません。
辛い時は我慢しなくていいのです。
たまには1人の時間を作り、趣味に没頭してもいいのではないでしょうか。
1人カフェに出掛けて、ゆっくりコーヒーを飲んでもいいのです。
思春期の反抗的な態度は一時的なものです。
それがその子の本質ではないということを頭において、同じ土俵に上がらないようにしましょう。
思春期の悩みはみんなが抱えるものです。
1人で抱え込まず、周りを巻き込んで乗り越えましょう。