子供が小さいうちは単身赴任なんて…誰でもそう思いますが、家を新築したばかりなど、家庭の事情によっては単身赴任か家族で引越しするべきかで悩んでしまうのではないでしょうか。
子供小さいうちは一緒についていくべきなのでしょうか。
単身赴任を選択した場合、子供にどう影響を与えてしまうのでしょうか。
この問題に正解はありませんが、夫婦でよく話し合うことが一番大切です。
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夫が突然単身赴任に。子供が小さいうちは一緒についていくべきか
一緒についていくべきか悩むものですが、親として一番心配するのが、子供への影響と環境の変化です。
子供が小さいうちは父親と同じ家で、一緒に住む方がいいと考えますし、もし都会から地方へ引越しとなると、今度は教育環境の不安も出てきます。
単身赴任先の地方で暮らすのも子供にとっても良い経験となります
もし受験勉強を都市部でと考えているのでしたら、本格的に参戦するのはまだまだ先ではないでしょうか。
それまではゆっくりと地方で、家族一緒に住んでみるのも方法の1つだとは思います。
今は電話だけでなく、スカイプやラインで遠く離れていてもコミュニケーションは取れる時代です。
失敗を重ねながらも、それを経験として家族で一緒に生活をしながら学ぶ日々の方が、子供にとっていいのではないでしょうか。
ある程度年月が経って子供が大きくなってから単身赴任にするかどうかを改めて考えるのもいいのではないでしょうか。
なぜなら親子一緒に暮らせるのは、せいぜい20年ほどなのですから。
子供が小さいのに夫が単身赴任になった場合の子供に与える影響
夫が単身赴任となり近くに頼れる身内がいないとなると、育児をするのはママ一人ということになります。
ママの不安や寂しさは子供へダイレクトに伝わってしまう
夫がいない寂しさと不安で情緒不安定になりがちですが、それが子供に伝わり、子供も情緒不安定になってしまうことがあります。
急に寂しくなって泣き出したり、子供がまだ話せない時期だと夜泣きが酷くなったりすることがあります。
それは、パパというストッパー的な役割がなくなったからです。
子供にとってパパというのは一番頼れる存在であるため、その存在がいなくなることで急に反抗的な態度を取ることがあります。
家庭だけでなく、保育園や幼稚園でもトラブルになってしまうこともあるので注意が必要です。
子供が小さいうちに単身赴任でパパと離れて暮らす事の影響
普段接しているママとは違い、親であっても子供にとってはパパという存在がよくわからなくなってしまうこともあります。
そのため久しぶりに会うと、緊張と戸惑いから、どう接するといいのかと悩んでしまうことも。これは子供の年齢が低ければ低いほど強く、なかなかパパに馴染めなくなってしまうケースもあります。
子供が小さい頃に夫が単身赴任になると一番困ること
単身赴任によって困ることはいくつかあります。
単身赴任による経済的な負担も不安材料の1つ
単身赴任手当が出る場合もありますが、それでも家賃や光熱費に食費、交際費などその経済的負担はかなりのものです。
社宅に住める場合もありますが、高い家賃ではないにせよ、家計にとっては大きな出費となります。
また、家に帰って来る時には交通費もかかりますし、少しは会社が負担してくれるかもしれませんが、それでも月1回分であとは自己負担ということも珍しくありません。
経済的負担が重くのしかかると、パートを探して家計の足し…と考えるかもしれません。しかし、子供が小さいうちは熱も出しやすしですし、時短勤務ができるとは限りません。子供が習い事をしているとなれば、毎日の送り迎えや付き添いも行わなくてはなりません。
妻一人で行う家事と育児の両立のその負担は、思っている以上に大きいもの
困った時にすぐに相談できる頼れる人がいないのは、精神的にもとても辛いものです。
周りに頼れる身内がいないのであれば、精神面でも体力面でも不安はつきものだという覚悟は必要かもしれません。
単身赴任か引越しかで迷った時の判断基準
まず知ってほしいこと。
どんな選択をするにせよ、家族みんなの意見を尊重し話し合うことです。そして何を優先させるかを一番に考えましょう。
単身赴任になるということは家計も二重になるということ
経済的負担の他に、子供がいるなら子供の精神面、教育環境についても考えなくてはならないということです。
全部の条件を叶えるのは難しいですし、どの選択が正解でどの選択が家族にとって楽なのかはすぐにはわかりません。それぞれの家庭の事情によるでしょう。
それは、持ち家があったということと、近くに頼れる両親がいたからです。
単身赴任の時、上の子は小学校1年生、下の子は幼稚園の年中さんでした。
私は専業主婦として家事育児中心の生活をしていたたため、急な夫の転勤でどうしようかとまず夫婦で話し合いました。
持ち家を借家にして家族で引越しをする案もありましたが、子供が転校を嫌がったことと、今の教育環境に満足していたこと。
そして、私がパートに出ることで、家計の二重負担の不安が少し解消されたため、単身赴任を選びました。
夫も週末帰って来れるくらいの距離だったため、子供もある程度納得して単身赴任することを理解できたようです。
ただ、金銭的に苦しい、家族一緒の生活が良いという理由で単身赴任をしないご家庭もあります。
突然の転勤は家族に大きな影響を与えますが、どの選択にせよ、みんなが納得できる選択をすることがとても大切なことなのです。
夫が単身赴任中、妻としてどう家を守るべきか
単身赴任によって夫婦が抱える問題は様々。
単身赴任中の夫
子供たちが元気で暮らしているのか、病気になっていないか、妻がストレスを抱えて家事育児で疲れていないかと、父親がいないことでの子育ての不安を案じます。
離れて暮らす妻
夫の不安に対して、妻は夫の食事面や体調管理、浮気の心配が上位をしめます。
妻として家庭を守らなければ…と思うのはもちろんですが、夫の女性関係も心配してしまうものなのです。
単身赴任による経済的負担、家族の心境の変化など、どちらかといえばネガティブなイメージが強いですが、離れているからこそお互い支え合う気持ちが強くなるのも確かです。
妻として、単身赴任が夫の将来のために必要なことだと理解することはとても大切なこと
その上で夫を支え、夫が帰って来た際には「夕飯を一品増やしてあげよう」「好物の料理を振る舞おう」といった気遣いも大切なのではないでしょうか。
夫が不在の家を守る、これはとても妻として母としての試練の時期でもありますが、単身赴任を乗り切ろうという前向きな覚悟があれば上手くいくのではないでしょうか。
これも貴重な経験のひとつとして、夫婦関係をより深める1つのキッカケと考えましょう。
単身赴任によって子供の情緒が不安定になった時の対処法とは
もし近くに頼れる両親がいるのであれば、両親に甘えてしまいましょう。
精神面でも経済面でもフォローしてくれるかもしれませんし、何より母親以外の大人と接するいい機会でもあります。
一人で家事育児を行うママのストレスも軽減するのではないでしょうか。両親は子育てのプロです。頼れる状況であれば頼ってみましょう。
単身赴任先によってはなかなか父親に会えないこともあります
いつもは父親が休みの日に帰ってくることが多いと思いますが、逆にこちらから会いに行くのもおすすめです。
単身赴任中は父親のことを考える良い機会にもなりますが、子供から会いに行くのも新鮮で楽しいものです。
父親不在で情緒が不安定な時
スカイプなどで離れた父親と顔を見て会話してはいかがでしょうか。
子供が不安定になるのはコミュニケーション不足による影響が大きいため、スカイプで話すのはとても効果的だとは思います。
スカイプでお互い顔を見ながら、その日の出来事を話すだけでも子供は父親を身近に感じ、精神的にも落ち着くと思います。
会話は些細な内容で十分。そんな些細な情報こそが、離れている距離を縮めるものなのです。
単身赴任の乗り越え方
夫婦関係にせよ親子間にしても、何よりも重要なのがコミュニケーションです。
離れて暮せば、当然ながらお互い今日1日どう過ごしたのかを把握するのは難しくなります。
長話しは必要ありません。「おはよう」「いってらっしゃい」「ただいま」「おかえり」から始まるちょっとした会話を心掛けましょう。
子供が小さければ小さいほど、父親と接する機会が少ないと、父親がいないことに慣れてしまい、いざ会う時になって戸惑ってしまうこともあります。
そうならないためにも、母親として常に父親の存在を実感させることは大切です。
「よかったね!パパに報告しなきゃ」「今度パパが帰ってきたらこの本読んでもらおうか」「今日の夜パパに教えてあげよう」など、子供に常に父親が側にいるということを感じさせてあげるのも大切なことです。
夫が単身赴任中だと、どうしても妻の方に負担が重くのしかかります
不安と寂しさで気持ちが押しつぶされそうになりますが、寂しい思いをしているのは子供はもちろん、夫も同じだということを理解しましょう。
そして、子供には、パパも同じように寂しい気持ちのなか頑張っているということを伝えてあげてください。
不満を感じることはたくさん出てくると思いますが、お互いに頑張っていることを認め合い、感謝し合う気持ちを忘れないことも必要です。
それができれば、単身赴任という逆境もきっと乗り越えられるはずです。