転勤が決まったら、単身赴任にするか家族一緒についていくべきかの選択になりますが、小学校へ通う子供がいる場合は特に悩みます。
一緒についていっても転校先で馴染めないのではないか、単身赴任を選択して家族離れ離れになったらそれこそ子供に悪影響ではないか、などと悩むのです。
単身赴任か転校か、子供が小学校のうちはどうすればいいのかについて考えてみました。
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単身赴任か転校か、小学校へ通う子供がいる場合はどうするべきか
ただ多くの家庭では、単身赴任をせずに子供を転校させていますそれは、小学校のうちは割とすんなり馴染める子が多いからです。
子供の性格も関係しますが、幼稚園でも小学校でも、大体1ヶ月もすれば仲の良いお友達も出来て楽しく学校へ通うようになります。
子供は転校するまでは嫌でも、慣れたら楽しく過ごせてしまうものなのです。
ただ馴染むまではやはり緊張もありますので、子供の気持ちを受け止めてしっかりケアすることも必要です。
その辺りは子供性格も考慮して見極めることが大切になるでしょう。
転校となれば小学校選びも大切
転勤族が多い学区を選ぶなど、物件を探す際の条件にもし、教育委員会と連携しながら、なるべく馴染みやすいような環境を選ぶべきでしょう。
転校をせずに単身赴任を選ぶ家庭も当然あります。理由で多いのが、持ち家だったり、奥さんが仕事をしていて引越しが難しい場合などです。
家庭の事情にもよりますが、小学校のうちは転校を選択してもそれほど問題はないように感じます。
小学校を転校したくない子供の気持ちを尊重し、単身赴任を選択するメリット・デメリット
単身赴任の一番のメリットは、ライフスタイルが今までと変わらないことです。
転校を考えなくて済みますし、進学先などこれからのライフプランも立てやすくなります。
経済的負担はあっても、やはり転校をしたくないという子供の気持ちを尊重するメリットはあります。
持ち家だったのが一番の理由でもありますが、転勤の可能性を長女に告げた時は泣いて嫌がりました。
新しい環境に馴染みにくい、大人しい性格だということも十分わかっていたので、夫と話し合い、転校はせずに単身赴任の選択をしたのです。
ただこれは我が家の場合だっただけで、転勤先が遠い場合や、転勤先がどちらかの実家の近くだったり、あるいは住んでいる家が賃貸で引越ししやすい場合などは、小学校のうちは一緒について回るのではないでしょうか。
仲のいいお友達の家族は、転勤が決まって躊躇なく家族で引越していきました。
結婚当初から転勤族だと分かっているご家庭の場合は、小学校のうちは単身赴任をする選択自体考えてないように思います。
子供が小学校のうちは一緒に暮らそうと、単身赴任をせずに転校させるメリット・デメリット
転勤族のご家庭の場合、引越しの回数が多く、子供が小学校6年間で4回転校することも少なくありません。
小学校のうちは家族みんなで暮らそうという気持ちが強いからだとは思いますが、小学校を転校する場合、低学年か高学年かで事情が変わってきます。
小学校低学年で転校する場合のメリット
クラス内でもまだ仲良しグループが確立されていないため、割と馴染みやすいといえます。
転校生というよりも新しいお友だちという認識の方が強いからでしょう。
低学年のうちは転校しても勉強の遅れがあっても取り戻しやすいのもメリットです。
ただし転校先によっては、方言や言葉の違いなどから馴染みにくい場合もあり、その差もあってかなかなか馴染めないこともあります。
小学校高学年の場合は注意が必要
低学年とは違って仲良しグループが出来上がっていることが多いため、馴染むまでに多少時間がかかります。
宿泊研修や修学旅行といったイベントに参加できずに転校してしまうと、仲間意識が薄れたまま卒業を迎えてしまう懸念もあります。
また勉強面に関しても地域によって差が大きいため、転校先の勉強が進んでいる場合は追いつくまでに苦労するかもしれません。
いずれにしても、転校先の小学校の雰囲気が大きく左右します。
できれば低学年のうちに引っ越す方が、子供も新しい環境には馴染みやすいでしょう。
ただ高学年の場合でも、最初は苦労しても高学年ならではの気遣いもありますので、徐々には慣れていくとは思います。
子供が小学生のうちは単身赴任をせずに一緒についていく家庭が多いが…
小学校低学年、もしくは幼稚園や小学校に入学する前であれば、家族同伴のケースがやはり多いのではないでしょうか。
大人からすれば、小学校のうちはきっとすぐに馴染むだろうと考えますが、それはただの大人目線でしかありません。
実際に子供の胸の内を聞いてみると、パパと離れるのも嫌だけど、でも本当は仲の良い友達と離れるのも嫌だったと言う子も少なくありません。
引越しが決まると子供の人間関係が全てリセットされます
子供の性格にもよりますが、新しい人間関係を築いていくのはやはり大変なことです。
そうはいっても、やはり学期や学年の変わり目で転校する家庭は多く、それまでは父親だけ単身赴任するという家庭も多いのが現状です。
1回で引越しを済ませるのが一番いいかもしれませんが、子供の教育環境も考慮して、2回に分けて引越しをするわけです。
会社によっては2年毎に異動がある場合もあります。
その場合は最初から家族同伴で転勤し続けようと考えるご家庭も多く、持ち家を持つことなくずっと賃貸暮らしを選んでいます。
ただし転校を考えるのも小学校までと考えている家庭が多く、中学・高校受験を視野に入れて定住を考える場合が多いようです。
単身赴任が子供に与える影響とその乗り越え方
単身赴任を選択するということは、いつも当たり前のように側にいるパパがいなくなるということです。
子供も小学校くらいになると、ある程度単身赴任する意味も頭では理解できます。
でもそれは頭で理解出来ただけに過ぎません。
実際に単身赴任で離れて暮らすとなると、心が追いつかず寂しい思いをすることだってあるのです。
子供は敏感、単身赴任でパパがそばにいないのは寂しいもの
自分の中で気持ちを整理しようと思っても、急にワガママになってしまったり、あるいは甘えん坊になってしまったり、ちょっと暴力的になってしまったり。
単身赴任によって夫婦関係も一変しますが、それ以上に子供への対応もしっかり行わないといけないのです。
全ての原因は、パパが家にいないことでの「寂しさ」や「不安」にあります。
パパがいない中、ママが家事育児に奮闘し、家計を支えるためにパートを始めることもあるでしょう。
ママは今までと違って子供に接する時間が少なくなってしまうこともあります。
そういった環境の変化に上手く対応できず、子供は寂しさや不安を抱えて気持ちが不安定になってしまうわけです。
大人の都合で寂しい思いをさせてしまっているのですから、まずはその不安を取り除いてあげることが大切です。
単身赴任を選択した理由をしっかり話し、事実を包み隠さず話してあげましょう。
家族の未来のために最善の選択なんだと伝え、離れていてもしっかりパパとコミュニケーションを取れる状況を作ってあげましょう。
単身赴任か小学校転校かはそれぞれの家庭の状況によって異なるため正解はないが…
我が家のように持ち家があれば単身赴任を選択するかもしれませんし、持ち家があって家族同伴を選んだとしても、家の管理をどうするかが問題になります。
妻の仕事も影響しますし、親が高齢であれば介護問題もでてきます。
生活費が二重になる負担、子供の性格、教育環境、問題をあげたらキリがありません。単身赴任によって夫婦関係も変わり、夫の浮気の心配も出てくるかもしれません。
単身赴任によって家族が離れることで心の距離もあいてしまい、それが離婚に至ってしまうケースも少なくありません。
単身赴任についてどの判断が正しいのか家族の数だけ答えはある
ただ1つ言えるのは、決断は家族で話し合って決めるということ。
夫の独断で決めてもいけませんし、夫婦でよく話し合うのはもちろん、子供の意見もよく聞くべきです。
子供が小学校低学年、幼稚園でも一緒に話し合うこと
小さくても子供も話し合いの場に加えてあげましょう。
どちらの結果にせよ、自分が話し合いの場にいたということだけで納得もできるはずです。
転校になっても単身赴任になってパパがいなくなっても、その後の過ごし方がきっと変わるはずです。