「転勤族です」と話した時に「転勤が多いと子供の学力に影響するから可哀想」と言われることがあります。
2~4年という短いスパンで転勤を繰り返すということは、そのたびに学校が変わるということ。
学校によって授業の進捗も違いますし、学力に影響が出るのは…と不安になるでしょう。
では、転勤族は子供の学力にどう影響するのでしょうか。
転勤族の子供の学力が高いという噂の真意とは?
転勤族だからといって子供の学力を低下させたくない、という親の気持ちが大きく影響しそうです。
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転勤族が抱える不安、それが子供の学力問題
転勤の辞令が出た時、家族で帯同するか単身赴任をするかで悩みますが、単身赴任を選択する一方で、家族一緒に転勤を繰り返す、いわゆる「転勤族」も多くいます。
私の子供達が通う学校にも転勤族がおり、2~3年という短いスパンで全国を転々とするご家庭もありました。
子供が小さいうちは学力の事をそんなに気にしませんが、学校へ通うとなるとやはり気になるのが子供の学力ではないでしょうか。
転勤で困惑する事とは?
学力の心配
授業の進捗状況は学校によって違いますし、都道府県によって特色や重要課題も異なります。
教科書も違いますし、当然学校の学力レベルも違うわけです。
前の学校の方が授業の進みが遅く、転校先の学力レベルが上で困ってしまうこともあるわけです。
お友達との関係の不安
また、子供の交友関係も一からリセットされますし、親の関わりも含めて色々面で影響が出てくるのです。
転校先がもし荒れている学校だったり、学級崩壊しているクラスだったらどうなるでしょうか。
学校によって宿題の量や学習の取り組み方も全然違いますし、色々な要因が重なることで、子供の勉強面の不安が浮上してくるのです。
転勤族だと子供の学力に問題が生じるのは本当なのか
転勤族である以上、何かしら子供の学力に支障が出るのは避けられない事実かもしれません。
学力の問題より、学校選びにも問題があるのでは?
転勤族が辞令を出された場合、まず最初に考えるのが転居先です。
家賃から考えることもあるでしょうし、職場からの距離で家を決めることもあると思います。
ですが、住居のことだけを考えて子供の学校のことを考えないと、子供の学力はもちろん、子供の学校生活にも多大な影響を与えてしまうからです。
住居だけを考え学校はどこでもいいいか、と安易に考えてしまうと、子供に全く合わない学校に通うことになり、子供はストレスを抱えて登校拒否になってしまう可能性もあるのです。
新興住宅地がたくさん建っているから安心、とは限りません。
昔ながらの考えた染み付いている土地もありますし、転校生を上手く受け入れないこともあります。
逆に転勤族の子供は学力がアップするという意見も、その真実とは
そのため私も転勤族のママと知り合う機会が多いのですが、一貫して思うのは、転勤族の子供は学力が高いということです。
小学校や中学校は義務教育であるにも関わらず、採用されている教科書が同じとは限りません。
同じ市内の学校でも、ゆっくり授業を進めているところもあれば、塾に通っていることを前提として進めている学校もあるなど、授業の進捗状況は全く違うわけです。
転勤族の親はそういったことを十分理解しているため、子供の教育に熱心になるのではないでしょうか。
さらに言えば、全国を転勤するような企業に務めているということは、その親達もそれなりの大学を出ていることがほとんどです。
そのため必然的に子供の勉強に熱心で、結果的に転勤族の子供は学力がアップするのではないでしょうか。
転勤族の子供は基礎学力を固めておくことが大切
先程から何度も触れていますが、学校によって教科書が変わる事も多く、転校するたびに教科書を一から揃えることも珍しくありません。
授業の進み方も違いますし、新しい学校で今まで習っていないところが出ることもありますし、逆に習ったことをまた学習することもあるわけです。
また先生によっても授業の進め方が違いますので、教科書の順番通りに進めないこともよくあります
学力に不安な時は塾へ通う
それでも小学校低学年くらいであれば、特に何か対策をしなくても学力を下げることなくついていけると思います。
問題は4年生あたりから
授業科目も増えますし学習量もアップしますので、もし学力に不安があるのであれば、学校外での教育が必要不可欠になるでしょう。
費用が高いですがその分しっかり学力も身に付くでしょう。
もちろん自己学習だけでしっかり学力が身に付く子供もいますので、机に向かって勉強する習慣を身につけることが一番大切ではないでしょうか。
いずれにしても、どんな事態でも臨機応変に対応できる応用力を、子ども自身が身に付けることが必要になるので、そのためにも、基礎学力を固めておくようにしましょう。
転勤族が悩む子供の学校選び、そのポイントとは
どこに住居を構えるかの条件の1つに、子供の学校があります。
義務教育のうちは学区内に通う必要があるため、住んだ場所によって学校が決定されてしまうのです。
「どこが良い学校ですか?」と聞いても、特定の学校だけを詳しく伝えることはできないため、「どこも良い学校ですよ」としか答えてくれません。
教えてくれる情報は、転勤族が多い学校かそうでないかぐらいではないでしょうか。
ただその情報だけじゃ不安だと思います。
転勤族、学区を選ぶ時のポイント
親の経済力と子供の学力の関係性が深いのは事実で、学力の高い学校は生活面でも落ちつている場合がほとんどです。
子供の教育に熱心になれるということは、親もある程度余裕のある生活をしているということです。そのため、もし荒れた感じがする街並みや一見して暗い感じがする場合は避けた方がいいでしょう。
子供の学力は母親次第という説は本当なのか
これまで転勤族による子供の学力の影響や対策、学校選びについて述べてきましたが、子供の学力は母親次第という話を耳にしたことあるのではないでしょうか。
学力が高い子供の家庭の特徴
そこには、母親が子供と接する時間が多く、自宅学習も親が付き添える環境だということかもしれません。
実際に名門中高一貫校に通っている生徒の約7割以上が、母親が専業主婦の家庭だったそうです。
そう考えると、転勤像のご家庭の場合、いつ転勤になるかわからないため母親は働きに出ることがないため専業主婦となります。
確かに今まで私が知り合ってきた転勤族のママ達も、みなさん専業主婦でした。
専業主婦として子供を向き合う時間も多いため、朝はきちんと起きる、朝ごはんをしっかり食べさせる、宿題を忘れないように注意する、夜はしっかり寝る、といった規則正しい生活を送りやすいのも理由かもしれません。
結局のところ、子供の学力は親の教育方針や家庭環境が大きく関わるのではないでしょうか。