転勤の辞令が出ても家庭の事情により、最初から単身赴任を選択しているご家庭も多いと思います。
ただ始めての単身赴任だと、何がどのくらい必要で、いつ辞令が出て、引越し費用や生活費がどのくらいかかるのかなど、色々わからないことも多いのではないでしょうか。
そこで今回は、単身赴任をする前に知っておきたい、あらゆる疑問についてお応えしたいと思います。
会社の手当や赴任先によって事情も変わってきますが、目安を知るだけでも心構えが違ってくると思います。是非参考にしてください。
スポンサーリンク
関連のおすすめ記事
スポンサーリンク
転勤なら単身赴任、辞令はどのくらい前に出るものなのかを調査
単身赴任の辞令の多くは、だいたい1ヶ月位前に口頭で受けることがほとんどです。
ただ会社によっては2週間前だったり、もっと早い人では1週間前や3日前ということもあるといいます。
実は、「単身赴任者には○日前に伝えなければならない」といった決まりがないため、会社都合でいつ内示が出るかはわからないのです。
内示はあくまでも内示なので、正式に決定するまでは周囲には黙っておいた方が懸命でしょう。
また、銀行など金融関係は、不正を防ぐ目的と人材育成から転勤も多く、年齢や家族の状況に関係なく頻繁に異動が命じられます。
職場での不正行為を防止するため、2週間前に発令されることがほとんどです。
単身赴任期間がどのくらいという目安がないのが実情
次に単身赴任の期間ですが、これも辞令の内示と同様はっきり決められてはいません。
約7割の方が4年以内という結果があることから、3~4年といったスパンで単身赴任期間を終える方が多いようです。
ただ注意したいのが、この期間を終えてすぐに自宅に戻れるかはわからないということ。
一年ほどの短期もあれば、トータルして20年という長期にわたって赴任することもあるわけです。
特に先程も触れた金融機関は、癒着や不正トラブルを防止するためにも、平均して3年毎に異動をします。
2週間前に辞令が出て、3年おきに異動を繰り返すわけですから、単身赴任家庭が多くなるのも納得です。
単身赴任期間は、企業の規模や制度によって異なるため、どのくらいの期間単身赴任をするかは正直言えません。
ただ会社の動向を見れば、おのずと単身赴任期間の目安も見えてくるのではないでしょうか。
企業側としっかりコミュニケーションを取り、単身赴任期間が今後どのくらい続くのかを夫婦、家族間で十分話し合うことが大切です。
それによって、家族で帯同することも検討すればいいのではないでしょうか。
単身赴任の準備はどのくらい前からするべきか、その心得とは
単身赴任の準備は、辞令が出て単身赴任を決めてすぐに行動をするのが一番です。
一般的に会社は引っ越しなどの準備期間を考慮して1ヶ月前に内示を行うので、この1ヶ月間で単身赴任に必要な手続き、引っ越しの準備をすることになります。
ただ当然会社によっては突然1~2周間前に伝えることもありますので、その期間内に準備を行うしかありません。
単身赴任の辞令の時期で多いのは春
賃貸物件を契約する際には様々な書類が必要になりますので、予めネットから必要な書類をチェックしておき、契約前に一通り揃えておくことで時間短縮にもなります。
それに加えて、必要な家電や家具を考えていく必要がありますが、もし単身赴任期間が1年と短期間であれば、家具家電をレンタルで済ませるのも方法の一つです。
初期費用を抑えることができ、単身赴任が終わった後の処分にも困りません。
単身赴任の引越し費用はどのくらい用意しておくと安心なのか
引っ越し費用についてですが、これは引っ越し業者や赴任先の距離によって値段が違うため、数社見積もりをお願いして検討するべきでしょう。
また、単身赴任で引っ越しをする場合、「単身向けパック」と「単身プラン」とがあります。
単身向けパック
他の依頼者の荷物と一緒に一つのコンテナボックスに積み込んで引っ越しをするタイプです。
トラックを貸し切るわけではないので、荷物が少ない人向けのプランになり料金も格安です。
単身プラン
距離や日程を加味して見積もりを行い、トラックを貸し切って引っ越しを行うタイプになります。
当然単身向けパックよりも料金は高くなりますすが、必要な荷物すべてを運んでもらえるメリットがあります。
具体的な費用についてですが、別の都道府県内への引っ越しで荷物が少ない単身者の場合で30,000円 〜 55,000円。
しかしこれはあくまでも繁忙期以外の引っ越しであり、3月~4月の繁忙期になると、通常期の+1~2万円程度上乗せされ、費用も47,000円 〜 80,000円と割高になります。
単身赴任の生活費は平均どのくらいなのか
生活費の目安ですが、家賃も含めて10~12万円程度。当然赴任先の地域にもよりますが、頑張り次第でお釣りがくる計算にはなると思います。
また単身赴任手当によっても生活費の目安が変わりますが、生活費でかさむのが食費です。食費をいかに節約するかが、生活費を抑えるポイントになります。
自炊によってかえって食費が高くなってしまうこともありますので、良心的な値段のお弁当屋さんを上手く利用したり、奥さんが作り置きおかずを作って持たせるなど、色々工夫しながら無理をしない程度に食費を節約していくと良いでしょう。
栄養バランスを無視した食事で身体を壊してしまっては元も子もありません。
余計な飲み会や外食を極力減らし、夫婦で協力して節約を意識すると良いでしょう。
買い物一つにしても、コンビニで缶コーヒーを買うより大型スーパーで買う方が断然安く済みます。
「塵も積もれば山となる」ということを教訓として覚えておきましょう。
単身赴任の不安を取り除くには
単身赴任前は、何にどのくらいお金がかかるのか、どのくらい予算を決めておけばいいのかなど、全体像が見えないため不安だけが大きくなりがちです。
もちろん人によって単身赴任手当や初期費用が異なりますが、目安を知っておくだけでも心構えが違うのではないでしょうか。
単身赴任による不安は色々出てきますが、不安だけにとらわれず、前向きに捉えていってほしいと思います。