妊娠、出産を機に育休を取り、職場復帰をと考えている矢先に夫が単身赴任になったら。単身赴任はとにかくお金がかかるものですし、なんとか子どもを保育園に入れないと…と焦ってしまうのではないでしょうか。
単身赴任家庭の保育園、保育先について色々考えてみました。
優先順位やいざという時の子どもの預け先など、知っておきたい情報が満載です。
夫が単身赴任となると、家事育児の負担が全て妻に降り掛かってきます。
仕事との両立に悩む時がきますが、1人で頑張りすぎず周囲に甘えて協力してもらうことも必要です。
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単身赴任家庭は保育園入園の際の優先度が高くなり有利にはなる
育休後の妻の職場復帰に備え、夫婦協力して家庭を守っていこうとしていた矢先に、夫の単身赴任が決まったら。
家族が一緒にいるのが一番です。
それは理解していても、妻も働いている場合はそう簡単に一緒についていくことができませんし、やむを得ず単身赴任を選択するのではないでしょうか。
そうなると、なんとしてでも子どもを保育園に入れる必要がありますが、単身赴任家庭の場合、無条件に点数が加算されるため保育園に入りやすくなることがわかっています。
保護者のどちらかが単身赴任の場合、保育園入園のアピールポイントになる
保育園入園の際には、保護者の就労状況が重要になりますが、単身赴任の場合は国外で8点、国内でも6点が無条件で加算されます。
入園の申し込みの夫の備考欄に「単身赴任中」と書くといいでしょう。
保育園よりも市役所へアピールすることで通りやすくなる
詳しい加点状況や基準などは自治体によって違いますので、まずはこれらのことを踏まえて保育園入園に向けて動きましょう。
単身赴任の共働き家庭は保育園の入園申し込みの際に、子どもの預け先がなく困っていることを正しく書いて伝えることが重要
夫が単身赴任と決まったら、なんとしてでも子どもを保育園に入れなければなりません。
保育園に入園させるために、巷では色々な情報が飛び交っています。
裏技なども出回り、それが真実かどうかがわからないまま、それを正しいと判断して実践する人もいるくらいなんとか保育園に入れようと皆さん必死で保活を頑張っています。
夫が単身赴任…。激戦区の保育園を勝ち抜くためには
夫が単身赴任となる今、これから安心して子どもを預ける場所があるのか、保育園へ通わせることができるのかと不安感でいっぱいだと思います。
保育園へ子どもを入園させるために一番なにが大事か。それは「保育に困っている現状を正しく書いて訴える」ことです。
審査側は子どもをなぜ保育園に預けたいのか、その「理由」を求めています。
保育園は、保育が困難な保護者の子どもを「預かる」場であり教育が目的ではないので、保育困難で保育環境が必要な家庭を優先させるのです。
単身赴任家庭はその点で有利なことが多いです。
噂やネットの裏技に惑わされないことが大切
嘆願書をつければ優先されやすくなる、一つの園だけ書いて入園希望がより強いことをアピールするといった話もありますが、それらを真に受けて実践するのは危険ですし、避けた方がいいでしょう。
嘆願書が効果的なこともあるかもしれませんが、どうしてもこの保育園に入りたい!といっただけの希望を訴えるよりも、共働きな上に夫が単身赴任で「実家に頼れない(遠方、病気や介護など)」「頼れる親族が近くにいない」など、具体的な内容を伝えた方がよりアピールに繋がります。
いずれにしても、書類に不備がないようにすることが大切です。提出する前にしっかりチェックしましょう。
単身赴任で保育園に入りやすくなるが、減額制度がない自治体が多いため節約は必要になるかも。ただ無理は禁物
やっと保育園に入園できても、夫婦共働きで世帯収入が高い場合、保育料も高額になります。
加えて夫が単身赴任中となると、二重生活による生活費の負担が大きくなるのは目に見えています。
これだけ家計負担が大きければ減額制度があるのでは?と考えてしまいますが、単身赴任家庭による保育料の減額制度がない自治体がほとんどで、単身赴任で子どもと住所が違っていても、扶養している以上生計は同一だと捉えている自治体が多いのが現状です。
夫が単身赴任中の今、妻であるあなたは仕事に家事育児と、働きながら1人で全てを行うことになります。
節約に貯蓄に保育園の送迎、子どものお世話と頑張りたい気持ちももちろんわかりますが、目標を持って頑張り過ぎてしまうと、あなた自身がパンクしてしまいます。
教育資金を貯めることで、将来子どもの希望を叶えさせてあげることにもなりますが、今は貯め時じゃないと割り切って、ストレスを溜めない生活を送ることも大切ではないでしょうか。
単身赴任の共働き夫婦、子どもの急な熱によるお迎えはどう対処すべきか
夫が単身赴任中の共働きで一番困ること。それが、保育園からの子どもの急な発熱によるお迎え要請です。
保育園では、子どもの熱が37.5度になるとすぐに電話がきます。
37.5度がボーダーラインなのですが、仕事が忙しいと「37.5度ならもう少し様子を見て預かってほしい」というのが本音ではないでしょうか。
その気持もわからなくはありませんが、保育園は37.5度以上になると預かってはくれません。
自治体のファミリーサポートを活用しては
もし小学生以上の子どもがいたとしても、兄弟姉妹に頼むことはできません。
大人でも保護者の友達では家族ではないので引き渡しは不可能ですし、結局は母親が仕事を中断して迎えに行くしかなくなります。
ではどうすればいいのか。
事前登録が必要で有料ですが、いざという時に頼りになるとは思います。
保育園のお迎え、そこから習い事への送迎など、自宅外活動にも対応してくれます。
契約内容や料金は自治体によって異なりますので、実際に預かってくれるかどうかをまず確認すると安心でしょう。
勤め先にも理解を求めておこう
基本的には職場の理解も必要です。
熱を出した子どもは、誰よりも母親であるあなたに迎えに来てほしいと保育園で待っています。職場復帰する際は、会社の協力を得られるようにしておくことも大切ではないでしょうか。
いざという時すぐにかけつけられるよう、普段から真面目に仕事に取り組む姿勢を見せることも大切でしょう。
単身赴任中の育児、仕事と保育園と上手く両立させるには
仕事に家事育児。夫が不在の中、1人で全てを両立させるのはとても大変なことです。
つい子どもにイライラして当たってしまうこともあると思います。
仕事で忙しい時に子どもの急な発熱で仕事を早退したり休まなければならないなど、何もかもが上手くいかなくなるかもしれません。
自分ばかりが忙しくて、単身赴任をしている夫は気楽でいいわねとも思うでしょう。
全てが上手くいくよう両立させたい!と思うかもしれませんが、仕事と家庭の両立に成功している人はほんの一握りではないでしょうか。
共働きでも夫が側にいて、いざという時に頼れる身内が近くにいる。介護問題もなく、夫も子育てのために休むことができるなど夫婦の協力体制が取れている。
そういった状況であればきっと問題なく全てを両立させることができるでしょう。
でも理想と現実は違います。
両立なんてできなくてもいいのです。
家族が健康で、子どもが笑顔で暮らせることを第一に考えればいいのです。
ただ時には自分だけの自分も作りましょう。
できて当たり前と思うのではなく、頼れるところは周囲に頼っていいのです。
単身赴任家庭でどうしても認可保育園が見つからない場合は認証保育園を選ぶのも方法の一つ
国が定めた基準を満たしたのが「認可保育園」であり、当然保護者は認可保育園へ入園させようと何年も前から保活をするのです。
点数が高く保育園の空きが十分であれば問題なく入園できると思いますが、激戦区の場合はそう簡単にはいきません。
単身赴任でも、認可保育園に入園できない可能性もあるのです。
抽選でもれた時に一番に考えるのが、無認可保育園ではないでしょうか。
保護者の就労に関係なく入所ができ、延長保育なども行ってくれます。
ただ難点が保育料が高額なことが多いため、認可保育園へ通うよりもさらに家計が圧迫する可能性があります。
そこでもう一つ預け先として抑えておきたいのが、認証保育園です。
行政のチェックをしっかり受けるため、全く認証を受けていない無認可保育園よりも運営が安定しています。
行政の支援を受けながら、独自の保育を運営している認証保育園は、認可保育園と無認可保育園のメリットをかね揃えているとも言えます。
ただ、行政の認可を受けていないため、園庭がなかったり、施設自体の面積が狭いといったデメリットもあります。
待機児童の多い地域の場合、認証保育園に入ることさえ難しいこともありますので、できるだけ情報を仕入れて、認可保育園と併せて認証保育園も視野にいれるといいでしょう。
子どもを保育園に入園させたい場合は、これまで説明してきたように、どれだけ困っているかを行政側にアピールすることが大切です。
保育園問題はこれまでも社会問題の一つとしてクローズアップされてきましたが、その問題が解決されないまま今に至っています。
そのため、なんとか保育園に入れようと嘘の情報を書いて入園させる保護者もいるようです。
そういったモラルの低い親にはならないことも大切なことではないでしょうか。