「家族会議」と言っても、子供とスマホをどうするかといった問題から、親族が集まっての介護問題や遺産相続などの難しい問題まで、議題にする内容によっても進め方が変わってくると思います。
いずれにしても、普段から気軽に家族会議を行っている家庭は、何か問題が出た時に自分の意見や考えを伝えることができるため、1人で問題を抱えたり不満を溜め込まずに済みます。
あなたのご家庭は家族会議をしていますか?
家族会議の進め方やうまくいくコツ、家族会議の重要性についてお伝えしたいと思います。
スポンサーリンク
関連のおすすめ記事
-
-
育児と仕事大変なのはどっちも一緒!育児と仕事を両立させる方法
育児と仕事。人によって意見は違うと思いますが、大変なのはどちらも同じではないでしょうか。 共働...
-
-
転勤族が子供の学力に及ぼす影響や学校選び、母親の役割について
「転勤族です」と話した時に「転勤が多いと子供の学力に影響するから可哀想」と言われることがあります。 ...
スポンサーリンク
子供を交えての家族会議の進め方、話し合いに適した場所とは
家族会議と聞くと、会社の会議のように重苦しいイメージを抱いてしまいませんか?
もちろん議題とするテーマによっては家族が真剣に向き合い話し合うことが必要とされるため、それに適した場所を選ぶ必要があると思います。
ただ普段から定期的に家族会議を行い、家族で意見を出し合う場合、テーマとしては家族旅行や引っ越し、子供のスマホ問題といった、家族に関する行事やルールを決めるときではないでしょうか。
テーマによって話し合いの場を変えることが大切
今まで家族会議を行ってきた中で一番重いテーマだったのが「夫の単身赴任について」です。
当時子供たちはまだ小さく、上は小学1年生、下は幼稚園児でした。
夫の単身赴任を決断する前は、家族で引っ越すことも考えていたため、私達夫婦は子供の意見も尊重しようと話し合う場を設けました。家族会議の始まりです。
家族会議は、家族が集まりやすい、子供たちも大好きなリビングのソファに座って話し合うことにしました。テーマがテーマだったので、できるだけリラックスできるようにしたかったからです。
テーマによって話し合う場を変えることでお互い本音を言いやすくなる
家族会議をする時は進行役を1人にすること
家族会議をする時に大切なこと、それが進行役を1人にすることです。
進行役が1人なのは、それぞれ思いのままに意見を述べ、話し合いが進まなくなることを防ぐため
我が家が引っ越しか単身赴任かを家族会議で話し合った時は、夫が進行役になり、私がそれをサポートする形で進めていきました。
説明した後に、2人はどうしたいか改めて意見を求めたのですが、2人とも「絶対に引っ越すのは嫌だ」「友達と離れたくない」など、意見をぶつけてきました。
子供自身が進行役になっても良い
家族会議をする場合、進行役は父親か母親のどちらかになるとは思いますが、テーマや子供の年齢によっては、子供自身が進行役になってもいいと思います。
例えば子供がスマホを持ちたいと言い出した時は、それこそ子供が進行役となり、どれだけスマホを持ちたいかを親にプレゼンテーションしても面白いのではないでしょうか。
子供に進行役をしてもらい、スマホをどうするか、スマホを持った時のルールなどをテーマに、近々家族会議を開こうと考えています。
家族会議の場ではそれぞれの意見を尊重し、最後まで話を聞くことが大切
話し合いが始まりそれぞれ意見が述べられますが、その話しの最中に疑問が生じて、「それは違うと思う」「なぜそんなことを言うの?」とつい口を挟みたくなる時があります。
話を最後まで聞かずに口を挟むとトラブルになる
お互い感情的になってしまい、最終的には「どうせ話し合ったって聞いてもらえない」「家族会議の意味がない」となってしまいます。
家族会議は、家族内で相談したいことをテーマに、それぞれ意見を募って話し合い、妥協点を見つけることが大切ではないでしょうか。
家族会議は、勝ち負けを決める場ではないのです。
そのためにも、子供に「スマホが欲しい」と言われ家族会議を開いた時は、子供の意見も尊重し、なぜスマホが欲しいのかを最後まで聞く姿勢も大切なのではないでしょうか。
結論を出そうと急がないこと、これも家族会議の進め方で重要なポイント
テーマによっては、一度の家族会議だけで話がまとまらないこともあります。
家族旅行や休日の過ごし方などの楽しいテーマは、結論も出やすく、他の意見を尊重しやすいですが、子供のスマホ問題に関しては家族会議が難航しそうなテーマですし、親子で意見が対立し、結論がなかなか出ないことが予想されます。
1~2年ほど前、クラスでスマホを持つお友達がチラホラ出てきた時にも、子供からスマホを持ちたいとお願いされたことがありました。
今ほどスマホ熱があったわけでなく、「いいな、欲しいな」程度だったので、その時は夫も交えて「まだスマホは早い」と伝えると納得してくれました。
ただこれで結論が出たわけではなく、子供は今はまだ早いけど高学年になったらスマホを手に入れたいと思い続けていたので、今になってまたスマホ問題が勃発しているわけです。
家族会議でルールを決める時は、その日話し合った内容をノートに書き留める
家族会議は毎回開くわけではありませんし、テーマも毎回同じとは限りません。
以前同じテーマで話し合って決めたことでも、次に話し合った時に「そんなこと言った?」と言った言わないで話が進まなくなってしまう可能性もあります。
スマホ問題の家族会議はこれからですが、以前子供とお小遣いについて家族会議を開いた時は、お小遣いの使い道や管理についてのルールを決めました。
- お小遣い帳は必ずつけること
- お友達にお金を渡したりおごったりしないこと
- お金を保管する場所を決め、大切に扱うこと
- ルールを破った時はお小遣いを減額、もしくはその月はお小遣いを停止することもあること
などのルールを子供と話し合いましたが、この時の話し合いをノートに書き留め、子供のお小遣い帳のメモ欄にも書いてもらいました。
そうすることで、お互い納得しながら毎月お小遣いを渡すことができていると思います。
もちろんこれから開くスマホ問題の家族会議の時も、子供とスマホの使い方について約束やルールを決める際には、ノートに書き留めようと思っています。
普段から定期的に家族会議を開くことで、家族間で大きな問題が生じた時にも話し合いがしやすくなる
家族会議のような話し合いはあったのかもしれませんが、どちらかと言えば何気ない会話の中でフワッと決めていたように思います。
なので、当然子供の頃の私は不満が色々あり、それを親に伝えることなく過ごしてきましたが、それが普通だと思っていました。
子供の頃家族会議を開いていた方はどのくらいいるでしょうか。
恐らく少ないのではないかと思います。
昔は親の意見が絶対で、子供はそれに従うのが正解だという時代背景も影響しているのかもしれません。
ただ大人になってから感じるのは、例えば親の介護問題に直面した時に、家族会議を行うのがなんだか照れくさく、率直な意見が言えない場面も多々あったということ。
実際は意見を聞き入れてくれるのかもしれませんが、そこまで辿り着かないのです。
家族会議を開くメリット
家族で顔を合わせる機会が増えることで、自然とコミュニケーションも取りやすくなります。
思春期の子供に家族会議を提案して拒否されるかもしれませんが、無理強いはせずに、5分でも10分でも話し合える場を少しでも設けることができれば成功だと思っています。
家族会議は子供にとって必ずいい経験となる
日本人は自分の意見や感情を表現しずらく、周りに合わせる傾向が強いと思います。
協調性も大切ですが、それだけだと個性が埋もれ、自分の意見が言えない大人へと成長してしまうのではないでしょうか。
最終的な決定権は親であることは間違いありません。
ただ子供の意見も聞かずに親の要望を押し付けてしまうのではなく、家族会議を設けて意見を出し合い、納得した上で結論を出す方が良い結果を生むのではないでしょうか。
その日の出来事など他愛のないテーマでいいので、自然に家族会議が開かれるよう日頃から家族会議を開いてみませんか?