生きている以上、いくつになっても人間関係の悩みはつきませんが、特に学校という狭い世界で人間関係に悩むと、子供は視野が狭い分一気に孤立を深めてしまいます。
親としてそんな子供を見るのはとても辛いものですが、では、親はどう関わるべきなのでしょうか。子供が人間関係で悩まないためにはどうすればいいのでしょうか。
そんなの綺麗ごとでしょ?とは思わないでください。
子供に自信を付けるためには親も変わる覚悟が必要だということを、私も含め親たちは考える必要があると実感しています。
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人間関係に悩み学校へ行くのが辛くなる子供たち。小学校~中学校までは特にうまくいかない時期でもある
見ていて本当に胸が痛くなりますし、これがもし我が子だったら…と自分のことに置き換え考えさせられる出来事だらけです。
子供の身近な問題で一番気になるのが、友達とのトラブル
人間関係で悩み学校へ行くのが辛くなってしまったり、思い悩んで尊い命を自ら絶ってしまったり。
何年経ってもいくつになっても、生きている以上人間関係の悩みは尽きないものですが、学校という狭い社会の中に置かれた子供たちは、大人が思う以上に心を痛め、悩み苦しんでしまうことだろうと思います。
来年から中学校へ進学する子供を持つ私も、当然子供の人間関係が気になりますし、これまでも親子で悩んできました。
楽しく学校へ通ってほしい、良い友達に巡り合ってほしい、親なら誰もが願うことではないでしょうか。人間関係で悩む子供に対して親はどう関わるべきなのか。一緒に考えていきましょう。
学校の人間関係が気になっても、無理に聞き出そうをするべきではない
一度トラブルを経験すると、また何か問題が起きるのではないか、悩んでいないだろうかと親は気になってしまいます。
子供に
「今日はどうだった?」
「楽しく過ごせた?」
「休み時間何をしたの?」
と聞きたくなりますが、無理に聞き出そうとするのはよくありません。
子供から状況を詳しく聞きたい!という気持ちは私も同じです。
親は、いつでも相談できるような雰囲気を作り出すことの方が大切
相談された時はとにかく最後まで話を聞き、子供から「どうしたらいい?」と相談された時にだけ簡潔にアドバイスするだけでいいのではないでしょうか。
子供も親に話すことで頭の中が整理され、これからどうすればいいのか考えるきっかけにもなります。
子供を見ていて歯がゆくなることもありますが、学校は社会性を学ぶ場であることを念頭に、根掘り葉掘り話を無理に聞き出そうとしないことも必要ではないでしょうか。
学校の人間関係に親は介入しすぎないことが大切?ならどこまで介入していいのかそのラインは
「学校の人間関係に親は介入しすぎないことが大切」とよく見聞きします。
親の介入が良くない理由
実際に親同士を巻き込んだトラブルを私は聞いたことがあります。
子供には子供の世界があり、親は全てを知ることは不可能
それに子供は自分の良いように解釈して話しますので、我が子の話だけを鵜呑みにするのは危険です。
でも、学校から帰った子供が暗く悲しんでいると親は心配になりますし、どうにかして助けてあげたいと思ってしまうものです。
しかし、子供が悩み辛そうであれば、担任の先生に今置かれている状況をそのまま伝えてもいいのではないでしょうか。
子供には先生に伝えてもいいか許可をもらった上で、電話でも連絡帳でもいいので、トラブルになっている相手の子を批判するような言い方はせずに、困りごとや子供の様子を伝えてもいいのではないかと思います。
それこそ余計なトラブルを招いてしまうだけです。
学校の人間関係は変わりやすいこと、子供が持って生まれた性格も大きいことを忘れずにいよう
夫婦でよく「足して2で割ったらちょうどいいのにね」と話してしまうくらい真逆の性格なのですが、学校の人間関係も見ていて全く違います。
上の子は家で本を読んだりゲームをするなど家遊びが好きなので、成長と共に外遊びが中心のお友達よりも、一緒にファッション雑誌を眺めるようなお友達と遊ぶようになりました。対して下の子は外遊びが今でも大好きなので、とにかく遊びに誘われたら何が何でも行くというタイプです。
子供の性格を尊重する
私の子供に限らず、子供には持って生まれた性格がありますので、それを見極めた上で親としてできることを改めて考えることも必要だと感じています。
子供も中学年以降になると、価値観が合う子同士がくっつくようになります。
誰と過ごしたいかは、子供自身が決めること
ただ大人は自分で環境を変えることができますが、子供はそうはいきません。
しかし子供は友達関係も変化しやすく、昨日と今日とで関係性がガラッと変わることもよくあります。
1人でいる力を身に付ければ自然と学校の人間関係も良くなる
特に女の子に多いですが、年齢が上がるについてグループ行動をし、一緒にトイレに行ったり遊ぶなど、グループでいることで安心感を得ます。
もちろんそれら全てが悪いわけではありませんし、親としても仲がいいお友達がいて嬉しい気持ちになりますが、そこには危険も潜んでいることを忘れてはいけません。
子供たちの複雑な人間関係
外からみて仲良しグループに見えても、そこで上下関係が生まれることもあり、本当は嫌なことでもグループにいることで嫌と言えない状況に置かれている可能性もあるのです。
グループから外されたくない気持ちが強い
ここで自分が嫌と言えばグループから外されてしまうのでは…と思い込み、言いたいことも言えないまま過ごし、友達に依存した結果、思わぬトラブルに巻き込まれてしまうかもしれません。
子供も小学校高学年くらいになると、1人でいることが恥ずかしいことだと感じてしまうことがあります。
しかし、友達と一緒に行動し、協力し合うことが大切なように、1人でいる力を身に付けることも同じくらい大切なことなのです。
1人でいれる心の強さを子供に持たせるために親としてできること
では、子供が1人でいても大丈夫と思えるような心の強さをもつために、親としてどう行動すべきなのでしょうか。
子供の性格を変えることは難しい
子供自身が「よし!明日から性格を変えよう」とはなりませんし、親が子供の性格を変えることはできません。
であれば、親が変わるしか方法はないのではないでしょうか。
子供の頑張りは”認めて褒める”
子供は、親から愛されていると実感することで、自分は必要な存在なんだ、大切にされているんだと感じます。
それが自信に繋がり、1人でいられる心の強さを持てるようになるのです。
同級生や兄弟姉妹と比べるのはもっての外です。
子供が熱中する何かを見つけ、伸ばしてあげることも親としてできることの1つ
私の子供は絵を描くことが好きで、アニメのキャラクターもよく描いています。
日々どうすれば上手く描けるか研究を重ねていますが、その集中力は本当に眼を見張るほどです。完成した絵をプレゼントしてくれることもあるので、手帳に入れて大切に保管すると、それを見た子供は嬉しそうですし、もっと良い絵を描こうと頑張ります。
それによって自己肯定感を高めることができるのです。
人間関係の悩みを解決できる子供に育てば、人生の岐路に立った時も迷うことがない
学校の悩みは尽きませんが、まだまだ続く長い人生の中には、決断しなければならない出来事がたくさん待ち受けています。
進路や就活だけでなく、恋愛や結婚にも言えることではないでしょうか。
子供にはそんな大人になってほしくありませんし、自立した大人に成長してほしいと願ってやみません。
あなたもそう思いませんか?