小学生のうちからお小遣いを渡し、子ども自身に管理させていたご家庭も多いと思います。
我が家も小学3年生からお小遣い制度をスタートさせ、お小遣いをどう使おうが一切口出しせず見守ってきましたが、中学生になり、今後は貯金についてもしっかり教えていく必要があると思っています。
そこで今回は、中学生のうちだからこそ教えたい、貯金の大切さと貯め方のコツについてご紹介したいと思います。
これを機会に、ぜひご家庭で話し合ってみてはいかがでしょうか。
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中学生のうちからしっかり貯金について話し合うことが大切
子供にお小遣いを渡してから、これまでその用途についてあまり口出ししなかった私ですが、最近は好きなアニメグッズを買い漁ったりすることが増え、「お金使いすぎたー」という声を耳にすることが多くなりました。
お小遣いの範囲内で買っているので問題はないかもしれませんが、「そろそろ貯金も必要じゃない?」と思うように。
でもやみくもに
「貯金しなさい!」
「無駄遣いはやめなさい!」
といっても、中学生の心には響きません。だって”今”欲しいものがあるのですから。
貯金が大切なのは明確ですし、今から計画的に貯金できるよう勉強することが必要なのですが、ただ言葉だけで「貯金しなさい」「無駄遣いはやめなさい」というのではなく、なぜ貯金が必要なのか、貯金することでどんなメリットがあるのかを話し合うことが大切なのではないでしょうか。
それに加えて、貯金だけが全てではないこと、貯金した上で自分への投資も必要なことを話し合うことも必要だと思っています。
中学生になったら貯金の”目的”について一緒に考え話し合おう
中学生は”今”しか目に入りません。だからこそ今手元にあるお金を後先考えずに使い切ってしまうわけですが、中学生のうちからなぜ貯金するのか、その”目的”についても一緒に考え、話し合うことが大切ではないでしょうか。
■貯金する目的を考える
貯金には
・目的のために貯めるお金
・将来使うときのために貯めるお金
の2種類あります。
目的のために貯めるお金は、目標金額も設定しやすいので比較的貯めやすいと思います。「〇〇を買うために毎月〇〇円貯めよう」とモチベーションも保ちやすいでしょう。
一方、将来使うときのために貯めるお金、いわゆる”用途がはっきりしないまま貯めるお金”は、いくら貯めるべきか設定しづらく、貯め方をしっかり考えないと、気付いたら使ってしまった…となりがちです。
私が貯金する上で大切にして欲しいのは、「将来使うときのために貯めるお金」です。
欲しいものをお小遣いで買うのはいいですが、「貯金しておいてよかった」と思えるときがいつかきっときます。その時に備えて、今からストックすべき貯金にも目を向けてほしいのです。
私は実体験を交えて、よく子供たちには貯金について話すようにしています。
実体験を基に話すからこそリアリティがあり、中学生の子供も「たしかに」と話に耳を傾けてくれます。
あなたもぜひ実体験を交えて、子供と貯金について話し合ってみてはいかがでしょうか。
コツコツ貯めることは大切、貯金する習慣は中学生のうちから
コツコツ貯める習慣がないと、大人になってから苦労することが多いと思います。
特に社会人になり、お給料の範囲内で生活をしなければならなくなったとき、貯金する習慣がないと、手元のお金を使い切ってしまう、その日暮らししかできない大人になってしまいます。
失業したとき、最低でも3ヶ月暮らせるだけの貯蓄が必要だと言います。また、引越しをしたくても、資金がなければ引越しもできません。
子供が将来社会を生き抜くためにも、お金の管理は今のうちから身につけることが大切ですし、親として教えていく必要があるのではないでしょうか。
■続けるうちにハマってしまう、500円玉貯金
私がもう十数年続けているのがこ「500円玉貯金」です。
お気に入りの貯金箱に貯めていくのですが、一時期はゲーム感覚で、買い物する際に逆算して500円玉のお釣りがくるようにまでしていたくらいでした。今は夜お財布を整理するときに500円玉があったら入れるという位のゆるい感覚で行っています。
500円玉貯金は気が付くと結構貯まるものなので、子供にもおすすめしたい貯金方法です。
■通帳の残高で貯める楽しさを知る
我が家はお年玉をもらったら、使いたい分だけを抜き、残りのお金は子供名義の口座に入金するようにしています。せっかく口座があるのですから、これを上手く活用する手はありません。
お小遣いは多くはないので、その中から先取り貯金をするのは難しい面がありますが、少しでも手元に残ったら封筒や貯金箱へ入れ、ある程度貯まったら口座へ入れてしまう小銭貯金のようなものを試しています。簡単に引き出せない口座へ入金してしまうことで、残高が増えてモチベーションアップにも繋がり、視覚的に見やすくすることで貯金意欲も高まります。
一日の貯金額がわずかでも、コツコツ貯めれば数千円、数万円になります。
コツコツ貯めることの大切さもしっかり伝えていきたいところです
金は天下の回りもの?”生きるお金”も大事
貯金はとても大切なことですが、一方で私は貯金さえすればいいとは思っていません。
それは、
「お金は賢く使うからこそ価値があり、それが生きるお金となって自分の価値にも繋がる」
からです。また、お金を使うからこそ得られる充実感、満足感を体験することも必要だと思っています。
■誰かのために使う、愛あるお金の使い方
自分が欲しい物を手に入れるためだけにお小遣いを使うのではなく、例えば家族やお友達の誕生日、旅行の際のお土産など、誰かのためを思って使う”愛あるお金”も大切なことではないでしょうか。見栄や欲求のためだけに使うよりもずっと価値がありますし、人を幸せにするお金は、自分自身をも幸せにするに違いありません。
■本は自分を成長させるための投資
我が家は家族みんな本が好きです。夫も私も昔から本好きで、その本の多さから家を建てる時、本専用の部屋”書庫”を作ったほどです。
我が家は勉強に関する本などは親が買い、子供たちが趣味で読みたい小説や漫画などはお小遣いから買うルールになっています。
学校でも読書習慣を設けるように、以前から読書の大切さは言われてきたことですが、生まれた時から本の囲まれた生活をしている子供たちは本が好きですし、本を買うことは自分への投資であり”生きるお金”に繋がります。本は想像力を働かせ、心を豊かにすると私は実感しています。
中学生のうちからお金と向き合い、上手く付き合っていく術を学んでいきたいところです。
まとめ
中学生のうちに教えたい貯金の大切さと貯め方のコツについて述べてきました。
お金の教育は必要ですし、貯金の大切さはもちろん、使い方までしっかり伝えておきたいところです。
それも親が子へ残せる大きな財産とも言えるのではないでしょうか。
我が家もまだまだ伝えきれていませんが、これからもしっかりお金については教育していこうと思っています。
あなたもこれを機会に、子供と貯金やお金について話し合ってみませんか?