反抗期の子供の口癖とも言っていいのが「うざい」という言葉です。
あなたもかつて親に対してこの「うざい」という言葉を使ったことあるのではないでしょうか。
親の立場になってから「うざい」という子供の言葉に傷つき、戸惑ってしまうのですが、では、親は「うざい」という子供に対してどう接するすべきなのでしょうか。
コミュニケーションを図るには?
見守るしかないと言われても、親だってついカッとしてしまうもの。
「うざい」はスルーするのが一番ですが、怒るべき時にしっかり怒れる親になるよう心掛けることも必要ではないでしょうか。
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中学生の子供の口から「うざい」という言葉が出れば立派な反抗期
小学生の頃は親の言うことを素直に聞いていたのに、中学生になると反抗的な態度ばかり…と嘆いていている保護者の方も多いと思います。
「うざい」という言葉が出れば立派な反抗期
反抗期を迎えた中学生の特徴のひとつに「うざい」といった暴言を吐くというのがあります。
ちょっと成績のことを聞こうものなら「うざい」のオンパレード。
昔が素直だっただけにショックも大きいと思いますが、反抗期が訪れたと思って諦めるしかありません。
中学生になると体の成長と共に親離れをしていくわけですが、思春期頃は体の成長に心が追いつかず、気持ちが不安定になるためつい反抗的な態度を取ってしまいます。
では、何かにつけて「うざい」と言う反抗期の子供とはどう接していくべきなのでしょうか。
反抗期の子供の「うざい」にはスルーが一番
「うざい」と言われて落ち込んでしまう保護者の方もいるようですが、落ち込んだところで何も解決しませんし、かといって子供とぶつかっても良い結果は生まれません。
反抗的な態度の子供とは同じ土俵には上がらないこと
不安や戸惑いからイライラしやすく、親に対して反抗的な態度をとってしまいますが、反抗期はいつまでも続くわけではありません。
いつかは落ち着くので、それまで親は見守るしかないのが現実です。
そこで「もう知らないから」「好きにしなさい!」などと言ってしまうと、子供はますます反抗的になるだけですし、必要最低限のコミュニケーションを取ることさえ難しくなってしまいます。
「うざい」という気持ちを受け止め、その言葉だけを拾わずに、スルーする術を身に付けることも必要ではないでしょうか。
注意したいのが、一部の子供にはスルーも通用しないということ。
子供の性格や家庭環境によっては、しっかり子供と向き合うことが必要な場合もありますので、ケースバイケース、何もせずにただ見守っても意味をもたないこともあるということも知っておくべきだと思います。
反抗期の子供に「うざい」と言われ我慢できない時の対処法
スルーが一番とはいえ、時と場合によってはスルーできない場面も当然出てきます。
口を出したくなる時もありますし、親の考えをぶつけたくなる時もあります。
そこで考えたいのが、親としてどこまで許せるかラインを決めておくことです。
怒るべき時にしっかり怒れる親になることが大切
怒りにまかせて頭ごなしに怒るのは簡単ですが、反抗期の子供には逆効果でしかありません。
親だって心の余裕がない時に子供から「うざい」なんて言葉をかけられてしまうと、いつもはスルーできても、その日ばかりは激しく怒ってしまうことだってあると思います。
怒るべき時にしっかり怒れる親になるためには、どこまで許せるか怒るラインを決めておくことが大切です。
ポイントは怒るラインを少し高めに設定しておくこと。
許容範囲を設けることでお互いストレスを溜めず、些細なことで激しく怒ってしまうことも少なくなります。
親は理想を抱かず、子供には一貫した態度を示すことが大切
子育てはうまくいかないもの
マニュアルなんてありませんし、子供の性格や家庭環境によっても状況は変わってきます。
親は理想とする子育てを目指し、「〇〇しなければならない」「〇〇であってほしい」と子供に押し付けてしまいますが、それに固執してしまうと、そのレールから外れただけで怒りが沸き起こってしまいます。
反抗期の子供には、子供扱いをしてもいけませんし、かといって完全に大人扱いするのも無理が生じます。
親だって間違うことがありますし、子供の主張にも一理あるなと感じた時は、素直に認めることも必要だと思います。
最優先すべきは子供が危険に遭わないこと
最近はSNSによる未成年の事件も多発していますので、子供に危険が及ばない限りは、子供には愛情を示した上で、ある程度信頼することも必要ではないでしょうか。
あなたは大丈夫?反抗期の子供が感じる、うざい親の特徴とセリフ
恋愛や友達関係に口出しする
恋愛や友達関係は親として気になる要素ですが、子供の人間関係に対して口を出してしまうのはうざがられるだけですし、ここで信頼関係が崩れてしまうと、親子間で大きな溝を作る原因にもなるので注意が必要です。
中学生になると学校であった出来事を親に話すことも少なくなるので、親としては心配で仕方がないかもしれませんが、人を見た目や環境、周囲の噂だけで判断し、
- 「あの子とお友達なの?大丈夫?」
- 「男の子と帰っていたようだけど付き合ってるの?」
- 「最近仲良くしているお友達の親はどこで働いてる方なの?」
など根掘り葉掘り、まるで品定めするように聞くのは大人でさえうざいものなのでやめましょう。
周囲、兄弟姉妹と比較する言動
例えば子供から「ゲームが欲しい。持っていないのはうちだけ」と言われた時には「よそはよそ、うちはうち」と否定するのに、「〇〇さんとこの子はよく勉強ができるのに、どうしてあなたは…」「お兄ちゃんは言われなくても自分から勉強したのに…」と、比較する言動を親が無意識にしてしまうと、子供はその比較した言動に傷つき、反抗します。
反抗期の子供とはくだらない雑談でコミュニケーションを図ろう
反抗期の子供にいくら勉強をしろだの宿題がどうのこうの伝えてもコミュニケーションは取れませんし、一言「うざい」と言われるだけです。
恋愛や友達関係にしてもそうですが、中学生の子供がうざいと感じるようなワードには触れないことが一番ではないでしょうか。
それよりも親の方から今日あったくだらない出来事、おやつの話や失敗談などを織り交ぜながら、他愛のない話をしてはどうでしょうか。
腫れ物には触らないほうがいい、と放置したり無関心にはならずに、適度な距離を保ちながら、雑談を通してコミュニケーションを図ることで、だんだんと子供の方からも話かけてくれるようになるのではと思います。
子供が話しかけてきた時は、最後まで話を聞くことも大切なこと
話の途中で疑問に感じたとしても、話を遮らず、家事をしていたら一度手を止めて話を聞いてあげる姿勢を見せることがも必要ではないでしょうか。
もし子供の対応に困るようであれば、一人で悩まず、誰かに相談することも念頭に、ストレスを抱えずにいることも大切です。
一緒に乗り越えていきましょう。