「教育費かけすぎかも…」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
教育費はかけようと思えばいくらでもかけられるもの。
小学校へ上がると習い事をいくつも掛け持ちしている子も増えますし、それに刺激されてスイミングにピアノ、英語に習字、塾、サッカーと子供にたくさん習い事をさせよう、させなければと考えてしまいがちです。
しかし習い事は言うまでもなくお金がかかります。
収入に見合った数の習い事をしないとたちまち教育費貧乏に陥り、大学へ行くための費用だけでなく、老後費用も捻出できない事態へと陥ってしまいます。
私も含め教育費貧乏にならないためにも、教育費をかけすぎないためにはどうすればいいのかなど一緒に考えていきましょう。
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教育費のかけすぎによる家計圧迫とジレンマ
皆さんもそんな気持ちになるのではないでしょうか。家計が気になりつつも、子供がやりたいことを家計が苦しいからといって諦めさせるのはどうしても避けたい、とつい思ってしまうのです。
教育費は年々高まる傾向にある
少子化で教育費を捻出しやすいことや、教育費をかけることが正しいことだと信じて疑わないのも原因の一つだと思います。
大学進学となれば今よりももっとお金がかかるのは明白ですが、頭ではわかっていても今しか見れないのです。
最近は0歳から始めることができる習い事もあるとか。
教育費のかけすぎかもしれないどこかで不安な気持ちはあるのに、子供のためだから仕方がない投資だと思い込み、結果的にそのジレンマに悩むのです。
教育費のかけすぎはなぜダメなの?教育費をかけすぎてはいけない理由
教育費をかけた分だけ老後に大きく影響する
ニュースでは毎日のように、老後はウン千万円の蓄えが必要だ、年金はどうのこうのと流れています。
そんなにお金が必要なのかと老後資金への不安が囁かれている世の中で、家計を圧迫するほど教育費をかけすぎたらどうなるでしょうか。
習い事の盲点
子供が小さいうちは習い事費用もそれほどかからないかもしれませんが、習い事の盲点は、習い事を続けて年齢が上がれば上がるほど費用も高くなるということです。
初期費用でピアノを購入しても、後は月謝だけで済むと思ったら大間違い。
教室の発表会に出るだけで1万円、コンクールのお声がかかり出場となればそこでも1万円、それに加えて成長に合わせた衣装や交通費、お礼代や練習室の費用など、色々お金がかかってくるのです。テキスト代もその都度かかります。
クラシックバレエとなればもっと費用もかかります。
月謝も高いですが発表会ごとの衣装や参加費、特別レッスンや遠征費など数万円単位の出費がかさみます。
そこへ来て、今度は中学受験を考え塾へ通う可能性も出てきます。
教育費はかけようと思えばいくらでもかけることができる
兄弟がいれば同等の教育を受けさせたくなりますので、無計画でいると支出だけが膨らんでしまいます。
結果的に老後資金が貯められず、悠々自適に過ごす老後もずっと働き続けれなければならない事態に陥ってしまうのです。
教育費のかけすぎを防ぐためにも、まずは今の習い事が必要かどうかの見直しが必要
習い事をいくつもかけもちしているなら、一度子供と話合って、これからも続けたい習い事だけに絞ることも必要ではないでしょうか。
習い事の「断捨離」も必要
放課後は習い事で埋まっている子もたくさんいますが、その習い事全てを楽しんでやっているとは限りません。友達と遊ぶ余裕もなく、習い事で1日を終える生活を、本当に子供が望んでいるかどうかも疑問です。
本当は習い事をせずに公園で遊びたいのかもしれませんし、家でゆっくりくつろぎたいことだってあるのではないでしょうか。
子供のやる気を見極めることが大切
習い事のやる気を見極めるためにも、まずは習い事前後の様子をみてはいかがでしょうか。
親に言われなくてもすすんで習い事の準備をしているか、習い事を終えた後も楽しそうかどうか、あるいは習い事の時間が近づいてくるとやる気のない表情をしたり、終えた後疲れていないだろうか様子を見るのです。
その時の気分や体調にもよりますので、最低でも2ヶ月は様子をみるといいでしょう
そこから判断して、習い事について子供と話し合うべきだと思います。
教育費はかけすぎないことが大切。どんなにお金をかけても、それが将来収入に直結するとは限らない
将来目標があり、それに向けて必要な知識を得るための習い事であればいいですが、どんなにたくさんの習い事をしてお金をかけても、それが本当に将来の子供のためになり、収入に直結するとは限りません。
学歴だけで社会を渡れない
そこにはコミュニケーション能力も必要でしょうし、子供にたくさんお金をかけたところで、それが子供にとって必要のない無駄な知識であれば、習い事をたくさんさせたところでみんな一緒だということです。
「子供が小さいうちが貯め時」という言葉を聞いたことありませんか?
まさにその通りで、いざ大学へ行きたいと言われた時の学費や老後費用に困らないためにも、習い事には上限を決めて断捨離するべきですし、結果的にその選択が子供のためでなく、家族みんなのためにもなるのです。
他人と比べない、これも教育費をかけすぎない秘訣
「ママ友の子供はたくさん習い事をしている。うちの子供もさせなきゃ」と親の都合やライバル心で子供に習い事をさせている方も中にはいます。
習い事は、子供が興味をもってそれが本当に楽しんで行えるかがポイント
他人と比べて押し付けるものではありません。
ママ友の子供と同じ習い事をする時は注意が必要
最初こそ親子で楽しんで通うかもしれませんが、同じ習い事をさせてしまうとどうしても比較してしまうことがあります。
自分の子供よりもママ友の子供の方が能力が高かったらどうでしょう。
頭ではそれぞれ能力やスキルが違うし、結果を求めてはいけないと思っていても、ライバル心が芽生え、子供に能力以上のものを求めてしまうかもしれません。
子供は親の期待を感じならがらもどうにもできない自分に苦しみ、さらに自信を失くしてしまう可能性もあるのです。
ママ友と習い事の数を気にしてしまい、子供に多くの習い事をさせることだけはやめるべきでしょう。
子供に負担がない範囲に抑える、これも教育費をかけすぎずに済む方法
子供にやる気があって、あれもこれも習い事をしたいと言われたら、出来る限りやらせてあげたい、経験させてあげたいと思うのが親心。
習い事が多いと家計にも子供にもよくないと説明してきましたが、子供も小さなうちは何が自分に向いているのかもわかりませんし、親も判断しにくいものなので、たくさんの習い事を通して様々な体験ができるという点ではメリットがあるといえるでしょう。知識も増えますし、将来何をすべきかのヒントになるかもしれません。
ただ子供も小さなうちはいいですが、年齢が上がるにつれて習い事も難しくなります。
そんな中でいくつも習い事をこなすのは、かなり子供にも負担が大きいのではないでしょうか。
子供に負担がない範囲で習い事を抑える、これも親として必要なこと
結果的に教育費をかけすぎなくて済むようになります。
子供が「やりたい」という習い事をさせることは大切だが、詰め込み過ぎは子供に負担をかけるだけ
息つく暇もないほど習い事をさせるのではなく、子供に負担がない範囲に抑えるよう注意することも必要なことでしょう。
教育費については夫婦間で意見を合わせることが大切
これまで子供の教育費や習い事の数について述べてきましたが、重要なことがあります。それは、「夫婦間で意見を合わせること」です。
- 子供にとって本当に必要な習い事なのか
- 月謝は高くないか
- 親の負担
これらのことを夫婦で話し合い、意見を合わせることがもっとも重要です。
子供のためだから教育費が多少かかっても仕方がない、〇〇の習い事はさせるべき、と妻が思っていても、夫の方が納得しておらず意見のズレが生じていると、習い事は上手くいかなくなります。
子供の習い事の送迎にしても、妻が用事があってどうしても無理な時、意見のズレがあると夫は気持ちよく引き受けないでしょうし、高い月謝を払ってまでする習い事だろうかと感じている場合にしても同じことがいえるのではないでしょうか。
教育費をかけすぎて教育費貧乏になる前に対策を
これまで教育費をかけすぎるとどうなるか、かけすぎないための対策や秘訣をご紹介してきましたが、参考になったでしょうか。
我が家の子供に関していえば、周りの子に比べて習い事は少ない方です。
それは、本当にやりたいことだけをさせているからですし、子供のやる気や家計を考えて、夫婦で話し合った結果そうなりました。
子供が「〇〇をやりたい」と言った時には、その習い事について子供と一緒に調べ、無料体験を通して本当に楽しめるかどうかをその都度考えてきました。
今現在子供も楽しんでその習い事をしていますし、習い事が少ない分、将来大学へ行きたいと言った時に費用を捻出できるよう、学資保険の加入や積立をしています。
家族でよく話し合い、老後資金も視野に入れながら、収入の範囲内でまかなえるよう教育費を抑えていきましょう。