転勤族の子供は成人式を迎える頃になると、成人式の式典に参加しようかどうかで悩みます。
それは、転勤族として引越しを繰り返してきたゆえの悩みからくるのですが、親としては子供の晴れ姿を見たいですし、成人式に参加してみては?と言いたくなるでしょう。
でも転勤族として過ごしてきた子供にとっては、幼馴染や懐かしい顔ぶれもない成人式に参加しても、楽しくない参加したくないというのが本音です。
では、転勤族の子供は成人式をどう過ごしているのでしょうか。他の自治体の成人式に参加することは可能なのでしょうか。
転勤族の成人式問題について考えてみました。
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転勤族の子供が抱える成人式の悩みとは
成人の日と聞いて何をイメージしますか?
かつて成人式を迎えたあなたも、地元を離れた友達と連絡を取り合い、久しぶりに顔を合わせて一緒に成人式に参加したのではないでしょうか。
成人式の式典の案内
11月中旬頃から遅くても12月までに住民票のある自治体から届く
転勤族で各地を転々としていても、引越しのたびに住民票を移していると思いますので、今現在住んでいる家に案内状が届くようになっています。
特に小・中と転校してきた子供は成人式の参加に悩むかもしれません。
それは、成人式に参加する人の多くは、義務教育を一緒に過ごした小・中の同級生がたくさんいる式典に参加するからです。
転勤族の子供の成人式事情と問題点
転勤族として子供時代を過ごしてきても、中学校で定住できていればそれほど悩むことはないと思います。
地元の子がたくさん通うような高校であれば、同級生もたくさんいて成人式の参加に迷うことはないですが、高校は義務教育ではありませんので、通っている高校によっては地元の子が少ない場合もあります。
高校や大学の友達は、小中学校の同級生がたくさんいる地元の成人式に参加すると思いますが、転勤族で地元がない子供は、今住んでいる自治体の成人式に知らない人たくさんいる中で参加しなくてはならなくなるのです。
そんな子供を見て、親の都合とはいえ各地を転々とし、地元がないために成人式で寂しい思いをさせてしまった…と親として申し訳ない気持ちにもなってしまいます。
転勤族の時に中学校時代を過ごした地域の成人式に参加することは可能なのか
成人式は住民票がある自治体から案内状が届き、その案内状を持参して参加するイメージがありますが、では、転勤族として中学校時代を過ごした地域の成人式に、住民票がなく案内状も届いてない状況で参加することは可能なのでしょうか。
参加の可否は各自治体による
結論から言えば、参加することもできますし、できないこともあります。
というのも成人式は各自治体によって条件が違うため、案内状の有無も含めて明確なルールがありません。
参加自由な自治体が増えている
転勤族で成人式に参加したい自治体に住んでいなくても、問題なく参加できるわけです。特別な手続きもいらず直接会場へ行くだけでOKなので、小中学校を共に過ごした同級生に連絡を取って、参加を検討してみるのも方法の一つです。
成人式の参加を諦める前に、自治体のホームページを確認するか、もしくは自治体に直接聞いてみましょう。
成人式に参加せずに記念写真だけ撮る人も多い
私が住んでいる自治体がそうであるように、成人式は対象年齢の人であれば誰でも参加できるよう変わってきていますが、だからといって、「あの頃住んでいた地域の成人式に参加しよう」とはならいのが難しいところです。
かつての同級生たちが覚えていてくれたり、引越し後も定期的に連絡を取り合うなど、何かしら繋がりがあれば参加しても楽しめるかもしれませんが、数年しかいない学校であれば同級生たちから忘れられている可能性もありますし、子供自身今更感がどうしても拭えないからです。
それでも子供が成人式の参加に迷っているなら、あえて参加しなくても問題ないと思います。
成人式に参加しない人も増えていますし、参加しないからといって何か問題になるわけでもありません。今と昔とでは、成人式の捉え方が変わってきているのです。
成人式に参加せずに、高校時代の仲の良いお友達と集まってお祝いしてみては
子供がまだ小さい小中学校時代は家族一緒に引越しをしても、高校進学を機に単身赴任を選択しマイホームを持って定住する転勤族の方は多いと思います。
前述でも述べた通り、高校は地元の子が多いわけではないので、成人式の場所も皆バラバラなことが多いですが、成人式に参加せずに、高校時代の仲の良いお友達と集まって、一緒に成人のお祝いをするだけでも楽しめるのではないでしょうか。
成人式に参加できないのは転勤族だけではありません
仕事で参加できない人もいれば、体調不良で参加できない、面倒という理由だけで参加しない人もいるわけです。
親としては子供が成人式に参加しないことを不便に感じ、転勤族で申し訳ない気持ちになってしまいますが、高校時代の友達と成人式ではない日に集まって近況を報告しあったり、一緒に成人した喜びを分かち合うのも立派な成人式ではないでしょうか。
転勤族の子供が成人式で悩まないためには、定住のタイミングが重要
転勤族が悩むのがマイホーム。
マイホーム=定住することになる
マイホームを持ったらあとは単身赴任として生活していくことになります。
小学校のうちは家族帯同で引越しをし、中学受験や高校受験を見据えて、中学校へ進学するタイミングで定住を決断するのです。
日本の成人式は小中学校の同窓会的な要素が強いので、中学校へ進学するタイミングで定住を決断すれば、成人式の参加問題も悩まなくて住むと思います。
住宅ローンを組む場合も年齢が若い方が借り入れしやすい
資金面から考えて中学校へ上がるタイミングでマイホームの購入を検討してもいいのではないでしょうか。
子供の成人式や教育面を考えて定住のタイミングを見極めるのも考え方の一つですが、マイホームを買わないという選択も当然あります。
メリットは家族一緒に過ごせること、定年後に好きな場所に住めること
私の周りにもマイホームを持たず、子供が高校生になっても転勤族として生活している人はいました。
ただ高校生の子供を転校させるのは大変なようで、皆さんお子さんを寮に入れたり、高校卒業まで子供と一緒に残るなど転校せずに済むよう対策をしていました。
子供の成人式のことを考えるなら中学までに定住を。ただ成人式にそこまでこだわる必要はない
成人式に参加したいのであれば、今は年齢条件さえクリアすればどこの式典でも参加可能なところが多いので、地元がなくても今現在仲良くしているお友達の自治体の成人式に飛び入り参加を検討するのもおすすめです。
親としては子供が同級生たちと笑顔で成人式に参加し、楽しんでいる姿を見たいなとも思いますが、成人式以外でお友達と集まったり、記念写真だけ撮るだけでも十分だと感じます。