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転勤族が悩むピアノ選び。子供にあたえるピアノの選び方

子供の習い事で人気のピアノ。ピアノを習うのであれば自宅にピアノを用意しなくてはなりませんが、転勤族で引っ越しが多い場合、生ピアノ(アップライト)にするか電子ピアノにするかで悩んでしまいます。

そこで今回は、転勤族が悩むピアノ選びについて、実際に転勤族のご家庭で聞いた話や私の体験を元にアドバイスできたらと思っています。

転勤族で、これからピアノを購入しようとしている方の参考になれば幸いです。ぜひご覧ください。

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転勤族が悩むピアノ選び。ピアノ選びはピアノ教室や先生の指導方針も関係する

私の子供は小学校1年生からピアノを習っています。

ピアノを習いたい!と子供が熱望したのがきっかけですが、ピアノを習おうかどうしようか考えた時、まずは大手ピアノ教室の無料体験に参加しようと思い行動しました。

無料体験なので、もちろんその時点ではピアノの購入のことなど考えておらず、子供がピアノを楽しんでいるか、先生との相性や教室の雰囲気、費用などをメインに考えて参加しました。
そして30分間のピアノ体験を終えたところで、先生から言われたのがピアノの購入に関してでした。

先生から告げられた言葉に戸惑う

ピアノの先生

「ご自宅にピアノはありますか?これからもしピアノを習うのであれば、ぜひピアノを購入してください。」

「できれば電子ピアノではなく生ピアノで。電子ピアノも最近は種類がたくさんあり性能も良いので否定はしませんが、ピアノは生ピアノが一番ですし上達します。」

と言われたのです。

実際ピアノの先生の多くは、電子ピアノよりも生ピアノを勧めます。それは、電子ピアノにはない生ピアノの良さがあるからです。

先生や教室によっては、生ピアノでなければ教えないということもあるとか。

ただ我が家が通っている教室ではそういったことは言われませんでしたし、周りでも聞きませんが、これが転勤族のご家庭となるとさらにピアノ選びも悩むのではないかと感じる出来事でした。

転勤族が悩むピアノ選び。ピアノ選びで悩む一番の原因は「引っ越し」

転勤族の場合、定住しない限り会社都合で引っ越しを余儀なくされます。
場合によっては2~3年と短いスパンで引っ越しということもあるのではないでしょうか。

そこで問題になるのがピアノの引っ越し費用です。

生ピアノはとても繊細でデリケート

湿度や温度の影響を受けやすいため、ピアノ輸送は大変な作業になりますし、細心の注意が必要になります。特別扱いされるのです。

運送会社が提示しているピアノの運送料金について調べてみると「基本運送費用+特殊作業料金=ピアノの運送にかかる総額費用」と明記されていました。ここで気になるのが特殊作業料金です。

ピアノには特殊作業料金がプラスされる

特殊作業料金の内容や金額の算定方法は?

建物の構造によって左右され、エレベーターがない、エレーベーターがあっても小さくてピアノが入らない、または1階ごとに金額を加算する方法が一般的です。また業者によっては、エレベーターをしようできても特殊作業料金が発生する場合もあるようです。
階段を使ってピアノを搬送するしかなかったり、クレーン車を使って搬入するしかない場合もそうですが、階数が高ければ高いほど費用も高くなるわけです。

窓下にクレーン車を止められない場合は大型のクレーン車が必要になり、そうなると通常のクレーン車料金よりも上乗せされることもあるのです。
生ピアノでも、アップライトよりもグランドピアノの方が当然重さがあるため費用も高くなります。

一方の電子ピアノは、通常の荷物と同じ扱いで運んでもらえるため費用の心配をすることはありません。

これだけ見ても、転勤族がピアノ選びで悩んでしまう大きな原因が引っ越しになってしまうのもよくわかるのではないでしょうか。

いずれにしてもピアノの引っ越し料金は業者によって差がありますので、しっかり見積もることも必要でしょう。

転勤族がピアノ選びで悩むもう一つの理由が「騒音問題」

転勤族の場合、住まいの多くはマンションかアパートだと思います。
そこで問題になるのが騒音です。

そもそもピアノ禁止としているマンションやアパートもありますし、ピアノを置く側としても、隣近所に迷惑をかけないかと心配になるのではないでしょうか。

ピアノを弾く時間帯に気をつけてはいても、どうしても漏れ聞こえてしまうのがピアノの音

実際、ピアノを弾く時間帯や防音対策を行っていても、管理会社を通してピアノの音で注意を受けたというご家庭を耳にしたことがあります。

せっかく習い始めたピアノなのに、思う存分ピアノが弾けないのはもどかしい、でもピアノが原因で騒音トラブルだけは避けたい。この狭間で悩むわけです。

先生からは生ピアノでと勧められているし、ピアノを習うならやっぱり上達してほしい。でもこの先もマンション暮らしで音が気になるから電子ピアノが限界かもしれない。
これもピアノ選びを悩ませる原因の一つでしょう。

ただ生ピアノでも電子ピアノでも、マンションやアパートの場合は防音対策は必須です。

ピアノ選びで悩む生ピアノと電子ピアノ。それぞれのメリット、デメリット

これまでの説明で大体おわかりだと思いますが、あえてここで生ピアノと電子ピアノそれぞれのメリットやデメリットについてご説明したいと思います。

生ピアノのメリット、デメリット

生ピアノの一番のメリット

電子ピアノと大きく違う言われているタッチの差があることです。これは生ピアノでしか得られない感覚です。
ピアノを一度は習ったことがある人ならわかりますが、タッチの微妙な差だけで音色が大きく変わります。これはピアノを演奏する上でも重要な要素であり、このタッチの練習は生ピアノでこそ上達するものなのです。
細かいニュアンスは生ピアノでこそ表現できるのです。

一方デメリットでいえば・・・

先程も述べた通り引っ越し費用が高くなること、騒音、後は定期的な調律などメンテナンス費用がかかることでしょうか。
調律費用は大体13,000円~15,000円程度。これが大体年に1回必要なののですが、メンテナンスが必要なのもデメリットの一つではないでしょうか。
また、置く場所に悩むのも生ピアノのデメリットです。

電子ピアノのメリット、デメリット

メリット

電子ピアノの一番のメリットは引っ越し費用が掛からないこと。後は、軽量で移動しやすこと、調律の必要がない点です。
また転勤族で賃貸の場合だと、生ピアノと違い床が傷つきにくいのも電子ピアノのメリットです。音量の調整が効くので、時間帯を気にせず練習できるのも大きなメリットかもしれません。

デメリット

生ピアノで説明したようにタッチがどうしても弱く音の微妙な表現が難しいこと、後は故障の可能性もあることです。


以上のように、それぞれにメリット、デメリットがあることを予め知っておくことは大切でしょう。

転勤族家庭は生ピアノと電子ピアノどちらを選んでいるのか

私が今現在住んでいる地域は転勤族の方が多く、これまでお子さんにピアノを習わせているご家庭もたくさんいましたし、ピアノの話も色々聞いてきました。

転勤族は電子ピアノが多い

これまでいくつか転勤族家庭のピアノ事情を覗いてきましたが、電子ピアノを選んでいる方が多いように感じます。
子供の年齢も関係しますが、生ピアノよりも引っ越しで困らない、持ち運びしやすい電子ピアノを選んでいる印象です。
マンションなので練習する時間帯も考慮しているようですが、夕方以降はヘッドホンをつけて練習しているご家庭がほとんどでした。
音量を下げて練習することもあるようですが、それでも苦情がきたこともあることから音に配慮し、これからも引っ越しがある以上、生ピアノはまだ考えられないという意見もありました。

電子ピアノを続けることで感じる不安や焦りも

子供が小さいうちは電子ピアノでもいいですが、コンクールを目指したりこれからもずっとピアノを習い続けるとなると、生ピアノに買い替えるか悩むと思います。それは、どんなに練習してもやはり生ピアノにはかなわない部分もあるからです。

ただ私が感じるのは、生ピアノにしても電子ピアノにしても、一番重要なのは子供のやる気と練習量だということ。
実際電子ピアノで練習していたお友達のお子さんは、コンクールでも賞をもらうほど上手でした。

転勤族で身軽に引っ越ししたいなら電子ピアノ、ピアノ上達と引越し費用も調達できるなら生ピアノという考え方もあるのではないでしょうか。

生ピアノを設置する時に有効な防音対策と設置ポイント

最近は様々な防音グッズが販売されているため、それらを活用することである程度音を軽減することが可能になります。

音が外に漏れ伝わるのは、床や壁、窓、天井からです。この4箇所に防音グッツを設置することがポイントになります。

床の防音対策

床の傷防止にも役立ちますし、下に敷くだけなので手軽なのも嬉しいポイント。
ピアノ用として選ぶなら、5mmほどの薄いマットがおすすめ。演奏の妨げにもならずに済みます。

壁の防音対策

意外と見落としがちなのが壁です。
まずはピアノを設置する場合は壁から離すことが大切。音を吸着するパネルを壁に取り付けるのもおすすめです。
ピアノの背面に防音パネルを付ける方法もありますが、完全に遮断することは難しいようですが、音を軽減することはできます。

窓の防音対策

一番手軽なのが遮音カーテンの取り付けです。厚手で耐久性もあり、室内はもちろん外の気になる音までも軽減することができます。
遮音のレースカーテンもありますので、この2つを併用することでより遮音効果はあると思います。

天井

徹底して防音したい場合は天井にも工夫をすべきですが、吸音パネルといった素材を貼り付ける場合、素人作業だと天井から落ちてしまう可能性があるため大変危険です。

できれば業者に相談して依頼すると安心でしょう。

また、多少費用はかかりますが、ピアノに消音装置を付ける方法もあります。
専門業者に取り付けてもらう必要がありますが、数時間で作業できますし、生ピアノを電子ピアノのように扱うことができます。一度検討してみてはいかがでしょうか?

ピアノ選びは悩むが、家庭の事情もあるためどちらとも言えないのが本音

理想は生ピアノ。それもアップライトよりもグランドピアノです。

我が家はアップライトを購入しましたが、子供がピアノをやめたいと言う可能性も否定できないことから、最初は電子ピアノを検討していました。
最近はおしゃれな電子ピアノがたくさんあって値段も安く、パンフレットを見ても、タッチの微妙な変化も生ピアノに劣ることなく表現できるとあります。

それでも私がアップライトを選んだ理由

持ち家だったのと先生の「生ピアノで」の言葉に納得したからです。
ただもし我が家が単身赴任を選ばず、転勤族として生活するのであれば、最初のとっかかりとしてやはり電子ピアノを選んでいたと思います。

転勤族のご家庭を見ていると、子供が中学校や高校へ進学するタイミングで定住している方が多くいます。
その時に改めて生ピアノの購入を検討してもいいのではないでしょうか。

ピアノをずっと続けている方の中には、生ピアノと電子ピアノの両方置いて使い分けている方もいます。
レッスンを続けていくうちに電子ピアノでは物足りなくなってしまう時期はきますが、電子ピアノを完全に否定することはやはり出来ないのが今の現状ではないでしょうか。

ただ断言できるのは、ピアノをずっと続けるなら生ピアノが一番だということ。
特にコンクールを目指すならアップライト、さらにいえばグランドピアノがやはり理想です。

いかがでしたでしょうか。ピアノ選びの参考になったでしょうか。決して安くはないピアノ選び。後悔しないようぜひ参考にしてください。