単身赴任にどんなメリットがあるの?そんな疑問を抱いていませんか?
金銭面で大きな負担になるのは目に見えているし、妻は1人で家事育児に奮闘しなければならず、精神面でも大きなストレスを抱えてしまう。
ネットをみても、「単身赴任は子供への影響大」といった文字が目に付き、子供の教育に良くないなどデメリットばかりが多くあります。
単身赴任のメリットはないのでしょうか。
夫や妻、子供達のメリットとは?
実際に単身赴任真っ只中の私が感じているメリットについてご説明します。
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単身赴任、夫側のメリット
まずは夫のメリットから。ここでのキーワードは「自由」です。
単身赴任によって昔のような独身気分を味わえるため、自由に飲みにも行けますし、遊びも自由、趣味や家事だって何でも自分中心に自由に決められるのです。
結婚して子供ができると飲みに行くのも簡単にはいきません。
妻から小言を言われるでしょうし、帰る時間も気にしなければなりません。
単身赴任になったら開放されます。
妻の監視がないため、いつ飲みに出ようが自由ですし、こっそり行ってもわかりません。
単身赴任前は、仕事終わりは真っ直ぐ自宅に戻ること日常ですが、仕事が終われば自由の身です。
1人で夜映画館へ出向いて楽しむ事もできますし、温泉で疲れを癒やすこともできます。
仕事に集中できるというのもメリット
どれだけ残業をしても家族に迷惑をかけることもないですし、気兼ねなく仕事に集中できます。
単身赴任中は家事全てを自分でこなすわけですから、妻の大変さも知ることができるのも大きなメリットです。妻に感謝する気持ちが芽生えるのではないでしょうか。
単身赴任、妻が感じるメリット
夫が単身赴任となると、夫不在の中子供と生活していかなくてはなりません。
妻は生活ペースが子供中心となるため、生活リズムがとりやすい
ただ子供の年齢にもよりますが、小学生となった娘が2人いる私はそれほど苦じゃなく、むしろメリットの方が大きいように思えます。
単身赴任前は、朝が早い主人の朝食準備と子供の支度を同時に行い、主人、続いて長女を学校へ送り出し、幼稚園へ通う次女の相手をしつつ家事をこなしていました。
主人は帰宅時間が遅かったため、家族4人分の夕飯を作って主人の分だけ取り分けておき、帰ってくるタイミングで温め直していました。
主人は仕事が遅いとはいえ必ず家で食事を取っていたため用意はしやすいですが、旦那さんによっては食事の準備をしていたのに「夕飯はいらないから」と言われる事もあるでしょうし、飲み会が急遽なくなって早く帰ってきたりすることもあるのではないでしょうか。そうなると、帰宅時間が不規則な夫に妻が合わせる形になりとても大変です。
その点子供は生活ペースが決まっていて、朝起きてから夜寝るまでの流れに変化がほぼないのです。
朝食も夕飯もそれほど量が必要ではありませんし、ワンプレートでオムライスだけでも十分喜びます。
また、大人一人いないだけで洗濯物の量が驚くほど少なくなるのも大きなメリットです。私は赴任前専業主婦でしたが、仕事をしている方は辞めなくて済むのもメリットだと思います。
単身赴任、子供にとってのメリット
次に子供にとってのメリットです。
一番のメリットは転校することがないため、子供の生活環境を変えなくて済むこと
我が家が単身赴任を選んだ理由は持ち家があったことなのですが、それを除いたとしても、やはり子供が転校せずに済んだのは大きなメリットだったと実感しています。
転勤の辞令がでた当時、長女が小学1年生、次女が幼稚園の年中さんでした。
持ち家があったとはいえ、幼い子供との生活に不安はありましたし、やはり家族で一緒いいた方がいいのでは…と考えていました。
持ち家は借家にすればいいとまで考え、子供達にはそれとなく「もしかしたらお引越しするかも」と伝えていました。
しかしそれを聞いた長女の顔がみるみる変わり、仲の良いお友達、大好きな学校を離れる寂しさで泣き出してしまったのです。
結果的には単身赴任となったのですが、子供達にとっては、単身赴任となって父親と離れる寂しさよりも、引越しをしない安堵感の方が大きいように感じました。
やはり、住み慣れた環境で転校の心配がないのは、子供にとって最大のメリットではないでしょうか。
父親と離れて寂しい気持ちはあってもそれは最初だけ。
今では週末に帰ってくる主人を笑顔で出迎えています。
単身赴任は家族にどんなメリットがあるのか
次に家族全体でみた場合のメリットについて考えてみました。
家族みんなで引越しをしないため、生活への影響が少ない点
家族全員分の荷物や家財道具を抱え、新しい土地へ引越しをするのは大変なことです。
引越し先が今と同じ広さくらいの部屋とは限りませんし、妻や子供が新しい土地に馴染めるかどうかの不安も残ります。
その点単身赴任は夫のみが引っ越せばいいだけの話なので、家族全体でみると影響は少ないのではないでしょうか。
我が家も一時期家族で引っ越す予定を立て、赴任先で家族が住めるような物件を見て回りました。
しかしどうしても希望条件に合う物件もなく、冷静に考えて、今一軒家に入っている荷物が賃貸マンションに全て収納しきれるかどうかで不安になりました。
引越しとなると持ち家の管理や転校手続きも必要になりますし、かなりの手間がかかります。
転勤の辞令が出るたびに家族で引っ越す場合、当然家の購入は先送りになってしまいます。
転勤が続く家庭の場合、周りをみても、夫婦どちらかの地元に購入する人が多いように感じます。子育てや介護を見据えてのことだと思いますが、いずれにせよ、家を購入する=単身赴任という図式になるのが一般的ではないでしょうか。
また、単身赴任をするとこで、会社から手当や補助がでて収入が増えるというメリットもありますが、単身赴任によって出費は増えることは間違いないので、これはそれほどメリットとは感じません。
会社が転勤を命じるメリット
これまで家族のメリットについて述べてきましたが、転勤の辞令を出すのは会社側です。
会社が転勤の打診をするのは、大体2週間前~1ヶ月前が多いようです。
これは職種によっても異なるとは思いますが、家族はこの期間に単身赴任にするか、それとも家族帯同で引越しをするかの決断をしなくてはなりません。
起業が転勤を命じる一番のメリットである理由は、「人材育成」
転勤させることによって、仕事の経験を積んでもらうのが目的であり、スキルアップさせて会社のために尽力を注いでもらおうというのが狙いなのです。
また、良い人材を他部署へ配置することで、その部署を活性化させる目的もあります。
職場環境のマンネリ化を防ぐこともできますし、転勤者を入れることで転勤しない人たちの活性化もできます。
転勤を命じられるということは、会社から期待されている証拠でもある
ただ悲しいことに、関係が深くない部署ばかり転勤させられている場合は、会社側がキャリアを積ませる意図ではない場合もあります。
ただ単身赴任をメリットに感じるかどうかは千差万別
これまで、単身赴任によるメリットに焦点を当てて述べてきましたが、単身赴任がメリットかそうでないかは、家庭の事情によって異なるとは思います。
単身赴任か家族で引越しかで迷っている時、大抵人に相談すると「子供がまだ小さいんだから家族みんなで一緒に暮らすのが一番」だと言います。
確かにそれはもっともな意見なのですが、我が家のように色々考えた結果、単身赴任の道を選ぶ家庭も多いわけです。
夫婦仲によっても単身赴任の状況は変わります
赴任前から夫婦仲が良くなければ、「夫が家から出てくれてよかった」と喜ぶかもしれません。
お金の不安、夫婦仲の不安、子供への影響などで単身赴任を躊躇してしまうかもしれませんが、1つ言えることは、うちもそうですが「なんとかなる」ということです。
金銭面で不安がありましたが、家計を見直して無駄を省き、私が働きに出て収入を増やすことで解消できましたし、単身赴任によって離れた分、家族の会話も増えたように感じます。
単身赴任は決して悪いことばかりじゃない!ということを踏まえて、家族で話し合ってみましょう。