単身赴任の選択をしてふと感じる、この選択は家族にとって悪いこと?という思い。
家族が一緒に生活することが一番だとはわかっていますし、それでも様々な事情によって仕方なく単身赴任を選んでいるのです。
それなのに周りから、「子供がかわいそう」「浮気されるよ」などと言われてしまうと、「単身赴任の選択は間違いだったのか…」とまるで悪いことをしたかのように感じてしまうのです。
単身赴任を経験して感じるのは、悪いことだけでなく良いことだってたくさんあるということ。
悪いことだけに目を向けるのではなく、良い部分に焦点を当てて生活することが大切ではないでしょうか。
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単身赴任の選択が悪いことだと感じてしまう原因
我が家は持ち家だったこともあり、夫の転勤が決まった時は夫婦で話し合って単身赴任を選択しました。
単身赴任当時、子供は小学校低学年と幼稚園児。
夫の上司は当然家族で引っ越すだろうと思っていたようで、単身赴任をすると伝えると驚いていたと夫から聞きました。
我が家のように家庭の事情で単身赴任を選択するご家庭も多いと思いますが、単身赴任だと周りに言うと、
- 「1人で大変だね」
- 「子供が小さいうちは父親が側にいたほうが良い」
- 「旦那さんの食事はどうするの?」
- 「単身赴任だと浮気されるよ」
- 「離婚率も高いんだって」
といった言葉を掛けられてしまうこともあります。特に年配の方に言われることが多いように感じますが、中には身内から言われてしまうこともあるようです。
本当に単身赴任は悪いことなのでしょうか。
実際私もこういった言葉を掛けられたこともありますが、私は単身赴任が決して悪いことだとは感じていません。
単身赴任は悪いこと?単身赴任中に一番起こりやすい問題
我が家は夫が週末帰るスタイルの単身赴任ですが、単身赴任先が遠く、月に数回、年に数回しか自宅に帰れないというご家庭も当然あるでしょう。
コミュニケーション不足による家族の溝
一番問題になりやすいのが、単身赴任によって夫婦、父子と心の距離までもが離れてしまうことではないでしょうか。
単身赴任を始めた当初はお互い寂しさと不安から密に連絡を取り合い、励まし合いながらそれぞれの生活を続けていきますが、月日の経過と共に徐々にコミュニケーションを取る機会が少なくなり、ついには夫婦だけでなく、父子の距離までもが離れてしまうのです。
たまに帰省しても共通の話題もないため話も盛り上がらず、子供が思春期頃だと尚更距離も離れてしまいます。
これが単身赴任で生じやすい問題ではないでしょうか。
上手くコミュニケーションを取って繋がっていれば、悩むことなんてないのです。
お金の問題
金銭的な問題もそうでしょう。
会社から単身赴任手当が支給されるとはいえ、それで全ての生活費が賄えないことが多いため、家計への負担が大きくのしかかってくるのです。
一人暮らしでハメを外してしまい、無駄遣いが増えてしまったり、外食が多くなってしまうなど、一定のルールを決めていても、それが必ずしも守ってもらえるは限らないのです。
単身赴任の選択が悪いことだったのかと悩んでしまう子供のこと
単身赴任で気になる子供への影響
子供が小さければ小さいほど父親不在による影響は大きいと言われていますし、単身赴任によって子供の情緒が不安定になってしまうことも多いと聞きます。
それは、父親と会えない「寂しさ」があるからでしょう。
夜泣きが増えたり、おねしょをしてしまうこともありますし、小さいうちから父親不在で育ってしまうと、たまに帰る父親との接し方に困ってしまう場合もあります。
幼稚園や学校で問題行動を起こしてしまうこともあるかもしれません。
そんな子供の姿を目にしてしまうと、「やっぱり家族は一緒にいるべきだったのか」「単身赴任は失敗だったのでは」と悩んでしまうのです。
母親が父と子のパイプ役
父親と離れた寂しさは子供だけでなく、妻であるあなたも感じていると思います。
1人で家事育児をこなす不安を抱えてしまうかもしれませんが、その不安をそのまま子供に見せてしまうと、ますます子供は不安定になってしまいます。
まずはあなたが笑顔でいること。
辛くストレスを抱えてしまうこともありますが、周囲に頼りながら無理をせず、上手に息抜きをしながら過ごしていくことも必要です。
そして、子供の不安感を少しでも解消するためにも、普段から父親の話題を出したりテレビ電話を使ってコミュニケーションを取るなど、母親であるあなたが子供と父親のパイプになってあげることも大切なことです。
単身赴任の男性が、悪いことだと知りながらついしてしまう浮気だって予防できる
という声もよく耳にします。
単身赴任をきっかけに浮気をされてしまうこともあり、その確率は同居している夫婦よりも高いと言われています。
また、単身赴任中の浮気は男性だけでなく、最近は女性も急増しているのだとか。
根っからの浮気性の男性を予防するのは難しいかもしれませんが、ほとんどの場合、ふとしたきっかけでつい浮気してしまうことが多いのではないでしょうか。
浮気の前には必ず「兆候」があります。
例えば仕事を理由に急に自宅へ帰る頻度が減ってしまったり、あるいはお小遣いが足りないと要求することが増えたり、単身赴任先へ来るのを嫌がったり。
浮気をする前には必ずそういった兆候がありますので、動向の変化を見逃さず、怪しいなと感じた時は早めに対処することが大切なのです。
浮気をさせない環境に整えるのも効果的です。
浮気をするには時間とお金が必要です。
単身赴任で自由な時間がありますが、お金を自由に使うには限界があると思います。
余分なお金を持たせない、クレジットカードの明細をしっかりチェックするなど、浮気ができない環境にすることも必要ではないでしょうか。
自宅へ帰った時は家族で笑顔で迎えてあげるなど、安らげる空間作りを心がけましょう。
単身赴任は悪いことばかりじゃない!私が単身赴任生活を経験して良かったこと
単身赴任生活も数年経ち、子供たちも大きく成長しました。
子供たちが身の回りの事を自分でできるようになったのもあり、ストレスを感じることや育児で悩むことは無くなりませんが、単身赴任当初よりも子育てが楽になったのは事実です。
単身赴任の準備期間から今現在まで、苦労してきたことや辛かったことはたくさんあります。
これからも単身赴任生活は続きますし、異動先によってはずっと単身赴任が続くかもしれません。
単身赴任家庭として日々過ごしていて言えることは、悪いことばかりではない
お金の問題や夫の食事管理、子供のことや夫婦のことなど、単身赴任にならなければ見直すこともなかったですし、努力もきっとしなかったと思うのです。
今までは家計管理ができていなかったのが、家計簿を付けて節約する意識も高まりましたし、夫の食事管理も作り置きおかずにして家族分一気に作るため、夕飯準備もかなり楽になりました。
離れて暮らしているから「報・連・相」も密になり、結果的に夫婦だけでなく家族の会話も増えたように感じます。
何より、単身赴任で離れているからこそ、この局面を乗り越えようとする一体感が生まれ、絆がより深まったのです。
周りから色々言われて、単身赴任を選択したことが間違いで悪いことだったのかと暗く考えてしまうのではなく、メリットに焦点を当ててぜひ乗り越えてほしいと思います。