夫の転勤で単身赴任を選択するご家庭も多いと思いますが、単身赴任による離婚率は高いといいます。
なぜ単身赴任になると離婚率が高くなるのか。
その原因のトップはやはり浮気のようです。
ただ、原因はそれだけではないようで、妻の心境の変化も影響しているようです。
転勤族にとって単身赴任にするか、それとも家族みんなでついていくかはとても悩ましいこと。
どんな選択にせよ、明暗を分けるのは夫婦の努力次第のかもしれません。
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転勤による単身赴任で離婚率が高くなるのはなぜか
離婚の大きな原因の1つに「浮気」があります。
一緒に住んでいるよりも、単身赴任で離れて暮らすほうが当然ながら浮気のリスクは高まります。
お互い常に監視することはできませんし、夫も単身赴任の自由な生活からハメを外してしまうというわけです。
単身赴任は物理的にも心理的にも浮気しやすい環境になる
重要なのは相手をどこまで信じられるかということ。
浮気は夫婦の絆が試されるきっかけでもあるわけです。
夫の転勤が決まって単身赴任しなければならないとなった時、ほとんどの妻は、子供への影響、または経済的不安を口にします。
ただし不安に感じるのは最初だけ。
女性は子供の子育てで忙しくなり、夫のことまで注意が向かなくなってしまいます。
ましてや元々は赤の他人です。
仲良く一緒に暮らしていたとしても、便座の上げ下ろしから靴下の放置まで、意外と煩わしく思っていることが多々あります。
一緒に暮らしている頃は、「こっちは子育てで忙しいのに、帰りも遅くて何も手伝ってくれない。」といった不満があっても、離れて暮らすことでそも不満も徐々になくなり、結局は「亭主元気で留守が良い」と落ち着くわけです。
子供の教育やお金、日々の夕飯の煩わしさを考えても、いないほうが楽じゃない!となり離婚に至ってしまうわけです。
単身赴任がキッカケの離婚、転勤で夫の必要性を感じなくなるのも原因の1つ
単身赴任の離婚原因で多い「浮気」などの女性問題ですが、先程も触れた通り、離れて暮らすうちに夫のいない生活に慣れ、その存在までもが薄れてきてしまうのも離婚原因の1つになります。
そうなると、たまに帰ってきた夫は居心地が悪く感じたり、妻にしてもたまに会う夫の世話を面倒に感じてしまうのです。
この様に、お互いに思ってしまうというわけです。
妻が仕事をしていて自立している場合は危険
経済的にも不安がないため、あっさり離婚を決意してしまう可能性も大きく、実際、単身赴任することによる負担を感じるなら、いっそ離婚したほうが楽なのでは?と、夫の給料にもありがたみを感じなくなるケースはあります。
子供がいても母子だけの生活が成り立ってしまい、結局は父親の必要性を感じなくなってしまいます。
離婚しないためには、離れていてもしっかりとコミュニケーションを取ることが大切
何でも話し合い、お互い今どんな状況にいるのかを知っておくことがとても大切ですし、連絡が途絶えてそれが日常化されてされてしまうと、また一から説明するのも面倒になりますので、普段からこまめに連絡を取り合うことも必要なのです。
転勤で戻ることがない土地に永住し単身赴任にしてしまうと離婚しやすいのは事実
転勤族で単身赴任をし、戻ることがない土地で妻子が定住してしまうケースもありますが、これは家庭破綻に一番多いケースでもあります。
これから先も夫が赴任する可能性がなく、夫の実家からも離れている場所となると、長期別居生活になるのは目に見えています。
その場所が妻の実家に近く、友人知人の多い土地なら妻が定住したいのは当然の心理かもしれませんが、定年まで戻ることがないのに住むのは離婚するリスクを自ら高めているに過ぎません。
夫の実家に住んで夫の帰りを待つという選択
夫不在の中義両親と同居するのは覚悟が必要です。
元気なうちは離れて暮らしたいというのが本音ではないでしょうか。
妻の実家に妻子が住むという案
家計の負担が減るならまだしも、これまで通り生活費が夫の収入からなるとすれば、夫の心境はどうでしょうか。
お金だけの存在だと思われても仕方がなく、それが夫婦の亀裂になってしまうことだってあります。
そうなると、子供と一緒にも暮らせない、ATMとしてしか扱われないとなると、夫は離婚をして養育費を払えばいいじゃないかという流れにもなってしまい、離婚への流れになってしまうのです。
単身赴任中の浮気は離婚に繋がりやすい!夫の浮気を防止するには
単身赴任をする中で何よりも大切なのが、コミュニケーション
単身赴任で数ヶ月会わないのは浮気のリスクを高めるだけですので、浮気をさせないためにも、お互いに頻繁に連絡を取り合うなどコミュニケーションを大切にしましょう。
夫は単身赴任によって寂しい思いをしている
家族と離れ、仕事から疲れても一人で過ごすわけです。連絡を取り合う時には、妻として必ず労いの言葉も添えてあげましょう。
夫を慰め、励ましてあげることで一人で頑張る勇気を与えることができます。
家族間でルールを決めることも大切
仕事がない週末は、基本的に自宅に戻るようにルールを決めるといいでしょう。単身赴任場所によっては頻繁に帰れないかもしれませんが、少なくても月に一回は戻れるはずです。
また、単身赴任の夫が自宅に帰ってくることが多いとは思いますが、もし時間と都合が合うならこちらから会いにいくことも心掛けてください。
単身赴任を選ぶということは、きっと子供の教育環境や介護問題、持ち家など、妻側が転勤についていけない事情があるからだと思います。
たまに単身赴任先へ行くことも重要
なかなか会いにいくことは難しいかもしれませんが、夫の転勤先の自宅を定期的にチェックするのは一番の浮気防止でもあります。
干渉しすぎるのはよくありませんが、たまに出向いて手料理を振る舞いながら浮気チェックをするのも必要なことです。
単身赴任中にする浮気の多くは、遠く離れているから妻にはバレないだろうという心の緩みからくるものです。頻繁にこちらからも会いにいくことで、気を引き締めて浮気心を封印できることでしょう。
転勤による単身赴任、明暗を分けるのは夫婦の努力次第
夫婦間、親子間で大切なのはコミュニケーション、俗に言う報連相(ほうれんそう)を徹底することです。
毎日の連絡が難しいなら一日おきで構いません。
夫が単身赴任の時はラインでも電話でも、頻繁に連絡をとること
子供の行事予定なども夫婦で共有するようにし、月の予定は前の月に相手に確実に伝えておくべきです。
家族みんなが揃った時は一緒に楽しむことをする、たまには子供を預けて二人でデートするのもいいでしょう。
子供と過ごす時間も大切ですが、夫婦の時間を作るのもとても大切なことです。
また、普段単身赴任先で一人で頑張っているのですから、帰って来た時は感謝の気持ちを必ず言葉で表しましょう。
態度で示すことも大切ですが、それよりも「いつもありがとう」と言葉にするほうが気持ちが伝わります。
転勤で悲観にくれるか、それをプラスにもっていくかは夫婦の努力次第です。
その姿を子供に見せることで、父親のいない不安な気持ちも解消できるのではないでしょうか。
転勤による単身赴任の試練、離婚するかどうか夫婦の信頼度が試される
単身赴任によって夫婦が手にするのは「自由」です。
妻は夫から離れることで、家事の手を抜いても文句を言われることもありませんし、夕食の一品を減らしても問題ないわけです。
子供との食事ならワンプレートで十分ですし、家事の手間がグッと減るわけです。
夫がかなりのイクメンなら別ですが、夫の世話がなくなる分、育児に集中できる環境にはなるでしょう。
対する夫も自由な身になるのですが、妻が自由によるメリットを手にするのと反対に、男性の場合はかなりのデメリットになる場合がほとんどです。
男性は単身赴任になると独身気分になります
帰る時間も自由なためハメを外しやすくなり、当然ながら浮気するリスクも高くなります。
浮気防止のためには頻繁に家族と会うのことが一番かもしれませんが、赴任先によっては交通費もかかりますし、多少の手当があってもそれだけでは賄いきれないことが多いため、それなりのコストも覚悟しなくてはなりません。
どんな苦労でも乗り越えられる自信があれば別ですが、少しでも不安があるのであれば、単身赴任によるメリット、デメリットを考えた上で決断するべきではないでしょうか。
単身赴任だと離婚率は高いと言われるが、離れることでのメリットもある
単身赴任の家庭は、一緒に暮らしている家庭よりも離婚率が高いのは事実ですが、一方で、単身赴任で夫婦離れている方が仲が深まるという意見もあります。
夫は仕事へ行くからいいですが、家に残された妻や子供は新しい土地で馴染むのに時間がかかります。
ましてや行きたくもない土地に無理について行くとなると、そのストレスや不満はどんどん溜まっていきます。
そのはけ口が夫に向けられ、働いてくれる感謝も薄れて、夫婦関係がどんどん冷めていってしまうのです。
元々は赤の他人ですし、一緒に暮らせば暮らすほど言う必要のない本音も出てきてしまうようになります。
夕飯1つにしても、帰ってきて食べるかどうかわからない夫の分までも用意しなくてはならないのはかなりのストレスです。
それよりも、単身赴任で頑張って貰ったほうが、夫も妻も気持ちよく過ごせるというわけです。
単身赴任の方が良いかどうかは家庭の状況や夫婦の性格、考え方によって異なりますが、夫がいない生活が楽だと答える主婦が多いのは事実。
単身赴任による離婚が高いとはいえ、単身赴任によるメリットもあるのです。
それでも単身赴任がきっかけで離婚する方向になってしまったら…
夫婦でお互い努力をした結果、やっぱり上手くいかず離婚を考えてしまうこともあるでしょう。
離婚で揉めないためにするべきこと
離婚する方向になってしまった時、まず確保したいのが現金。まずは相手の財産に関する情報を収集しておきましょう。
特に注意したいのが「マイホーム」。
夫だけが出ていく形で妻子がそのまま住み続けることも可能ですが、売って現金で分けるという方法もあります。
家の価値はネットでも簡単に調べることができ、スマホ1つで必要な情報を入力すれば、複数の不動産会社に一括で家の査定を依頼できます。査定の比較もできますので、もし家を売る場合は最高いくらで売れるのかを考えるべきでしょう。
離婚の際は夫婦で築いた財産を互いに分け合うことができますが、相手が預金を隠していたりすることもありますので、どんな財産をもっているのかを把握することはとても大切なことです。財産分与で損をしないためにも、相手の財産の情報は集めておきましょう。
単身赴任中の夫の浮気を疑っている場合は証拠を集めること
浮気の証拠についても捜索しておくべきでしょう。情報元は色々あります。
スマホやライン、電話履歴やクレジットカードの利用明細書、あるいは飲食店のレシートなど、チェックできる方法はあります。
別居した後でこのような捜索をするのは難しため、離婚を前提に別居する前には探しておきましょう。
ただ、決定的な証拠がない状況で浮気を責めても、相手がシラを突き通せば慰謝料も請求できません。もし本当に浮気が疑われるようであれば、プロに頼むほうが安心でしょう。