単身赴任でよく問題になるのが子育てについてですが、中には、夫の実家と同居生活を送っている中で転勤の辞令が出て、住居や子供の事を考え単身赴任を選択したというご家庭もあるでしょう。
そうなると、夫の義両親と嫁である自分、そして子供との生活が始まるわけですが、夫がいない中で、上手く義両親と生活することができるのかと不安になると思います。
特に子育てに関しては、祖父母との意見が対立しやすいとも言われていますので、夫が不在でますます意見が食い違って大きなトラブルになるのでは…と悩んでしまいます。
義実家と同居する際の問題点とその対処法について、子育ての面から考えてみました。
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単身赴任をする夫の実家との同居は、子育てしやすくて楽?それとも大変?
転勤前から、夫の実家と同居をしているご家庭も多いと思います。
今までは夫がいたからなんとか同居を容認していても、その夫が単身赴任として家からいないとなると、途端に不安になるのではないでしょうか。
- 子供の面倒も見てくれてとても楽
- 夕飯のおかずが一品増えるだけでも助かる
- 姑と気が合う
- 望まれて同居したからか、上げ膳据え膳で良くしてもらってトラブルもない
このように、例え夫が単身赴任としていなくなったとしても、義両親と良好な関係が築けている場合は、何も不安がないどころか、むしろ夫不在で心細い子育ても乗り越えていけるのでしょう。
ただ、メリットばかりではなく大変だという人もいると思います。よく言われることといえば、
- 子育てに対する意見が合わない
- 自分1人なら適当に家事炊事ができるが、同居しているからおかず1つにしても気を遣うのでストレスでしかない
- 義両親が非協力的で、子育ても家事炊事もしないため、自分の負担だけが大きい
ではないでしょうか。
単身赴任で夫が不在になる不安というよりも、元々の義両親との関係が大きく影響しているのではないでしょうか。
単身赴任中に義実家と同居すると、子育ての方針でトラブルになる可能性も
単身赴任で問題になるのが、「ワンオペ育児」です。
夫が不在の中、1人で育児や仕事に家事と全てを1人で回すしかなく、不安やストレスを抱えてしまう状況になってしまうのです。
そういった問題も、義実家とはいえ近くにいて頼れる身内がいるだけで、子育てしやすい環境だと言えるのは間違いありません。
子育てに対する意見の対立
祖父母と子育ての仕方について、意見が食い違ったことがある方は多いのではないでしょうか。
表面上はなんとか上手く同居ができても、子育て方針で揉めることはよくあります。
内容としては、子供の小遣いの金額から遊び方、夜泣きや好き嫌いの食べ方まで、考え方の違いから意見が対立することがあります。
確かに、数年前の育児書が今現在では通用しないこともよくあるため、それが祖父母と嫁と大きく世代が違うと、当然子育ての方針や解釈も違ってきます。
まだ夫が普段家にいれば、何か問題があった時でも夫が間に入って大きなトラブルにならずに済むかもしれません。
単身赴任で夫がいない義実家での同居、子育ての仕方で揉めないためには
これは同居に限ったことではないと思いますが、子育ての仕方でお嫁さんとトラブルになりやすい親に共通しているのは、
- 自分が子育ての先輩であるという自信
- 息子を立派に育て上げたという自負
の2つです。
そのため、息子を育ててきた経験を、そのまま孫にもさせようとして何かと口を出してくるのです。だって、自分の子育てが正解だと信じて疑わないのですから。
嫁の立場にしてみれば、そもそも昔の子育て方針が今通用しないのですし、いちいち色々と上から目線で言われていては、ストレスが溜まってただ嫌な思いをするだけです。
思わず「今は通用しないことなので」と反論してしまい、それがきっかけでトラブルになってしまうこともあるでしょう。
あやふやな態度を取ってしまうから、義両親も良かれと思って口を出してくるのです。
義両親は「助けてあげよう」「役に立ちたい」という気持ちでいます。
夫が単身赴任で不在の中で義実家と子育て方針についてどうしても意見が合わない時の対処法
祖父母は孫可愛さで、どうしても甘くなりがちです。
こちらが厳しくしつけようとしても、夕飯前にお菓子をたくさん食べさせてしまうのもよくある話です。
義実家で同居する時には譲れるところと譲れないところを伝える
子供のしつけについてどうしても意見が合わない時も出てくると思いますが、譲れるところと譲れないところをしっかり区別することも必要だと思います。
親として子供にしつけたい事を伝え、協力してもらうようお願いしておくのです。
子供にもしっかり伝えておきましょう。
お願いした事を守ってくれないこともあると思います。
でも、気持ちを一旦伝えたら、後は深追いしない方ことが大切です。
あまり口出ししすぎると、余計に関係がこじれてしまいます。
義実家とは、同居といえども、一定の距離感を取ることはとても大切なことです。
お互い24時間監視してしまうと、それだけで息が詰まってしまいます。
譲れるところと譲れないところを区別して、後はお互い干渉しないことです。
お菓子にしても、つい孫可愛さにお菓子をあげてしまうこともあるでしょう。
せっかくの夕飯を残されてしまうと「だから言っているのに!」とイラッとしてしまうと思いますが、子供もある程度大きくなったら、何が正解かがわかってきます。
頻繁にお菓子を与えないようであれば、あまり神経質にならずに、ちょっとくらい大目に見ることも必要だと思います。
1人で子育てするには限界がある!単身赴任中義両親に快く助けてもらう方法
単身赴任で期間限定とはいえ夫がいないのですから、なんとか良好な関係を築いていきたいものです。
子育てを自分1人でするには限界がありますので、子供や自分が病気になった時など、快く助けて貰えれば、こんなに心強いものはありません。
まずは、あなたが義両親へ見せる態度がポイントになります。
既に同居をしているということは、ある程度今まで上手くいっているからではないでしょうか。
親はいくつになっても息子が可愛いものなので、夫が単身赴任になったことを引き合いにして、夫の体調管理が不安なこと、夫が安心して単身赴任ができるように妻として支えていきたいことなどを伝えることが一番です。
義両親も「ここまで息子のことを考えてくれて」と感謝してくれるに違いありません。
そして、夫が不在で不安なこと、これから何かと子育てで頼ってしまうことを伝えて、「甘える」ことも大切だと思います。
夫にはこっそり、「嫁に負担をかけるから見守って欲しい」ということを親に伝えてもらうようお願いするのもいいでしょう。
単身赴任中は義実家とほどよい距離感を保つことが一番大切
義実家に頼り過ぎてもだめですし、無関心になりすぎてもいけません。
「ほどよい距離感」を保つことが一番大切だということがおわかりいただけたでしょうか。
嫁だからとあまり距離を置きすぎても、他人行儀だと義両親に思われて可愛がられません。時には甘えながら、近づきすぎない程度に接することが上手くいく秘訣でもあります。
また、お姑さんのお友達や昔からいるご近所さんと仲良くなるというのも、実は義両親と上手く関係を築く秘訣でもあります。
立ち話するくらいの勢いも必要だと思います。
周りから「良いお嫁さんね」と言われる位にまで持っていけば、きっと義両親たちも様々な面で協力してくれるはずです。
単身赴任で心配な面は色々あると思いますが、困った時は必ず夫への相談も忘れずに。
夫婦で単身赴任期間を上手く乗り越えていきましょう。