転勤の辞令が出て悩むのが、単身赴任をするかどうかです。
特に子供が小学校高学年で、もうすぐ中学生となる時期だと更に悩んでしまうのではないでしょうか。
どの選択にしても、親が一方的に決めてしまうのではなく、子供がどう思っているのかを確かめることは大切ですし、子供の性格を考慮する必要はあるでしょう。
また、単身赴任にすることで子供を転校させるリスクは回避できますが、単身赴任にするということは生活基盤が二重になりますので、それはそれで別の問題も浮上してきます。
家族の在り方、考え方はそれぞれ違います。あなたの悩みのヒントになれば幸いです。
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単身赴任かそれとも家族で引越しか、子供が中学生になる頃になって悩む家庭は多い
この問題は仕事や家庭の事情によってそれぞれ異なりますが、多くの方が、子供が小学生のうちは転校をさせも、思春期に突入する中学生で転校させるのは子供にとって良くないのではと悩んでしまいます。
子供の年齢によって考え方は変わる
実際小学校低学年くらいであれば転入生も比較的多いですし、もし子供を転校をさせたとしても割と早くクラスには馴染むと思います。
しかし小学校高学年あたりから転校生はぐっと少なくなり、子供の性格にもよりますが、友達と馴染むまでに時間がかかることもあります。
高学年は宿泊研修や修学旅行といった大きな行事も控えているため、十分な友達関係を築けないまま行事を迎えてしまう可能性もあります。
また、何の思い入れもないまま卒業式を迎える寂しさもあります。
なので、転勤族の場合、子供が小学生のうちは悩むことなく一緒に引越しをする方を選ぶ方が多いと思います。
子供は大きくなるにつれ、親との関係よりも友達を優先します。
そのことも考慮した上で、それぞれ家庭でどう判断すべきか考える必要があるでしょう。
子供が中学生を卒業するまでは単身赴任ではなく、一緒についていくという意見が実は多い
小学校までは転校させる方が多いですが、実はすごく多いのが、中学校を卒業するまでは家族一緒についていくという意見です。
中学生という多感な時期までは家族一緒が一番、という理由からなのでしょうか。
子供にとっては転校の不安も大きく、新たな人間関係を築く苦労もある
いずれにしても、転勤でバタバタと日常を過ごしてしまいがちですが、子供を転校させる場合は、精神面でのケアを優先しましょう。
中学生までは一緒に引越しをしていたという方の中には、マイホームを持っている方もいます。その場合はマイホームを借家にし、定住する時にマイホームに戻るという選択をしているようです。また、比較的引越ししやすい賃貸の方でも、高校の進路が決まってからマイホームを購入するという方が大半でした。
いずれにしても、義務教育である中学生までは家族一緒に暮らす選択をするご家庭が多いように感じます。
中学まで転校を繰り返すのは大変かもしれません。
当然嫌な思いをすることもありますが、それ以上に転勤による経験はプラスになることだってあるのではないでしょうか。
ただ単身赴任をせずに転校するなら、子供が中学生になるタイミングが一番ベストなのは事実
中学生までは家族一緒に暮らすため転校させるご家庭が多いですが、子供にとって一番ベストなタイミングを考えると、やはり一番良いのは中学校の入学に合わせての転校ではないでしょうか。
小さな町だと小学校から中学校にそのまま繰り上げするところもありますが、ほとんどの中学校では、複数の小学校から子供が集まるため、子供も溶け込みやすいと思います。
他の子も同じ条件で入学するため、精神面でも負担なく済むのではないでしょうか。
転校することで子供が一番ストレスに感じるのが、友達関係と勉強関
それらを全てクリアにできるのは、やはり中学生になるタイミングなのではないでしょうか。
子供は転校を機に今までの自分を変えようとプラスに考える事もある、親が心配するほどではない
中学生になるタイミングがベストなように、新学期や学年に変わる時期もタイミングとしてはベストだといえます。
クラス替えもありますし、特に新学期の場合はすぐに授業も行われないため、友達と関わる時間も増えるのではないでしょうか。
子供が小学生のうちは家族で引越し、思春期に入る中学生、高校生の頃は単身赴任という形を取る方がいい場合もある
中学生や高校生になると、小学校時代とは大きく異なり友達関係も密になりますし、部活や進学の問題も出てきます。
3年間という短い時間の中で、進学へ向けた対策を練る必要もあるため、学期途中で引越しするデメリットは少なからずあります。
そういったデメリットを考えると、やはり単身赴任をするべきじゃないのかと思ってしまいますが、単身赴任による二重生活はそう甘いものではありません。
単身赴任は家計の負担大、夫の性格によっても状況が変わる
独身気分を味わってハメを外してしまう人も多いですし、1人でいる孤独感や仕事のストレスから体調を崩してしまう人もいます。
二重生活による家庭の不安を解消するためにも、せめて長くても小学校のうちは一緒に引越し、思春期に入る中学生頃に単身赴任を選択する形もいいのではないでしょうか。
ただ単身赴任を安易に考えてしまうのは危険なので、リスクも十分理解しておくことが大切です。
中学生の子供の転校、高校受験を控えている場合は特に注意
義務教育である中学生のうちは一緒に暮らすというご家庭も多いですが、中学校で転校する場合、特に注意が必要なのが高校受験を控えている時期です。
中学1年生の頃からどこに進学するかを見据えて勉強をしている生徒もいますし、学年が上がるに連れて高校受験の意識も高まりますので、学期途中での転校は少なからず受験に影響があるといえます。
学校によって内申点の付け方が異なるのも大きなデメリット
転校によって友人関係だけでなく、先生たちとも新たに関係を築く必要がでてくるため、勉強面でも実力を発揮できない可能性も出てきます。
転校によって新しい土地に引っ越すということは、これから進学する高校の情報も一から集めなければならないということです。転校して全く知らない土地で高校受験すること自体ストレスですし、受験のモチベーションを維持できるかどうかも疑問です。
その点、地元の中学にいれば、上級生や同級生からの情報である程度周辺の高校の情報を耳にしますし、自分に合う高校を見つけやすいのではないでしょうか。
ご家庭の教育方針や子供の学力にもよりますが、高校受験を控えている時期の転校は避けた方が無難でしょう。
単身赴任で夫不在の中、思春期真っ只中の中学生の子供と接する時の注意点
子供の事を考え、中学生のタイミングで家族一緒の生活ではなく単身赴任を選択する場合も多いでしょう。
特に夫不在の中、1人で家事育児をこなさなくてはなりませんので、子育てでイライラしてしまうことになります。
思春期の子育てに疲れないために
あなたが中学生の頃を想像してみてください。
きっと親の意見よりも、友達の意見の方に耳を傾けていたのではないでしょうか。
この時期の子供は、友達から自分がどう思われているのかをとにかく気にするものなのです。
そのため、親の意見を無視して行動した結果、失敗することも増えてきます。
親としては歯がゆいですし、イライラも募って口を出したくもなりますが、ここはグッと我慢すべきです。
警察に捕まるような事や人様に迷惑をかける事、あるいは命にかかわるような事以外は目をつむることも必要です。親がきちんと愛情を示していれば、例え失敗して落ち込んだとしても、グレることなく必ず親の元へ帰ってくるものです。
家族会議に子供も入れることで、どんな結果になるにせよきっと納得するはずです。