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転勤族の子供はかわいそうだと親自身が思わないことが大切

「転勤族なの?子供がかわいそうね」というこの言葉。転勤族にはとても傷つく言葉ですよね。

子供がかわいそうだと言われてしまうと、「家族一緒が良いという思いで夫の転勤についてきのに」という思いが強いだけに、気持ちがモヤモヤしてしまうのです。

本当に転勤族の子供はかわいそうなのでしょうか。

転勤族の子供ならではのメリット、単身赴任を決めるタイミングやきっかけについて考えてみました。

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転勤族の子供がかわいそうと言われてしまう一番の理由

転勤族だと伝えると、よく「子供が転校ばかりするなんてかわいそう」と言われることがあります。

この「かわいそう」という言葉、言っている人は単純にそう感じただけで悪意がないと思いますが、転勤族にしてみると「かわいそう」と言われることに不安を感じてしまいます。

転勤族でかわいそうと言われてしまう一番の原因は、引越しによって子供の教育環境が変わることではないでしょうか。

幼稚園や小学校、中学校と、転勤族で親と一緒に引越しを繰り返すということは、それに伴って子供の学校も変わり、友達関係も一から築いていかなくてはいけません。
幼稚園や小学校低学年のうちは、学力の差があっても取り戻すことはできますし、友達関係にもつまづくことなくスムーズに溶け込むと思います。

それでも転勤族で定住することなく引越しを繰り返すのを聞くと、やはり「子供を親の都合で転校ばかりさせるなんてかわいそう」となるのです。

転勤族の子供をかわいそうと言うのは単なる決めつけにしかすぎない

転勤族として全国を転々としてきた方にとって、単身赴任を選択せずに家族一緒に帯同してきたのは、何よりも家族優先、子供のことを思ってのことだと思います。

新しい土地で仲良くなったお友達とお別れするのは、親も子も確かに寂しく辛いものですが、別れの瞬間は寂しくても、引越し先で新たな素晴らしい出会いがある可能性だってあります。

子供の性格によってはなかなか環境に馴染めないかもしれませんが、子供は転勤を繰り返すうちに友達と良好に築く術を学んでいきますし、親が心配するよりも逞しく成長していくものです。

私が今まで仲良くしてきた転勤族の方たちの話を聞いても、転校初日は「前の学校のほうがよかった。前のお家に戻りたい、友達に会いたい」と言っていても、1ヶ月も経つと慣れて、近所のお友達と一緒に仲良く登校していくと言います。
集団下校が義務付けられているのも幸いして、近所のお友達ともすぐに仲良くなれたようです。

「友達と離れるなんてかわいそう」という声は単なる決めつけです。
逆をいえば、全国各地にお友達ができるということにもなるのはないでしょうか。それはそれで、転勤族でしか味わえない、メリットの1つだと私は思います。

かわいそうというイメージが強い転勤族の子供、転勤族ならではのメリット

全国各地に新しいお友達が出来るのは転勤族の子供の一番のメリット

先程も少し触れましたが、これが一番のメリットではないでしょうか。
転勤族によって新しい土地に数年住むわけですから、親しい友達が1人や2人できます。なかなか全国各地に友達の輪が広がるってことないですし、転勤族ならではの魅力だと思います。

学校で苦手な子がいても引越しによってリセットできる

義務教育のうちは、校区内の学校に通わなくてはなりません。
当然通ってみないとどういった学校なのかはわかりませんし、子供に合う学校かどうかもわかりません。
友達関係でつまづいてしまうかもしれませんが、転勤族で引越しを続けるということは、もし何かしらのトラブルがあっても、リセットができるということ。
もし嫌なことがっても「どうせ数年経てば引越しするから」と気持ちを切り替えることが出来ますので、いくらか気も楽になるのではないでしょうか。

精神的に強くなる

新しい環境に馴染むにはかなり勇気が必要ですし、本人の努力も必要です。
子供同士にもグループがありますし、その中にはボス的存在の子もいるでしょう。
転勤族としてその中に飛び込んでいくしかないのですが、転勤族の子供はそういった中でも上手く対応して順応していけるようになります。
この術は学校だけでなく、これから社会にでて就職しても必ず役立つ術ではないでしょうか。

転勤族であるあなたが自身が「子供がかわいそう」と思わないことも大切

転勤によって新しい土地に引越し、子供が新しい学校に馴染むかどうかで不安になると思います。
ただ心配するあまり子供に対して「かわいそう」という態度を見せていると、不安を抱いている母親の気持ちを子供がキャッチし、子供は母親を心配させまいと無理をしてしまうことがあります。

転勤族で引越しを繰り返している子供は、いつもポジティブな気持ちとネガティブな気持ちの狭間で揺れています。

母親であるあなたは、その子供の気持ちに寄り添い、見守る姿勢でいることが大切です。

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「友達はできた?」「勉強はついていける?」など過剰に心配し、質問攻めをするのはやめましょう。

それよりも、「新しい土地でどんな出会いがあるかな」「今は辛いことがあるかもしれないけど、きっと将来役に立つよ」など、ポジティブな言葉をかけるよう心がけましょう。
また、学校で居場所がない子供が感じてしまうと、そこから登校を渋ってしまうこともあります。
もし登校しぶりが見え隠れした場合は、学校以外の居場所を作ってあげてください。
習い事でも良いので、学校以外で安心して過ごせる場所、自分を認められる場所を作ることはとても大事なことです。

もし「子供がかわいそう」と言われた時の上手い対応

言っている側はおそらく悪気なく言っているかもしれませんが、言われる方は良い気持ちで受け止められるはずありません。

転勤族だと分かって結婚し、子供が出来ても家族一緒にいようと思っての行動なのですから、子供がかわいそうと言われてしまうのにどうしても納得がいかないのが本音だと思います。

ついカチンときてしまいますが、もし「かわいそう」と言われた時は、「子供も色々な地域で刺激をもらうし、私達もちょっとした観光気分を味わえて楽しいわよ」とでも言ってみてはいかがでしょうか。
「子供が小さいうちは家族一緒が一番だから」と家族の絆をアピールすれば、それで十分相手にも伝わると思います。

転勤族が子供の事を考えて単身赴任を選択する時期やきっかけ

転勤族の方は、いつも頭の片隅に「どのタイミングで単身赴任にしようか」と悩んでいると思います。

それぞれ家庭の事情もありますので、このタイミングがベストと断言できない部分はありますが、多くの転勤族の家庭では、子供の教育環境を重視して決めていることが多いように感じます。

小学校、中学入学時、受験といったタイミングで単身赴任を選択する家庭がほとんどです。
特に中学校頃の子供は思春期に差し掛かるため、友達関係への不安や高校受験を考慮して、中学校入学のタイミングで単身赴任を選択するようです。

また単身赴任を視野に入れた場合、「だったらマイホームも購入しよう」となることが多いため、結果的にマイホーム購入も単身赴任をするきっかけになるのです。

子供もそうですが、転勤族で新たな土地の既に出来上がったコミュニティに入るのは、親自身も苦労するものです。

子供の教育問題、マイホーム購入を目処に、転勤生活を終わって単身赴任へと切り替えるのではないでしょうか。

転勤族の子供はかわいそうではないが、子供なりに頑張っていることを理解してあげよう

転勤族の子供は、親の引越しによって一旦築いた学校や友達関係を転校のたびリセットしなくてはなりません。
「仲良くなってもまたどうせ転校するし」と言う気持ちを捨てきれないまま、転校先で頑張って過ごすわけです。

そんな転勤族の子供に対して親が出来ることはただ1つ。
「子供にとって居心地の良い家を作ってあげること」ではないでしょうか。

家が安らぎの場であり家族の絆が深ければ、決してその子供は「かわいそう」ではないのです。

子供が普段学校でどんな生活を送っているのかを、親が詳しく知ることはできませんが、居心地の良い家を作れば、子供の気持ちも安定するのではないでしょうか。

子供は親に心配をかけまいと自分の弱みや悩みを隠したがります。
新生活を送る子供の言動に注意し、何か気付いた時はフォローしてあげるべきでしょう。あくまでもさりげなく。

転勤族が悩む単身赴任するタイミングにしても、夫婦の意見だけでなく、ぜひ子供の意見も聞いてあげてください。
そして家族全員が納得した答えを導いてほしいと願っています。