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家計不安が大きくなる50代今からでもできる家計の見直しと対策

50代と言えば、子供の大学費用や親の介護問題で何かと支出が増える年代ではないでしょうか。

私達夫婦はまだ40代ですが、これから迎える50代に向けて、家計を更に引き締めなければと危機感を持っています。あなたの家計は大丈夫でしょうか。その家計管理で老後も安心して暮らせそうですか?

老後資金が2000万円必要だと言われている今の時代。もう遅いと思わずに、一緒にもう一度気を引き締めて家計の見直しをしてみませんか?

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家計が苦しい…50代の家計を圧迫する主な原因は教育費

昔に比べ30代以降で結婚する方が増えたこともあり、親が50代になる頃に子供が高校や大学に進学する家庭も増え、教育費が家計に大きく影響を与える世帯も多いのではないでしょうか。

私も30代で子供を出産しているので、まさにこの世帯に当たります。

進路によって費用は異なりますが、高校は私立と公立とで授業料が違いますし、大学に至っては私立と国立、学科によっても費用の差があります。年間で言うと数十万から数百万円の差がありますが、いずれにしても教育費が家計を圧迫するのは言うまでもありませんし、受験対策として通う塾代も馬鹿になりません。

また、高校や大学が遠方であればその分交通費が掛かりますし、大学が自宅から通えない場合は一人暮らしをする可能性もあるため、そうなると今度は生活費も必要になります。

子供が希望する進路を応援してあげたい、できる限りのことをしてあげたいのが親心。

しかし家計の見直しをしないまま50代を迎えてしまうと、教育費が家計を圧迫し、教育費を捻出できないばかりか、日々の生活さえ苦しくなってしまうのです。

親の介護問題も50代夫婦の家計を圧迫する原因のひとつ

50代ともなると、今度は親の介護問題も浮上してきます。

私はまだ40代ですが、70代の父は要介護4です。実家で母が介護をしていますが、介護費用がとにかくかかることに驚きます。

実家は昔ながらの造りで反バリアフリーな構造のため、とにかくお金がかかるのです。

  • 外や玄関に手すりを付ける
  • 段差をなくす
  • 浴室やトイレを使いやすいようにリフォーム
  • 介護用ベットのレンタルや酸素ボンベの常備
  • 病院へ付き添ってもらうヘルパーさんの費用

体調が悪い時は長期入院もあるため、月に数万円の入院費も必要になります。

今のところは親のお金で全てまかなうことができていますので、私が介護費用を捻出することはありませんが、親の年金や貯蓄だけでは足りず、子が介護費用を援助しているご家庭も少ないないのではないでしょうか。

在宅介護の場合は月平均で5万円ほどかかると言われている

その月数万円の介護費用に高額な教育費を抱えた生活は、50代世帯の家計に大きな影響を与えるのは確かです。

生活が成り立たず貯蓄ができないと、今度は自分たちの老後資金を貯められず、自分たちの介護が必要になった時に子供たちに資金援助をしてもらうなど、負のループを断ち切ることができません。

50代平均貯蓄額と貯蓄ゼロ世帯の割合

50代は教育費や介護費用の問題も出てくる年代ですが、ここで気になるのがお隣さんの貯蓄事情です。

50代ではどのくらい貯蓄があるのか、ゼロ世帯はどのくらいいるのか気になり調べてみました。

50代の平均貯蓄額

金融広報中央委員会が調査している『家計の金融行動に関する世論調査2018(二人以上世帯調査)』によると、50代の平均貯蓄額は1481万円というデータがありました。
ちょっと高額な気がすると思いますが、それは平均値だからでしょう。
平均値は貯蓄額が極端に多い、少ないに影響されますので、リアルな数字を考えるなら、中央値である900万円が参考になる数字だと思います。

年収によっても貯蓄額が違うと思いますので、あくまでも調査結果による数字になりますが、実は貯蓄ゼロ世帯も少なくなく、驚くことに年収に関係なく、年収1000万円を超える世帯でも貯蓄ゼロ世帯があるのです。

50代の貯蓄ゼロ世帯は17.4%

年収別

  • 300万円~500万円未満 19%
  • 500万円~750万円未満 12.4%
  • 750万円~1000万円未満 4.3%
  • 1200万円~6%

というデータがありました。

どの程度が貯蓄ゼロに値するのかが難しいところですが、年収1200万円以上ならかなりの貯蓄があると思いきや、年収1200万円以上でも貯蓄ゼロ世帯がなんと6%もいるというのに驚きます。

年収が高ければそれだけ貯蓄額も多くなるのは事実ですが、危機感を持たずに貯蓄をしないまま生活していると、年収に関係なく貯蓄ゼロのまま50代を迎える世帯も実は多いのです。

家計の見直しは50代からでも遅くはない、家計の見直しポイント

家計の無駄を徹底的に省く

一番に見直したいのが3つの固定費

住居費

賃貸住宅で子供が独立しているなら部屋を縮小させ、今よりも家賃が低い物件に引越すことも検討してはいかがでしょうか。

住宅ローンを払っているのであれば、金利が高くないのかもう一度検討し、情報を得て低い金利に乗り換えることも考えるべきでしょう。

ただし、残債があといくらなのか、ローンの返済期間はあとどのくらいなのか、乗り換える際の諸経費のことも考えて慎重に行うことが大切です。

保険料

50代は身体のあちこちに問題が出てくる年代ですし、今の手厚い保障から乗り換えてしまうと後悔してしまうのでは…と見直しに消極的になってしまいます。

定期的に生命保険の加入状況が郵送されてくると思いますが、確認することなく、すぐに処分してしまう方も多いのではないでしょうか。

家計を見直すためにも、まずは今加入している保険について、死亡保険額や保障内容をもう一度検討し払いすぎていないか確認しましょう。

保険会社も増え、昔加入した時期にはなかった商品も登場していますので、同じ保障内容で比較検討したり、専門家のアドバイスをもらうことも考えましょう。

通信費

毎月どのくらい支払っているでしょうか。

40代~50代でありがちなのが、ガラケーからスマホに乗り換えたままプランを見直すことなく、子供のスマホ代も含めてかなりの額を払い続けていることです。

大手キャリアから格安スマホやSIMに変えることで通信費を大幅にカットできますので、節約効果はありそうです。乗り換えが面倒に思うかもしれませんが、検討する価値は最もある項目だと思います。

以上の3つの固定費を見直すことで、家計の無駄を省くことができ、支出を抑えることができます。夫婦、家族で話し合いましょう。

50代に重くのしかかる教育費、教育費によって家計が苦しくならないためには

大学に行かせるだけの費用がないからと、安易に奨学金を借りるのはとても危険です。

奨学金で大学へ進学する方も多いですが、奨学金を借りるということは、社会人になると同時に借金を背負うということであり、社会人1年目の安い給料から月数万円を払い、この先何十年も払い続けることになるのです。

奨学金制度を否定するわけでもないですし、大学へ行く手段のひとつなのは分かりますが、子供が大学に通う4年間の総額は、文科系で約400万円、医歯系ともなると数千万円にも上り、その学費を払わなければなりません。

今これを見ているあなたがまだ若く、教育費に不安を感じているならば、子供に負担を掛けさせないためにも、今からしっかり教育費を貯めておくことをおすすめします。

先程説明した固定費や子供の習い事を見直し、子供がアルバイトをできる年齢であればアルバイをお願いし、自分の携帯代やお小遣い分くらいは稼いでもらうことも視野に入れておくべきです。

専業主婦ならパートを始めて収入を得る、パートから更に上を目指して収入を増やすことも含めて考えたほうがいいでしょう。

ちなみに我が家の場合は、子供が産まれた年に学資保険に加入し、今も払い続けています。もちろんその学資保険だけで全てまかなえるわけではないと理解はしているつもりです。

どんな方法を取るにせよ、今のうちから支出をできるだけ抑え、教育費がピークになる50代に向けて準備をしておくことが大切です。

これから家計を圧迫する学費に備えて、今から対策をしておきましょう。

親の介護問題で離職しないこと、これも50代になる前に心得ておきたい

親の介護と仕事の両立は想像以上に大変だといいます。

最初はなんとかなるだろうと安易に考えてしまいますが、時間も体力も奪われ、親の介護のために仕事を辞めてしまい、収入を得られず生活が困窮してしまう世帯も珍しくありません。

50代は子供の教育費が重くのしかかる世代なのですから、介護のために身を削り、仕事を失って収入を得られなくなることだけは避けるべきです。

今よりもこれから先の未来に目を向けて、公的なサービスをうまく活用し、仕事を辞めずに介護を続けられる方法を見つけることが大切です。

介護問題に関しては、誰にも相談せずに子が一人で抱え込んでしまう傾向があります。
親の介護による痛ましい事件を目にすることも少なくありません。

介護問題は決して他人事ではありません。
ストレスを溜めやすく、お金が絡むので解決が難しい問題ですが、家族や兄弟、職場にも協力を仰ぎ、個人で解決しようと思わないようにしましょう。

2000万円は必要だと言われている老後資金、その貯め方とは

これまでは、入ってきた給料=支出になっていませんでしたか?

夫の給料だけでは不安で、妻もパートへ出て働き、なんとか家計をやりくりしてきただろうと思います。
確かに収入が増えればそれだけ家計不安も解消できますが、50代目前になってもそうした考えではすぐに家計は破綻してしまうだけです。

おすすめは先取り貯金

貯蓄を増やす最も有効な手段は、先取り貯金だと私は思っています。投資という考えもありますが、素人が言われるまま投資を行なってしまうのは避けたほうが無難ですし、あらゆるリスクを伴います。

毎月数万円でも給料から自動的に積立ができるように手続きをすれば、収入から先取り貯金を引いた分で後はやりくりすればいいのです。

我が家も先取り貯金を行なっていますが、知らないうちにお金が貯まり、貯蓄が苦手な私でも無理なく貯めることができています。

子供の独立後の生活で多いのが、収入が増えて支出が減ったのに、贅沢な暮らしを続けてしまうことです。
老後資金を少しでも貯めれるよう、50代を過ぎて塾代や学費がなくなった分は先取り貯金に回すことにしましょう。

先取り貯金が貯蓄ゼロには有効ですが、そもそも赤字なのに家計を見直すことなく先取り貯金を行うのだけはやめましょう。
先取り貯金によって家計が苦しくなっては本末転倒です。

教育費がかかる時期は、家計が苦しい時期だとある程度割り切ることも必要だと聞きます。

老後資金2000万円の数字に踊らされてしまいますが、無理のない範囲でコツコツ貯めていきましょう。

健康で長く働き続けることを目指そう

私の父は定年退職前、若くして体調を崩しました。
以降は坂を徐々に下るように悪くなり、今では要介護4の生活を送っています。

年金と貯蓄で生活できてはいますが、旅行の楽しみもなくなり、田舎で2人だけの生活をする大変さがあるのは確かです。

近くに住む義両親も同年代ですが、持病はあれどとても元気で、

「孫にお小遣いをあげたいから」

と言って今でも働き続けています。

そんな親たちをみていると、子供が独立するまで教育費などお金の工面が大変でも、健康で長く働き続けることができれば、生活の張りもでき、老後資金2000万円とまではいかなくても、子供に頼ることなく安心して老後を暮らしていけるのではと考えてしまいます。

40代の私もいずれ50代を迎えますが、家計不安に陥らないためにも、老後子供たちに迷惑をかけないためにも、夫婦で話し合いながら家計管理を行なっている最中です。一緒に頑張っていきましょう。
こちらの記事では、お金が貯まらない人貯まる人について詳しく説明しています。老後家計不安に陥らないためにもぜひ参考にしてください。
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