我が家は今単身赴任家庭ですが、転勤族で一緒に各地を回っているママは皆口を揃えて「地元に帰りたい」「地元で子育てをしたい」と言っていました。
ただ実際に我が家のように単身赴任を選択し、地元に帰ったママはほんのわずか。
現実的にはやはり難しいようです。
地元に帰りたいという気持ちはよくわかります。
では、その願いが叶わない場合はどうすればいいのでしょうか。気持ちをどう立て直すべきなのでしょうか。将来は?
あなたの悩みが少しでも軽くなれば幸いです。
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転勤族の妻が地元に帰りたいと思う理由は「孤独感」と「将来への不安」
結婚相手が転勤族であることは初めからわかっていますし、ある程度覚悟をして結婚したとは思いますが、理想と現実は違います。
妻の孤独感
転勤族の妻が一番感じるのが孤独感です。
夫は朝から晩まで働き詰め、一方の妻は知らない土地で知り合いが誰一人もいない環境の中で過ごさなくてはなりません。
特に小さなお子さんがいる場合、育児で困ったことがあっても身近に相談できる相手もいなければ助けてくれる人もいないため、どんどん孤立してしまいます。
夫と話したくても帰宅が遅く朝も早ければ会話をする機会も少ないですし、不満ばかりが募り、ますます孤独感を味わうことになります。
将来への不安
夫婦共に地元が近ければ、いつかは地元へ帰れるのではないか、いつかは地元で定住したいと思うものです。
漠然と将来への不安が膨らみ、地元へ帰りたいと思ってしまうのです。
地元に帰りたいと思っても、転勤族でいる以上なかなか地元に帰れないのが現実
地元へ帰りたいと願う転勤族の妻が多いのは確かですが、実際にその願いが叶い、地元へ帰れる人は恐らく少ないと思います。
子供が小さいうちは家族一緒で住むことが一番だと考え、夫の転勤に合わせて引越しを余儀なくされている家庭がほとんどでした。
また、地元へ帰れないことがわかっているため、地元に慣れるというよりも観光気分で楽しもうと気持ちを切り替えている人が多かったように感じますし、経済的なことも含め、転勤族でいる以上は地元に帰れないのが現実なようです。
知らない土地に馴染むためにも、何か仕事をすればいいいのでは?という意見もありますが、転勤族のママの多くは仕事をしていませんでした。
子供が体調不良で休まなければならない時もあるでしょうし、またいつ転勤になるかわからない状態で仕事をするのは難しいからかもしれません。
ただ子供が小学生くらいにもなると、学校へ行っている時間帯に合わせてパートをしている方もいました。
地元に帰りたい転勤族の妻が地元に帰るための手段はあるのか
夫婦の地元が近い場合は、地元へ帰れる可能性も高くなりますが、これから先も夫の転勤が続くのですから、定住となると単身赴任生活になるのは必須です。
単身赴任の苦労はなってみないとわからないもの
知らない土地で単身赴任家庭になるよりも、地元にいた方が経済的にも精神的にも負担が少ないのは確かです。
経済的にも精神的にも地元に帰るメリットはありますし、子供の進学も考えればいずれはどこかで定住することも考えなくてはならないので、一度旦那さんに相談してみてはいかがでしょうか。
旦那さんだって、きっといつまでも家族での転勤は難しいと考えているはずです。
単身赴任はするべきじゃないという意見も耳にしますが、そこまで悪いこととは私は思っていません。今現在義実家の近くに住み、地元へも車で行ける範囲に住んでいますが、大きなトラブルもなく単身赴任生活を送っています。
きっかけが必要だと思いますので、どうしても地元に帰りたいのであれば、ただ悩むのではなく行動してはいかがでしょうか。
子供が小さいうちは地元に帰りたいと思うかも?状況が変わることも
見知らぬ土地で子育てをする不安は大きいですし、転勤族だとママ友を見つけるのも苦労すると思います。
運良くママ友ができても、また転勤でその土地を離れると思うと上辺だけの付き合いになってしまうこともあるでしょう。
孤立感や喪失感を味わってしまうかもしれませんが、それも子供が小さいうちだけかもしれません。
子供が小さく手のかかる頃は、家事育児に追われてストレスも感じやすい
「こんなはずじゃなかった」
「地元だったらこんな寂しい思いをしなくて済んだのに」
こんな思いが強くなってしまいます。
成長と共に自分でできることも増えますし、親の手を離れていくものです。
今は子育てのストレスや孤独感、喪失感から地元へ帰りたい気持ちが強いかもしれませんが、状況が変われば考え方も変わります。
子供の高校や大学進学の事を考え、あえて地元へ帰らない選択をする人もいますので、今は辛い時期だと受け止めて頑張ってみるのも考え方の一つです。
転勤族と結婚した宿命と捉え前向きに考えよう
地元に帰りたい気持ちが強い時はネガティブになりがちです。
- 地元にいる友だちはみんな楽しそう
- マイホームを持っていて羨ましい
- 親に子供を預けられるから子育ても楽そう
など羨んでしまいます。
就きたい仕事があっても、転勤族だと思うようにいかないこともあるでしょうし、結婚したことに後悔はなくても、地元の人と結婚していればこんな思いをしなくてもすんだのに…と思う時もあるでしょう。
あなたが羨んでいることの裏事情
- 地元にいれば親の介護は避けては通れない
- マイホームを持って単身赴任となると経済的負担は避けられない
- 親から子育てに関して口を出されやすくストレスも感じやすい
ということです。
今は寂しい気持ちが強いかもしれませんが、また新たな土地で新しい発見や出会いがあるかもしれません。
転勤族で各地を回れば、住みやすい土地や子育てしやすい土地もわかってきますし、老後は東京ではなく、以前住んだ北海道に夫婦で住もうと思う可能性もあるのです。
転勤族ならではの楽しみを見つけて、前向きに考えてはいかがでしょうか。
地元に帰らない選択をした転勤族はどこに住んでいるのか
地元に帰らない選択をした転勤族の方は、旦那さんの転勤先がちょうど子供の教育環境に合うなど、大学進学も見通して定住先を決めている方もいれば、転勤先が夫と妻の実家の中間地点だったため、行き来しやすいという理由から定住先に選んだ方もいました。
子供の就職先に合わせて定住先を決めた人もいる
地元に帰りたいという気持ちが強い今は、他の定住先なんて考えられない…と思うかもしれませんが、前述でも述べた通り、状況が変われば考え方も変わってきます。
良い出会いがあって人に恵まれると、この土地に住みたいと思うかもしれませんし、「遠くの親戚より近くの他人」「住めば都」という言葉通り、地元以外にも住みたい土地が現れるかもしれません。
あえて地元に帰らない決断をした転勤族の方たちをみると、「定住先は地元だけじゃない」と思えてきますし、あなたも考え方が変わってくるのではないでしょうか。
どうしても地元に帰りたい時は、なぜ帰りたいのか一度整理しよう
人は見慣れた風景が一番落ち着くものなので、地元に帰りたい気持ちになるのは当然のこと。しかし地元はたまに行くから居心地がいいだけで、もしかしたら住むには不便なところかもしれません。
地元に友達がたくさんいたとしても、それぞれに生活がありますので、昔のように集まる機会だってほとんどないはずです。
今はSNSで繋がれる時代ですし、どんな手段でもコミュニケーションは取れます。
その裏にもしかしたら別の問題が潜んでいるかもしれません。
夫との不仲だったり、育児のストレスだったり、孤独や不安からただ逃げ出したいだけかもしれないということです。
その問題が解決できれば、落ち着いて冷静な判断ができると思いますので、焦らず自分の気持ちに向き合い、将来を見据えて決断するべきではないでしょうか。