親と同居する際、悩むのが家賃代としていくら支払うべきなのか、そもそも支払うべきなのかという悩みです。
同居に至った経緯や同居スタイルにもよりますが、いずれにしても、夫婦で親と同居するなら、お金の問題はクリアさせてからスタートさせることが大切です。
独身者と夫婦の同居では意味合いが違いますが、社会人として恥ずかしくない行動を取るのは、相手が親であっても大切なことではないでしょうか。
親と同居する際の家賃代をいくら渡すべきかの悩みと解決策についてご紹介したいと思います。
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親と同居するなら、家賃代として毎月お金を渡すのが常識的
結婚後二世帯住宅ではなく、居候のような形で親と完全同居する方も多いと思います。
・収入が少ない
・生活費を節約して貯金をしたい
・親の希望で
・親の介護
など理由は様々ですが、親と同居する際に悩むのが、家賃代として毎月お金を支払うべきなのか、支払うならいくら払うべきなのかという点です。
まず大前提として、いくら収入が少なく、生活費を節約したいがために同居したとしても、家賃代として毎月親にお金を渡すのが常識的な考えだと思います。
毎月自分のお給料だけで生活することを考えた時、
・家賃
・各種公共料金
・食費
・日用雑貨
の他、保険や携帯代、車のローン…など生活費がかかります。
いくら払うかは親御さんとよく話し合う必要がありますが、親と同居するなら、家賃代としてお金を渡すことで後々トラブルにもならずに済みますし、この先助け合いながらお互い気持ちよく同居することができるのではないでしょうか。
自ら家賃としてお金を支払う姿勢を見せて親と同居する方がベスト
「収入が少ないから、できればお金を入れずに同居したい」
「親にお金のことを言われないからラッキー」
と思っている方もいますが、親からお金の話をされる前に、お金を支払う姿勢を見せてから同居をスタートさせるべきでしょう。
それは、これから先一緒に同居する上で、一番揉めやすいのが”お金”だからです。
お金のことは言い出しにくい上に、一度不満を感じてしまうと後々まで引きずってしまい、親族を巻き込むくらい大きなトラブルにまで発展する可能性もあります。
親が収入の少なさを気にかけ、「家賃代はいいよ」ともし言われたとしても、それを真に受けずに、少しでもいいのでお金を入れる姿勢を見せる方が良好な関係を築けます。
口ではお金はいらないと言っても、同居が続くと支出の多さに不満を抱き、周囲に「息子(娘)夫婦がお金を入れてくれない」と愚痴を漏らす可能性もあるのです。
後で不満を口にされる前に、こちらからお金を支払う姿勢を見せて同居する方が、結果的に親も色々協力してくれるはずです。
親と同居する場合に家賃代としていくらお金を渡すべきなのか迷った時の考え方
では、親と同居する場合、家賃代としていくらお金を渡すべきなのでしょうか。
■金額は各家庭の家計状況によるので一概にいくらとは言えない
なぜ同居するに至ったかによりますので、「〇〇万入れるべき」という明確な数字はないでしょう。経済的な理由で一時的な同居であれば、親と話し合った上で、収入から出せる精一杯の額を提示すればいいですし、これから先も完全同居で、夫婦それなりの収入があるなら、将来必要になるリフォーム代も考慮して多く支払うのもひとつの考えだと思います。
また、親の資産状況にもよるでしょう。
親がお金に困っておらず、「お金は少しでいいから、その分しっかり貯金しなさい」と言われたなら、それに甘えるのもいいのではないでしょうか。
その代わり甘えすぎず、しっかり貯金をして自立する姿勢を見せて安心させることが大切だと思います。
親と同居する一番のメリットは家計の節約と貯金
親と同居と言うとマイナスイメージが多いものですが、同居によって得られるメリットはたくさんあります。
■一番のメリットは家計の節約になり貯金がしやすくなること
金銭面で楽になるのは間違いありません。
家賃代として数万円親に払うにしても、家賃や住宅ローン、その他生活費云々かかることを考えれば、かなり家計の節約になるのではないでしょうか。
そして同居で家計が節約できるということは、貯金もしやすくなるということ。
将来のために貯金に励みましょう。
■いざという時子供の預け先に困らない
夫婦共働き世帯にとって困るのが、休園や休校、子供の体調不良など、急を要する時の子供の預け先です。
子供だけでお留守番をさせることが不安、かといって仕事を休むことができない。そんな状況下でも、既にリタイヤしている親と同居していれば何も心配ありません。
■家事の協力を得られる
特に共働き夫婦の場合は家事が楽になるのではないでしょうか。
急な残業で遅くなってもお姑さんが夕飯の支度をしてくれたり、急な雨で洗濯物を取り込めなくても代わりに室内へ入れてくれたり。
どこまで家事分担をするかについては、予め揉めないように話し合うべきですが、家事の協力を得られるのは同居のメリットだと思います。
せっかく同居するのですから、メリットを最大限に活かすためにも、同居前にしっかり親と話し合うことをおすすめします。
親と同居するデメリットも考慮した上で、日々起こる問題は早めに解決していこう
親との同居はメリットだけでなく、当然デメリットもあります。
特に義実家と同居となると、嫁の立場として色々気遣うこともあるでしょう。
親世帯とは朝起きる時間から寝るまでの生活スタイルが違いますので、お互いストレスを溜めないためにもルールは必要になります。
また、メリットであげた家事分担についても、料理の味付けから掃除の仕方まで違いますので、生活する上で疑問に感じることが増えてきます。
譲り合う気持ちでお互い折り合いをつけていくしかないのですが、不満を感じたまま過ごしていると、その少しの不満が大きくなり、いつか衝突してしまうことも考えられます。
同居前は良好な関係でも、生活を共にすると必ず問題が生じますので、その都度解決していくようお互い努力が必要なのが同居です。
旦那さんも上手く間に挟みながら、解決していくようにしましょう。
親と同居する際は家賃も含め、お金の問題はクリアな状態にしておこう
親と同居する際の家賃問題について述べてきましたが、参考になったでしょうか。
同居に至った経緯は色々あるにせよ、家賃代も含め、お金のことだけはクリアにした状態で同居する方が上手くいきます。
それから同居する上で色々問題が生じた時は、その都度うやむやにせずに、しっかり話し合うことが大切です。
同居で得られるメリットもたくさんありますので、自分たちだけのことだけ考えずに、お互い同居して良かったと思えるよう、感謝の気持ちを忘れずに努力していきましょう。