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家賃が馬鹿らしいというだけで家を購入するのが危険な理由

家賃が馬鹿らしいというだけで家を購入する人はたくさんいますが、家賃と住宅ローンを比較しただけで家を購入しまうのは危険です。

営業マンのセールストークや住宅展示場のチラシに惑わされず、「何とかなるだろう」と安易に考えない方が賢明です。

では、なぜ家賃とローンを比較して家を購入するのは危険なのでしょうか。
賃貸のメリット、デメリットとは?

増税前の今、本当に家を買うべきかどうかじっくり考える機会になれば幸いです。

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高い家賃を払うのが馬鹿らしい、という理由だけで家を購入するのはやめた方がいい理由

家を買うタイミングは人それぞれ。

  • 結婚
  • 子供の誕生
  • 子供の進学
  • 親の介護
  • 定年退職
  • 増税

他にもあると思いますが、「高い家賃を払うのが馬鹿らしい」という理由から家を買った、という人も実は多いのではないでしょうか。

家を買う方のほとんどが住宅ローンを組みますが、毎月支払っている家賃と月々払う住宅ローンを比較した時に、家賃と同等かもしくは家賃よりも安くなることがわかると、

「家賃を払うのがもったいない、馬鹿らしい」

と感じてしまうのです。

住宅展示場のチラシにも、「月々の支払い○万円でOK」という文字が並んでいます。
その金額と今の家賃を見比べて、「家賃とそう変わらないじゃないか」と急に家賃分がもったいなく感じてしまい、一気に家購入に向けて動き出してしまうわけです。
「増税前に購入を!」という文字にも焦りを感じてしまいます。

確かに増税によって支払額が上がりますので、金利も考えると増税は無視できませんが、「家賃を払うのが馬鹿らしい」という理由だけで家を購入してしまうのは大変危険です。
それは、家は家賃のように月に支払う金額だけでいいわけでなく、固定資産税や維持費など、想像以上にお金がかかりますし、今の収入がこの先も保証されているとは限らないからです。

家賃との比較だけで勢いで家を購入しないよう注意しましょう。

家賃の支払いが馬鹿らしいからと家を買った結果、ローンを支払えずに家を手放してしまう人は多い

ドキュメンタリー番組でもよく住宅ローン破綻の特集をしていますが、あるサラリーマン家庭は、念願だった家を建てたまではよかったが、リストラや給料減、ボーナスカットなどにより返済計画が崩れ、ローンを支払えなくなってしまい家を手放していました。

住宅ローンのリスク

住宅ローンを組んだ時は順風満帆で収入が安定していても、仕事が上手くいかず家計が苦しくなることもあるでしょうし、病気で仕事を続けられなくなってしまうこともあるわけです。

夫婦共働きでローンの支払いを考えても、この先もずっと共働きとして収入を得られるかどうかもわかりません。

ボーナス払いでローンを組んでしまった場合

ボーナスカットになってしまうとダメージは大きく、日々の生活さえ困難になります。

戸建てを購入するために郊外に住み、通勤距離が長くなってしまう方も多いですが、交通費が高くなるだけでなく、体力面でも不安が残ります。
朝早く出て夜遅くに帰る生活が続いた結果、身体を壊してしまい、仕事を休まなければならず、収入が減ってしまう可能性もあるのです。

そうしたリスクも考えずに、家賃の支払いが馬鹿らしいからと家を買ってしまうと、何とかなるものもならなくなってしまい、せっかくのマイホームを手放してしまうのです。

家賃を払うのが馬鹿らしい?「今」ではなく「未来」を想像しよう

家の資産価値は、入居してすぐからどんどん下がり始めます。20年も経てばその資産価値は失くなり、ただの箱でしかなくなるといいます。
よく

「家は資産だから」

という言葉を聞きますし、実際私達の親世代もよく口にしますが、資産価値があるのは家ではなく土地なのです。

マイホームを手にしようと郊外の安い土地に新築を建てるのと、都市部の利便性のいい賃貸物件に住むのとどちらがいいのか。

資産価値のない土地に家を建てるリスクを考えると、今本当に家賃だけを考えて家を建てていいものか、その答えが見えてくるのではないでしょうか。

新築に住みたい気持ちもわかりますが、それは今のあなたの気持ちであって、30年後をイメージして考えると、焦ってまで家を買わない方がいい場合もあることが十分理解できると思います。

通勤通学に便利か、公共施設が充実しているか、家賃と住宅ローンを比較する前に考えたいことはたくさんあります。

「今」ではなく「未来」を想像して住宅購入を検討しましょう。

「今の家賃で家を買えます」「家賃を払うのはもったいない」は営業マンの常套句

  • 「今の家賃で家を買えます」
  • 「家賃を払うのはもったいないですよ」

今の家賃を払い続けるなら家を買うべきじゃないか、という気持ちを後押しするかのような営業マンの言葉。

思わず

「そうですよね」

と言ってしまいそうになりますが、この言葉を鵜呑みにしてしまうと、上記でも説明した、住宅ローン破綻で家を手放したサラリーマン家庭と同じ結末を迎えてしまう可能性が出てきます。

これは営業マンの常套句ですし、「この年収なら月々○万円まで大丈夫ですよ」「ほとんどの方が退職金で完済していますよ」という言葉にも惑わされてはいけません。

住宅ローンは「借りられる金額」ではなく「返せる金額」を念頭にシュミレーションすることが大切

借りられる金額が今の家賃と同等の金額でも、それが本当に返せる金額かどうかをよく考える必要があるのです。

住宅ローン破綻で辛い思いをしないためにも、営業トークに引っかからないよう注意しましょう。

家を買わず、賃貸で家賃を払い続けるメリット

では、家を買わずに賃貸で家賃を支払い続けると、どんなメリットがあるのでしょうか。

ライフスタイルに合わせて住居を変えやすい

賃貸だとライフスタイルに合わせて住まいを変えることができるので、子供が自立した後に、利便性に優れた住まいに夫婦2人だけで住み替えることができます。

郊外の戸建てで、買い物や病院へ行くにも車が必要な場所で住むよりも、都市部で徒歩圏内にスーパーや病院がある方が将来便利なのは言うまでもありません。

煩わしい近所付き合いが少ない

戸建てに住むと、どうしてもご近所付き合いが必要になります。
隣近所が良い人とは限りませんし、戸建てだとトラブルに遭ったからといってすぐに引越すことはできません。
賃貸だと最低限度の近所付き合いで済みますし、万が一トラブルになっても引越しで解決できます。

子供の成長に合わせて住み分けられる

子供の中学受験や高校受験、就職や結婚に合わせて住み替えることが可能なのも賃貸の魅力ではないでしょうか。
子供の小学校入学に合わせて戸建てを購入しても、中学受験や高校受験などで自宅から離れた場所へ通うとなると、通学時間や交通費、安全面を考慮しても戸建てよりも賃貸の方が柔軟に対応できます。

家計によって住む場所を選べる

家計を立て直す際に最も効果的なのは固定費、それも住居費です。
節約を考えた場合、住宅ローンを下げることはできなくても、賃貸であれば家賃が安いところに住み替えることで赤字家計を脱出できます。

これから先も賃貸で家賃を支払い続けるデメリット

これまでの流れをみると、家を買うよりも賃貸の方が良いように思えてきますが、賃貸にも当然デメリットがありますので注意が必要です。

老後も続く家賃の支払い

持ち家でローンの返済が終われば資産となり、住居費もかからず老後の住まいも保証されますが、老後も賃貸暮らしだと、家賃を支払うだけの収入が必要になります。

十分な蓄えがあるならいいですが、年金生活の中から高い家賃と生活費を捻出するのは大変なことです。
老後は慎ましく暮らそうと家賃の低い部屋を探そうとしても、高齢夫婦が部屋を借りるのは審査も厳しく、今度は部屋を借りられない可能性も出てくるのです。

夫が亡くなっても何も保障はない

住宅ローンを組む際、もしもの時に備えて団体信用生命保険に加入することが多いですが、この保険に加入することで、万が一夫が亡くなっても残債がゼロになり、家族は住宅ローンを気にすることなくその家に住み続けることができます。

しかし賃貸暮らしの場合はそんな保障はどこにもなく、夫が亡くなっても家賃を支払い続け、生活を立て直していくしかないのです。

賃貸から持ち家に住んだ私が感じていること

私は結婚してから数年間は賃貸暮らしでした。

夫の職場から近いアパートで広さは十分でしたが、築年数が経った古いアパートだったので結露やカビに悩まされました。ただ家賃が安かったので、今よりも断然貯蓄がしやすかったのを覚えています。

戸建てに住む友人を見ると羨ましいなという気持ちもありましたが、家を買うという発想は当時なく、このまま賃貸暮らしかなと漠然と考えていました。

戸建てを購入したきっかけは、夫の実家近くの土地が売りに出されたからです。
話はトントン拍子に進み、家を建てるのは数年先として、とりあえず土地だけ購入することになったのです。

数年後、計画通りその土地に家を建てたわけですが、家を買うということはこれほどお金がかかるものなのかと身を持って実感しています。
子供も生まれ、成長と共に教育費もかかり、夫の単身赴任が決まり、私もパートに出る生活になろうとは、十数年前には想像もしていませんでした。

持ち家があると将来設計が立てやすく、夫と色々相談しながら建てた家に住んでいる満足感はありますし、夫も子供たちも家にいるのが大好きです。
バリアフリーに設計しているので段差もなく、万が一車椅子の生活になっても対応できるようにしています。
庭でバーベキューをしたり、家庭菜園を楽しむことができるのも、持ち家の特権ではないでしょうか。

私はじっくり考える間もなく、どちらかと言えば流れで賃貸から持ち家に住むことになりましたが、家を買って後悔はしていません。

ただ老後安心して暮らすためにも、これからも節約を心掛けて生活する必要はあると思っています。

家賃が馬鹿らしいというだけで家を買うのは危険、様々なリスクを考慮しライフスタイルに合わせて検討を

高い家賃を払ってまで住み続ける意味はあるのか、だったら家を買った方がいいのではないか、と考えるのも当然ですし、将来設計がしっかりしているなら家を買っても失敗はしないでしょう。

住宅ローンが払えず家を手放してしまう人が多いのは事実

営業マンのセールトークのまま載せられて、「今の家賃と同じだし」と安易に考えてしまうのはリスクが高すぎます。

賃貸のメリット、デメリットも参考に30年後をイメージし、あらゆるリスクを考慮した上で家を買うべきかどうかじっくり考えてみるべきではないでしょうか。

家は人生の中で最も高い買い物です。
子供の教育費や老後費用のことも考えて、賃貸か持ち家かを決めましょう。