単身赴任の期間はそれぞれ。ただしあまりにも単身赴任が長すぎると、夫婦関係にも色々な影響がでてきます。
若い時はフットワークも軽いですし、子供も小さいとなれば、家族一緒に過ごす時間を増やそうと努力をするものですが、単身赴任が長くなり、子供も手がかからなくなるとどうなるでしょうか。
長すぎる単身赴任生活を終えても円満なご夫婦はいますが、そうなるためにはお互い努力が必要だということです。
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単身赴任が長すぎることで起きる夫婦関係の変化とは
単身赴任生活が長すぎるということは、別居生活もある程度年数が経つということ。
若い時期の単身赴任で子供が小さいうちならまだしも、ある程度年数が経った夫婦の場合、もし突然戻ってきたら生活が一変するのは当然でしょう。
顔を突き合わす頻度が高くなるのですから、お互いストレスも溜まりやすくなります。
夫婦は所詮、他人です。
これまでの夫婦関係にもよりますが、5年、10年も経てば、お互い今までの気楽な生活に居心地を感じるのは当然のことです。
単身赴任をキッカケに離婚に至ってしまう夫婦が多いのは事実
よく耳にもする、3組に1組とも言われているほどです。
妻は単身赴任による出費を少しでも抑えようと働きに出ることもあり、今まで専業主婦として家事育児に追われていたのが一変します。
久しぶりに社会に出る楽しさを知り、そして夫のいない気楽な生活に慣れていくのです。
単身赴任をキッカケに金銭的自立もしやすいため、子供を優先するのは変わらずに、夫の関心がどんどん薄れていくため、夫婦関係にも溝ができやすくなるのです。
単身赴任が長すぎるとなぜ夫婦の溝も深まってしまうのか
単身赴任当初は夫がいない寂しさを味わいます。
子供が病気の時はどうしよう、子供を一人で見ることが本当にできるのか、子供は父親の存在を忘れてしまうことはないのか、家族がバラバラになってしまわないか、などと悩みます。
単身赴任の期間は半年~1年ということもあれば、数年おきに全国を転々と回る方もいます。家族と会う頻度が月に一回のみという方も多いですが、これは赴任先の距離にもよるでしょう。
単身赴任が長すぎると、会わない時間が多いため溝が深まる
普段家にいない夫が家族の輪に入りにくいことがあります。
そうなると、会う時のぎこちなさが嫌になり、長い期間会わなくてもお互い問題なく過ごせてしまうわけです。
当然電話やメールでコミュニケーションを取る機会も減りますので、夫婦関係の溝もどんどん深まってしまうのです。
単身赴任が長すぎると離婚率も高くなるのは事実
円満な単身赴任生活を続けているご家庭ももちろんいますが、単身赴任が長すぎることで離婚に至ってしまうご夫婦も残念ながら存在します。
連絡をしても繋がらなかったり、お互い慣れない環境でのストレスで連絡を取り合わなくなったりして、頻繁に連絡を取らなくなってしまうのです。
その結果、お互いの気持ちもすれ違うようになり、ついには「離婚」という文字がちらついてくるのです。
単身赴任生活が長くなると、夫は妻の手料理を食べなくなります
外食が増えて食生活も乱れ、年齢と共に体調管理ができなくなってしまいます。
となると、スマートな体型だったのが、いつしか太ったおじさんへと変貌してしまうわけです。
見た目だけで結婚したわけではないにせよ、やはり久しぶりに会う夫がぽっちゃりおじさんになってしまうと、自然と愛情が冷めてしまうのです。
単身赴任当初は、寂しいと感じる妻は多い、でもそれも最初だけ
しばらくすると必ず慣れますし、食事の支度や掃除の楽さに気付き、子供がいたとしても自由を満喫できてしまうわけです。
それが、長い単身赴任生活を終えた夫が帰宅すると一変します。家事に追われながら窮屈さを覚え、離婚したくなるのです。
夫がいないからといって自由を満喫しすぎるのは注意した方がよさそうです。
単身赴任が長すぎるなら一緒についていく、または転職を視野に入れるのもありかも
単身赴任が長すぎると夫婦関係に亀裂が生じてしまう危険性がある
単身赴任を選択した理由は色々あるでしょう。
妻が正社員として働いている、転職することができない、今の会社が好きで仕事も嫌いじゃない、転職するにしても今よりもいい条件の会社がない、持ち家など。
様々な理由から単身赴任を選ぶわけですが、ずっと単身赴任生活が続くようであれば、一緒についていく、あるいは転職を視野に入れるのもありではないでしょうか。
家族の生活のためとずっと単身赴任を続けてもらっても、コミュニケーションがとれずに過ごした結果、家族が離れ離れになってしまうのは本末転倒です。
一番は、今の会社にいながら単身赴任をしなくてもいい環境なのですから、ダメ元でも人事や上司に相談してみるのもいいでしょう。
それができなければ、転職という方法も1つの手段ではないでしょうか。
ただ近年は、単身赴任をせずに一緒について行くという家庭が少なくなっています。
それは子供の教育環境を考えてです。
子供がいる場合は簡単に引っ越せない事情が当然出てきますし、特に小学生以上になると学校で過ごす時間が長いため、友達関係や転校による影響を考慮して単身赴任を選択するのです。
中高生は今後の進路にも影響しますので、どこの都道府県に住むかは大きな問題になります。
とはいっても、一緒についていくことで、子供の様子や子育ての悩みを夫婦で共有し、問題を解決しやすいのは大きなメリットと言えるでしょう。
長すぎる単身赴任によって訪れる夫婦関係の溝、関係を修復するために今からできること
夫が単身赴任中は毎日でも欠かさす電話をしよう
お互い都合の良い時間で構わないので、電話を是非してください。
ラインやメールでのやり取りもいいですが、声はその時の感情が出やすいため、電話の方がいいでしょう。skypeもおすすめです。
電話代が気になるかもしれませんが、単身赴任に合わせて、かけ放題のプランに加入するのもいいでしょう。
料金を気にせずいつでも家族と話せますし、声だけでも繋がっていればお互いの存在が薄れることはありません。
距離にもよるが最低限月イチくらいは家族で会うことが大切
会えない日が続けば続くほど、心の距離も離れてしまいます。
家族としての意識も下がりますので、そうならないためにも月に一度の面会は家族のルールにしておくべきです。
こちらから家族全員で会いに行くのもおすすめですが、費用も高くなるため難しいこともあると思います。
そんな時は、妻であるあなただけ会いに行くのもいいのではないでしょうか。
恋人気分を味わえますし、普段子供とは一緒に行けないようなオシャレなレストランで食事をすることで、ちょっとしたデートも楽しめます。二人の時間を満喫することで、離れていても愛を確かめ合うことができます。
一緒に暮らしている時よりも妻のありがたみを感じますし、長い単身赴任生活を頑張って乗り切ろうと思えるのです。
単身赴任中でも円満な関係を保つためには
単身赴任中でも円満な関係を保つためには、夫が帰ってくるのを面倒に思わず、スキンシップをしっかりとることです。
単身赴任生活は大変な面もありますが、同じくらい楽なもの
子供が小さく手がかかる時は、一人で育児に家事に仕事にと両立するのは大変ですが、生活のペースが掴めて子供もある程度大きくなれば、夫がいない生活がとても楽に思えます。
毎日の報告・連絡・相談といった「報連相」、伝えなくてはいけないことは、必ず前もって伝えておくということも大切です。
妻との時間も大切ですが、子供とやりとりする機会も必要です。
会話不足は夫婦の不仲に繋がります。
困ったことや悩み事は、どんな些細なことでも相談し、そして単身赴任から一時帰宅する時は家族でちゃんと出迎えてあげるべきです。
そして何より大切なのは、家族で定期的に直接会うこと。
直接顔を合わせることは、一番のスキンシップ、コミュニケーションになるのですから。
単身赴任によって夫婦関係に溝ができ、仮面夫婦になってしまった場合の子供への影響とは
残念ながら単身赴任によって夫婦関係に大きな溝ができてしまい、修復するのが不可能にまで関係が悪化してしまうこともあります。
子供の事を考えて離婚せず、いわゆる「仮面夫婦」として過ごすことを選択した場合、注意したいのが子供への影響です。
関係を修復するよう夫婦で努力し合うのが理想ですが、そう簡単に改善することはできないと思います。
現実には、子供の前だけ仲のいい夫婦を演じてしまう事が多いでしょう。
ただ子供はとても敏感です。
すぐに異変をキャッチし情緒不安定になってしまう可能性もあるため、仮面夫婦の状態を修復する努力をするほうが良いことは間違いありません。
旅行やレジャーをきっかけに少しずつ会話を増やすことも必要ですが、仮面夫婦の状態で数日間旅行をするのは苦痛に感じるかもしれません。
でも離婚せずに仮面夫婦の選択をしたのは、何よりも子供のためを思ってのことではないですか?
子供のためにも、少々のデメリットは受け入れるべきでしょう。