単身赴任は、良くも悪くも夫婦仲が変化するものです。
その明暗を分けるのはいったいなんなのか。
単身赴任生活を続ける中で、夫婦仲を悪化させないためにはどうすればいいのか。
最近夫婦仲が悪く、どうすれば絆を深めることができるのか悩んでいる方も多いでしょう。
単身赴任によって物理的に距離が離れてしまっているのですから、まずは心の距離を縮める必要があります。
夫婦仲が悪化しても取り戻すことはできます。
しかしそのためには十分な話し合い、そしてお互い歩み寄る姿勢が必要です。
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単身赴任によって変わる夫婦仲
- 単身赴任になってから夫婦仲も悪くなって…
- 単身赴任になって逆に夫婦仲が良くなったかも!
単身赴任を選択した理由はそれぞれあると思いますが、良くも悪くも夫婦仲が変わってしまうのが単身赴任です。
これまでの夫婦仲も大きく関係すると思いますが、単身赴任で気をつけなければならない点はいくつかあります。
夫婦仲が悪化する原因もありますので、その原因を知ることも必要なことではないでしょうか。
単身赴任をしている男性は、家族から離れた寂しさや人間関係のストレスを溜めがち
人脈を広げようと積極的に飲み会に参加することも当然あります。
女性の影がちらつくこともあるかもしれませんが、物理的な距離だけでなく、心の距離まで離してしまわないように注意すべきです。
では、まず単身赴任によって夫婦仲が悪化してしまう原因について触れてみたいと思います。
単身赴任によって夫婦仲が悪化してしまう一番の原因は気持ちのすれ違い
夫婦仲が悪化してしまう原因、それは、気持ちのすれ違いによるものです。単身赴任に限ったことではありませんが、夫婦仲が悪化してしまう一番の原因はこれではないでしょうか。
特に単身赴任の場合は遠ければ遠いほど会う頻度も減ってしまいますし、飛行機で何時間もかけなければ行けないような場所へ赴任してしまっては、帰省費用も高くなりますしますます会えなくなります。
夫の浮気ばかりがクローズアップされがちですが、これは子供がいる妻にも言えることで、夫がいない寂しさ、自由さから浮気をしてしまう主婦も多く、どんな家庭でも同じ可能性があるといえるでしょう。
特にいつも側にいるのが当たり前の夫婦は、突然離れることで寂しさがより強くなり、気持ちが離れて夫婦仲の亀裂が入りやすい傾向にあります。
浮気をしてしまうのは、夫婦のコミュニケーションが不足し、気持ちがすれ違うからなのです。
単身赴任による楽さをお互い知ることで夫婦仲に亀裂が入るケースも
気持ちのすれ違いから浮気に走り、結果的に夫婦仲が悪化してしまうケースも多いですが、浮気は自由になる時間やお金がどうしても必要になります。浮気よりも実はより現実的で、一番夫婦仲に亀裂が入ってしまうのが、単身赴任による楽さにお互い気付いてしまうことです。
夜何時まで飲んで帰ろうが文句を言われることもありませんし、休日はずっと寝ることもできますし、パジャマのままダラダラ過ごしても問題ないわけです。
その気楽さに慣れて家事も問題なく出来てしまうと、ついには妻の必要性を感じなくなってしまうわけです。
一方妻はというと、妻は妻で夫のいない生活の楽さに気付き始めます。
家事育児で忙しいとはいえ、いつ帰るかわからない夫の食事の準備をしなくて済みますし、休日ソファに寝転んでスマホでゲームばかりする夫の姿を目にしなくて済むのです。
友人と出掛けても文句を言われませんし、気楽な日々を過ごせるわけです。
もし離婚を避けたいのであれば、今からできることを実践していくべきです。
では、これ以上夫婦仲を悪化させないためにはどうすればいいのでしょうか。
単身赴任によって変わる夫婦仲、これ以上悪化させないためにできること
夫婦仲が悪化してしまうのは、圧倒的なコミュニケーション不足によるものです。
こちらから会いに行こうにも、小さなお子さんがいる場合だと移動も大変かもしれません。
でも、本当に夫婦仲を修復したいのであれば、待っているだけでなく、こちらからも会いに行くべきではないでしょうか。
会えない時間が多くなればなるほど、気持ちも離れてしまいます。
家庭の事情もあると思いますが、出来れば会いに行く頻度をなるべく増やすべきではないでしょうか。実際になかなか会えないにしても、会いたいという姿勢を示すだけでも違うと思います。会うのが面倒とまで思ってしまってはもう末期です。あとは家族が崩壊してしまうだけです。
何かを決断しなくてはならない時、あるいは悩んでいる時などもすぐに相談できますが、単身赴任となると、「こんなことをわざわざ相談しても…」と面倒になったり、あるいは「仕事で忙しいのに相談なんて…」と勝手に自己判断してしまいます。
男性は頼られることが好きなので、一切相談されず相手にされていないと感じてしまうと、信頼関係が薄れてしまいます。
夫婦仲をこれ以上悪化させないためには、どんな些細なことでも必ず一声かけ、報告、連絡、相談をするように心掛けましょう。
単身赴任が逆に夫婦仲を深める場合もある
これまで単身赴任によって夫婦仲が悪化することばかり話してきましたが、逆に夫婦仲が深まるきっかけにもなります。
あるご夫婦は、単身赴任する前は些細なことで常に喧嘩をしていたそうです。
あなたも些細な事で夫婦喧嘩をしていませんか?
お互いの行動一つ一つが気に障り、感情をぶつけ合う日々。休日の過ごし方でさえ対立してしまいます。
不満が溜まっていた日常がいっぺんする時期がきます。それが単身赴任だったのです。
これまでは休日になると、
- 「たまの休日くらい子供達の相手をしてよ!」
- 「俺は疲れているんだ、休日くらい休ませてくれ」
と言い合っていたのが、旦那さんの方から積極的に何か手伝おうという姿勢を見せたというのです。
そうなると妻の心境も変化します。
単身赴任を続けている夫を気遣い、逆に「自宅に帰った時くらい休んでていいのよ」となるわけです。
お互い相手の嫌な部分ばかりが目についていたのが、単身赴任によって気持ちが変化し、優しい気持ちで接することができるようになったわけです。
実際に単身赴任をしている私達夫婦が、夫婦仲を悪化させないために実践していること
週末には帰れる距離ではありますが、それなりに苦労はありました。そこで、実際に私達夫婦が単身赴任をする上で心掛けた事について述べたいと思います。
毎日の連絡をかかさない
朝晩は必ず連絡を取り合っています。
朝はお互い忙しので、ラインでの「おはよう」「いってらっしゃい」「今日は天気がいいね」といった程度の会話で終わりますが、夜は主人が家へ帰って来たタイミングで必ず連絡をもらうようにしています。
今日あった出来事や子供の事の話題が多いですが、子供が主人と話すことももちろんあります。また、時にはリビングで寛ぐ子供達の写メを添付するなど、情報を共有し合うよう心掛けています。
お互い無駄遣いをしない
単身赴任によって金銭的ダメージは大きいものがありました。
そこで、まず夫婦で家計について話し合い、どこを節約するか何を我慢するかを話し合いました。それによってお互いストレスなく生活でき、また、家計のことを考えて主人も節約を心がけるようにもなりました。
旦那さんが遠くに赴任していてなかなか会えない方も多いと思いますが、旦那さんに会った時は愚痴ばかり述べず、暖かく出迎えてあげましょう。
夫婦が乗り越えるべき試練は単身赴任を終えた後の生活
これまで、単身赴任によって変化する夫婦仲について述べてきました。
単身赴任によって家族が離れてしまう寂しさはありますが、全てがデメリットではありません。
単身赴任によって夫婦仲が深まることもある
ただ私もそうですが、問題は単身赴任を終えた後の生活かもしれません。
主人が単身赴任になってから家事が楽に感じるのは確かですし、子供2人との生活にも慣れてきているからです。
正直単身赴任が終われば、金銭面の心配はなくなります。
問題は精神面でしょう。
赴任前も赴任中も円満な家庭だったのが、いつのまにか夫がいることでストレスに感じてしまうのでは…と考えてしまうのです。
赴任中に夫婦仲が悪化した最中で単身赴任を終えるのはもっと辛いことでしょう。
実際こういったお悩みの方は多く、ネット上でも「単身赴任から帰った夫と一緒にいるのが嫌でたまらない」といった書き込みをよくみかけます。
でもこういった悩み、決して他人事には思えないのは私だけじゃないはずです。
生活のために離婚しないのであれば我慢するしかありませんし、経済的不安があっても我慢できないようであれば、やはり離婚するしか方法はないのかもしれません。