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単身赴任と別居婚の違いとは?熟年夫婦に急増している卒婚の実態

「単身赴任」と「別居婚」。
どちらも夫婦が離れて暮らす点では同じですし、どんな違いがあるのかと改めて考えるとピンとこないのではないでしょうか。

単身赴任と別居婚とではどこが違うのでしょうか。単身赴任、別居婚それぞれの定義とは?

また、最近は単身赴任を終えた後もそのまま別居婚を選択する「卒婚」が熟年夫婦の間で急増しているようです。
卒婚を選択する夫婦の実態についても調べてみました。

夫婦の在り方は人それぞれ。
いずれにしても、夫婦が納得した上での望んだ選択であれば、これから先も幸せな人生を歩むことができるのではないでしょうか。

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単身赴任と別居婚の違いとは?単身赴任の定義

「単身赴任とは、夫婦のいずれか片方が、他の家族成員を現在住んでいるところに残したまま、一人で遠方へ転勤することである」と明記されています。

つまり、本人の意思に関係なく、会社都合で転勤を命じられ、家族と離れて一人暮らしを余儀なくされるということです。
会社の辞令に従うので、会社によっては、異動先で住むマンションやアパートを用意してくれる場合もありますし、引っ越しにかかる費用や家賃、単身赴任手当が会社から付与されることがほとんどです。

また、単身赴任による影響は大きく、二重生活による経済的負担、家族の精神的ダメージなど、ネガティブなイメージが根強くあります。

単身赴任者が全国でどのくらいいるのかの統計は見当たりませんでしたが、単身赴任が増加傾向にあるのは確かです。

昔は単身赴任家庭が珍しかったのですが、離婚と同じように、単身赴任が当たり前になった背景には、女性の社会進出、子供の進学問題も大きく影響しているように感じます。

単身赴任と別居婚の違い、別居婚とは

次に別居婚ですが、別居婚をシンプルに説明すると、籍を入れた夫婦が同居しないまま生活をすることです。
婚姻届を出すため戸籍上は一つになりますが、住居は別だということです。

別居婚を選択する夫婦のほとんどは、結婚当初から夫婦が離れて暮らすスタイルを選んでいます。

その背景には、生活スタイルの違い、夫婦ぞれぞれの仕事の都合が関係しています。
仕事の都合が良いから、生活スタイルが違うからお互い別々に暮らしましょうということです。

別居婚と似たようなスタイルでいえば、ドラマでも有名になった週末婚もそうです。
平日は別々に暮らし週末だけ一緒に過ごす週末婚も、別居婚と似ているといえます。

離婚を前提とした別居とはちがい、別居婚はどちらかと言えば前向なイメージがあります。お互い自由で仕事にも集中でき、いつまでも新鮮で恋人気分を味わえるメリットがありますが、子供がいれば当然寂しい思いをさせてしまいますし、生活費もかさむ点では、単身赴任と同じ悩みを抱えてしまうのではないでしょうか。

では単身赴任と別居婚とではどんな点に違いがあるのか

単身赴任だって別居婚では?と言われれば確かにそうです。
家計も二重で住むところも別ですし、家具家電も分かれています。

単身赴任には明確な終わりがありますが、別居婚には終わりがありません。

単身赴任は今だけの限定感がありますが、別居婚は夫婦で下した決断であり、これからもずっと続けようと思えば続けていけるわけです。
これは大きな違いではないでしょうか。

そのため、別居婚をスタートさせた場合は、夫婦でルールを設けることが夫婦円満の秘訣となります。
お互いの生活スタイルを考慮した上で連絡をいつ取るかを決めておくことも必要ですし、お互い緊急時には優先的に対応できるよう体制を整えておくことも必要になります。
子供がいれば今後どう夫婦で協力しあいながらサポートしていくべきかも考えなくてはいけません。

単身赴任にしても別居婚にしても、それぞれ住まいを別にするわけですから、ルールを設けなくては独身時代と変わらなくなってしまうということ。
一緒に過ごす時間が少なくても、二人で決めたルールを守ろうと意識することが大切なのではないでしょうか。

別居婚している最中に夫が単身赴任になってしまった場合の手当について

単身赴任として離れていた状態のまま、自宅に戻ることなく別居婚を選択するご夫婦もいると思います。

その場合、注意して起きたいのが単身赴任手当です。

単身赴任手当というのは、「転勤によりやむを得ず家族と別居しなければならなくなった場合」にのみ会社から支給される手当となります。
子供の教育や持ち家、介護などが理由で家族と別居せざるを得ないケースが該当します。
そのため、別居婚だと上記の理由には該当しないことになりますので、単身赴任手当をもらえる対象にはならないということになり、手当がもらえない可能性が出てきます。

ただ、そもそも単身赴任で既に別居しているのですから、そのまま別居状態になっても単身赴任と何が違うのか疑問に感じるとは思います。

単身赴任手当は会社の命令でやむを得ず単身赴任をしている社員に支給されるものなので、単身赴任中に別居婚をしようとお互い納得した上で離れて暮らす選択をしても、単身赴任手当が出る可能性は高いですが、別居婚を選択したわけですから、その辺りは会社に説明して判断を委ねるのが一番かもしれません。

また、これからも別居婚を選択するのであれば、福利厚生に関しては会社によって異なるため、予め確認しておくと安心でしょう。

単身赴任を終えても別居婚を選択する「卒婚」が急増中

「卒婚」という言葉を一度は耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか。

卒婚とは、夫婦関係を継続したままお互い別々に暮らす道を選び、自由で新しい生活を始めることです。
仕事や子育てが一段落したシニア世代に急増しており、お互い話し合った上で卒婚を選ぶ夫婦が増えているというわけです。

離婚をせずにあえて離れて暮らす道を選ぶ卒婚について

夫婦関係が破綻しているイメージが強い別居とは違い、それぞれのライフスタイルを尊重したより自由な生き方が卒婚といえるでしょう。

単身赴任によってお互いの生活スタイルがある程度決まってしまいますし、単身赴任を終えて一緒に生活するメリットよりも、離れて暮らす方のメリットが大きいと感じるのではないでしょうか。

結婚生活も長くなるとお互い頼り切ってしまうことがありますし、それが問題にもなります。
特に単身赴任を終え、定年までカウントダウンとなった時、子供も成長し夫婦二人だけになった状態で仲良く暮らしていけるのかと不安にもなるのです。
そんな不満を募らせないためにも、この卒婚という選択が解決の糸口になっているのは確かです。

単身赴任、別居婚でも夫婦円満でいられる秘訣とは

単身赴任、別居婚の違いをある程度理解できたでしょうか。

多少違いはあるとはいえ似たような存在であることは確かですが、単身赴任はどちらか一方が離れるイメージ、別居婚は両方が遠ざかるイメージでしょうか。

離婚を前提に夫婦が離れて暮らすのは別として、前向きな理由で単身赴任や別居婚を選択するのであれば、離れていても夫婦関係が悪化しないために努力する必要はあります。

普段マメに連絡することも大切ですが、悩みや不安を抱えたときは、1人で問題を抱え込まずに直接会って話し合うこともときには必要です。

会える時は会う努力をすること。これが夫婦関係を円満に保つ一番の秘訣ではないでしょうか。

離れて暮らす上で心配な浮気も、パートナーが浮気相手を身近に感じ頼りにしてまうからなのです。浮気を予防するためにも、単身赴任でも別居婚でもお互い身近に感じられる存在でいるよう努力しましょう。