夫の単身赴任生活も長くなり、子供と一緒の生活にも慣れ、「出来ればもう帰ってきてほしくない」とまで感じてしまう方も多いのではないでしょうか。
夫不在の生活は最初こそ大変ですが、慣れてしまえばその楽さに気付きます。
夫が家にいたらいたで「ソファでゴロゴロして!」「たまにはゲームばかりしないで子供と遊んでよ!」となりますが、いなければ目にもつきませんし腹も立ちません。
そういう私も単身赴任生活の楽さから「もう帰ってこなくても…」と思うところはありますが、それでも子供たちにとっては大好きなパパです。
夫婦仲も別に悪くありませんし、離婚という二文字は浮かびませんが、人によっては、帰ってきても会話がなく、生活費さえ入れてくれれば離婚もありかもと考えるのではないでしょうか。
単身赴任から帰ってきてほしくない!という、モヤモヤしたあなたの気持ちの落としどころについて考えてみました。
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単身赴任から帰ってきてほしくないと思ってしまう心理
帰ってきてほしくないと感じてしまう理由
- たまに帰ってきてもゲームばかりで話さない
- 話すとすぐに意見が対立して喧嘩になってしまうそもそも旦那に不満が多い
- 顔を見たくない
- 帰ってくると何かと面倒
- お金さえ入れてくれれば帰ってこなくていい
のいずれかではないでしょうか。
夫婦仲が良いか悪いかによっても気持ちの度合いが違ってきますが、夫婦協力しあって単身赴任生活を続けている人が思うことではありませんし、妻がそう感じてしまうのは、どちらか一方か、もしくは双方に問題があるからなのです。
帰ってきた時の夫の過ごし方が肝心
妻は夫が単身赴任で不在の中、家事育児を一手に引き受けています。
家計の助けにと仕事をしている方も多いでしょう。
朝早く起きて子供を送り出すまでにバタバタし、夕方になれば献立を考えて準備をし、子供が寝るまでにあらゆることを片付けなければなりません。
単身赴任である夫は自由な時間があるかもしれないのに、子供と生活している以上自由な時間はほとんどありません。
徐々に不満が募り、それに加えてたまに帰る夫が何も手伝ってくれないとなると、「単身赴任からもう帰ってきてほしくない」と思ってしまうのです。
夫が単身赴任から帰ってくる日が憂鬱で仕方がない時の対処法
単身赴任から帰ってくる夫が憂鬱で仕方ない、できれば帰ってきてほしくないと感じる方も多いはず。
でも妻の思いとは裏腹に夫は帰ってきます。
夫が帰ってきても、何もかも自分でやらなくてはいけないと思っているからストレスを感じてしまうのです。そういう考えを捨てて、単身赴任から帰った夫にも何か手伝ってもらうお願いをしてみましょう。
「今バタバタしているからゴミ出しだけでもお願いできる?」
例えばこの様な感じです。
どうでしょうか?渋々ながらも応じやすい内容だと思います。こういった小さなことからコツコツと夫を教育していきましょう。
応じてくれた時は、心で「やって当然」という気持ちがあっても、そこは夫を立てて褒めてあげることも忘れずに。
帰ってきた夫に気持ちがない時
夫とのコミュニケーションを試してみても、夫が嫌いでしょうがないという方もいるでしょう。
それならば、いっそのこと開き直ってはいかがでしょうか。
夫が嫌いならもう嫌いで仕方がありません。嫌いだという気持ちを封じ込めることのほうが逆にストレスなります。
その気持が強くなりすぎて「離婚」が浮かぶこともあるかもしれませんが、まずは自分の気持ちに正直になるのもいいと思います。
憂鬱な気分も、自分の気持ちを自分が認めてあげるだけでも気持ちが楽になると思います。
単身赴任から帰ってきてほしくない気持ちがどのくらい強いかにもよる
「単身赴任から帰ってきてほしくない」という妻の気持ち。
私の中にもありますが、それはあくまで、夫がいない生活は楽だな~と思う程度のことです。
人によっては、向こうで何をしているかわかないしもう顔を見るのも嫌だ、帰ってきても会話もないし一緒にいる意味がない、とにかくしんどいといった深刻な悩みをもっている方もいるでしょう。浮気を疑い、もう帰ってきてほしくないという方もいるかもしれません。
帰ってきてほしくない=離婚とはすぐにならないはず
気持ちがないのにすぐに離婚とならないのは、生活費の不安があるからです。
物理的に離れてしまえば、心の距離も離れてしまうことだって実際あるわけです。
子供と一緒にいて心細い時に側にいない、頼りたい時に頼れない、自由もないのに夫はその気持ちをわかってくれない、そういった怒りもあるのではないでしょうか。
まずはあなた自身の気持ちと向き合ってみるべきです。その上で、これからのことを考えるべきではないでしょうか。
単身赴任の夫と別れた方がいいのか迷っているなら
そして、このまま夫婦関係を継続して修復をするにしても、思い切って別れを選択するにしても、一歩踏み間違えるだけで状況は変わってしまうので注意しなくてはなりません。
とはいっても、どう話し合うべきなのかわからないという方が多いのではないでしょうか。
誰もが一番望むのが、幸せに関係が修復できること
お互い至らなかった点を認め、過去を蒸し返す事なく話し合いを重ね、歩み寄る姿勢を見せるしか方法はありません。
その上で離婚と比較し、何が最善なのかを考えていくのですが、これができないから別れた方がいいのかと考えてしまうのですし、スムーズに話が進まない可能性は高いと思いますが、本当に関係を修復したいのであればお互い努力すべきです。
修復も簡単ではないかもしれない
修復しようとしても、例えば・・・
- 夫には気持ちがないが、子供のことを考えると修復するしかない
- 修復しようとしても、お互い歩み寄ることがなくどちらか一方だけが改善を求める
- 表面上は修復する意思を見せても、心の奥底でずっと恨み続けている
このように、修復を試みても、今以上に関係がこじれてしまう可能性もあります。別れを選択しても同じことが言えます。
夫婦で話し合って別れを選択するのと、話し合いをせずに別れを選択するのとでは違う
お互い悪かった事を素直に認めるのと、感情だけで別れてしまうのとでは状況が変わってきます。
また、離婚後も幸せになるには、金銭問題をクリアにしておくことも大切なことです。
帰ってきてほしくないという理由だけで別れるのは難しいかも
もう帰ってきてほしくないし別れたい!と強く感じている方が気になるのが、単身赴任が離婚の原因になるかどうかではないでしょうか。
単身赴任による気持ちのすれ違いで夫婦関係が破綻しまうケースは多い
もし相手が離婚を拒絶している場合は、離婚訴訟をするしか方法はなくなります。
離婚訴訟をするには重大な事由が必要ですが、残念ながら単身赴任は含まれません。
単身赴任は夫婦関係が悪化したからではなく、お互い合意の上で別居してるにすぎないため、単身赴任という事情だけで離婚を認めてもらうのは大変難しいのです。
もし相手に不貞行為があれば別です。
単身赴任は別として、お互い納得して離婚に同意すれば離婚することは可能
これは協議離婚と呼ばれるもので、話し合った結果お互い合意して離婚することです。離婚届を記入し提出するだけで成立します。
他にも調停離婚というものがありますが、これは調停委員などに間に入ってもらい離婚に向けて話し合いを行うものです。
協議離婚にしても調停離婚にしても、お互い合意すれば離婚できます。
単身赴任が原因で離婚が認められるケースは、相手が浮気をしていたり、別居期間が長期で実質的に夫婦関係が破綻したと認められた場合のみとなります。
以上のように、ただ夫に帰ってきてほしくないという理由だけでは離婚に踏み切るのは難しいかもしれません。