長く続いた単身赴任も終わりが近づくにつれ、今度は定年を迎えた夫との二人きりの生活に、不安を感じてしまうという方も多いのではないでしょうか。
今まで単身赴任先からたまに帰省することはあっても、定年後これから長く一緒にいることを考えてしまうと、どうしても息苦しさを感じてしまうのです。
長く別居していたのですから、それも当然といえば当然かもしれません。
では、どうすれば定年を迎えた夫と揉め事なく過ごせるのでしょうか。
定年間近の方も、まだまだ単身赴任生活が続く方も必見です!
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単身赴任を続けてきた夫と定年後の暮らしに悩む妻
定年退職後の夫との生活について、よく妻はストレスを溜めやすいだとか、夫が家にいるだけでうっとうしいといった問題を目にします。
ただ一方で、定年退職をしてからも夫婦関係は特に変わらないと答える人の方も多く、さらにいえば、逆に夫婦仲が良くなった、共通の趣味ができて以前より会話が増えたという方もいます。
しかし、これがずっと定年まで単身赴任続きだったご夫婦の場合はどうでしょうか。
もちろん単身赴任を終えても夫婦仲が変わらず、これまで通り何も問題なく生活を続けている方もたくさんいますが、今まで単身赴任で長く離れて生活していたわけですから、当然生活スタイルも違ったまま同居になるため、そのズレに悩む妻もいるわけです。
朝昼晩の食事といった身の回りの世話をすること自体がストレスで、これからずっとこの生活が続くのかと不安に思うのです。
単身赴任後定年を迎えた夫と夫婦喧嘩が多くなってしまう理由
定年を迎える歳ということは、ほとんどの場合子供も独立しているのではないでしょうか。
子供に費やす時間もないため、夫婦それぞれ自由な時間が手に入りやすくなります。
楽しみにしている夫を尻目に、一方の妻はせっかく今まで自由気ままに外出できていたのが、それも制限されてしまうのではと憂鬱に感じてしまいます。
今まで友達と気軽にランチを楽しんでいたのが、今度はずっと家にいる夫から「昼は何?晩飯は?」と毎日のように言われ、その言葉を聞くたびにイライラしてしまうのです。
こういった夫婦間の思惑の違いが、定年後の夫婦喧嘩が多くなってしまう一番の原因だと考えられます。
単身赴任で今まで妻の行動全てを把握していなかったのが、今度は仕事がなくなり家にいることが多くなるため、妻が何をするのか、どこへ行くのかが気になって仕方なくなるのです。
出かける妻にどこへ行くのか尋ねると妻からは不機嫌な態度を取られ、夫にとってもストレスになり、喧嘩へと発展するのです。
単身赴任後定年退職をした夫と夫婦円満に過ごすポイントは距離感
定年後も夫婦円満に過ごすためにはどうすればいいのでしょうか。
お互い干渉しずぎす適度な距離感を保つ
定年まで単身赴任が続いていた場合、一緒に過ごす時間が少ないため、お互い良いところしか見せなくなります。
それが定年を迎えて同居することで、今度は欠点ばかりが目についてしまうのです。
お互いにやりたいことを尊重し、無理に一緒にいようと考えないこと。
もし一緒にやりたいことがあったらやる、くるらいの緩い距離感が大切なのです。
早いうちからプライベートのネットワーク作りを夫に勧めよう
定年まで仕事中心で一生懸命頑張ってきた男性は、仕事が終わった途端、糸が切れたタコのようにフラフラしてしまうものです。
自分の居場所がなく毎日暇を持て余してしまうから、妻の行動にいちいち口出ししたくなるのです。
適度な距離感を保てるよう、定年前からこれからのセカンドライフを夫婦で考えていくべきでしょう。
定年後の家事分担についても早いうちに話し合っておこう
さて、ここで問題になるのが、どう夫に家事に参加してもらうか。
掃除や洗濯は使い方さえ分かれば問題なく使えると思いますが、問題は料理でしょう。
単身赴任をきっかけに料理を始めたという方も中にはいるかもしれませんが、外食中心の生活をおくってきた方も当然いますので、料理が苦手な方もたくさんいるでしょう。
料理を率先して覚えてもらうには「褒める」こと。
作ってもらったら「美味しい!」と褒めてあげることが一番です。
単身赴任中も定年後も同じ!お互い認め合って尊重できれば揉めることもない
単身赴任中は、コミュニケーションを密にとることが大切だということはご存知だと思います。
家族のために離れた土地で一生懸命働いてくれているという感謝の気持ち、労いの気持ちも大切です。
これは、定年後も共通することではないでしょうか。
夫婦で単身赴任生活を一緒に乗り越えたのですから、定年後はお互い労い、感謝の気持ちを持つことが重要なのです。
そして、理解し合うこと。
夫は夫の楽しみ、妻は妻の楽しみがあるということをお互い理解し、その気持を尊重することができれば、決して揉めることはないのです。
「定年後は共通の趣味を持って楽しもう」という話もあります。
それも夫婦円満の秘訣かもしれませんが、無理をして同じ趣味をもつ必要はないと思います。
最初から意気込んでしまうと、それが叶わなかった時に失望してしまいます。
お互い自由な時間を謳歌しつつ、都合がついた時にでもドライブや近場の旅行をする程度で十分ではないでしょうか。
非日常を夫婦でたまに楽しむ程度で十分です。
夫に完璧を求めすぎないよう注意しましょう。
単身赴任を終え定年後に夫婦関係は激変することもあるので注意
最近は「熟年離婚」が増加傾向にありますが、これは、定年後家にいる夫と長時間一緒に過ごす事にストレスを感じてしまうのが原因のひとつでもあります。
特に定年まで単身赴任だった場合、子供も独立して急に夫婦二人だけの生活になると、それぞれの生活スタイルや価値観のズレから、夫婦生活が上手くいかなくなってしまうのです。
定年を迎えた夫との生活で妻が悩むのは、1人の時間がなくなるということ。
仕事中心の生活をしてきた男性は、その延長で妻も支配下におこうとしてしまいます。
それもどう抑えるかが今後の生活のヒントになりそうです。
定年後の自由になった時間を、どう謳歌しようかと考える前に、お互いどうストレスを抱えずに済むかを第一に考えた方がベストでしょう。