今回お話するのは、夫婦の会話と子供への影響についてです。
「子供がまだ小さいから、夫婦の会話なんて理解していないだろう」と思っていませんか?
子供は夫婦の会話を聞いていないようでしっかり聞いていますし、話の内容までは理解できなくても、口調やニュアンス、目線から色々情報を得ています。
子供は夫婦の会話から学ぶことは多いです。
夫婦円満の秘訣は会話、それも大切なのは「量」より「質」です。
子供のことを大切に思うなら、もう一度夫婦の会話を見直してみませんか?
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子供は夫婦の会話を聞いていないようでしっかり聞いている
皆さんも経験ありませんか?子供の何気ない言葉から「あの話聞いてたの!?」と驚いたこと。
我が家は夫が単身赴任中。
毎日の電話でその日あった出来事を話しますし、自宅に帰ってきた際も、他愛もない話も含めてよく会話をします。
リビングで話すので子供も当然側にいるわけですが、たまに私が夫から聞いて忘れていることを「〇〇って言ってたよ」と子供から教えられることがあります。
このように、子供は夫婦の会話を聞いていないようでしっかり聞いているものなのですが、親子の会話が大切なように、夫婦の会話も子供にはとても大切なことがわかっています。
■子供は夫婦の会話からコミュニケーション術を学んでいる
子供が誰をお手本にコミュニケーションを学んでいるのか、それは、一番身近な存在である親です。
普段素の状態で話している夫婦の会話から、どう言葉のやり取りをして、そこでどういった感情を生むのかを自然に学んでいるのです。
子供の会話を耳にした時、「その口調私に似ている…」と感じたことありませんか?
子供は夫婦の会話から得た言葉遣いや受け答え方を、そのまま外でも使っていることが多いです。
もし夫婦の会話がいつも乱暴口調で汚い言葉を多用していたとしたら…。
説明するまでもありませんが、子供はそれが正しいことだと認識してしまい、友達との会話で使ってしまうことも多いわけです。
子供は夫婦の会話から人を思いやる気持ちを学んでいる
子供は夫婦の会話からたくさんのことを学んでいるわけですが、人を思いやる気持ちもそうです。
日頃から「ありがとう」「〇〇しようか?」など、夫が妻を、妻が夫を思いやる言葉や会話をすることで、子供は家族に対してだけでなく、お友達に対しても思いやる気持ちを持ち、自然に振る舞えるようになります。
たとえ夫婦喧嘩をしたっていいのです。
子供は夫婦の会話から多くのことを学び対人スキルを磨いていくわけですが、喧嘩後の仲直りの仕方も親から学んでいきます。
子供に夫婦喧嘩を見せるのは本来よくないことですが、仲直りするまでの過程を見せることで、子供は喧嘩をした後の解決方法を学ぶことができます。
喧嘩したままソッポを向いたり、いつの間にか自然に振る舞っている姿を見るより、喧嘩をしても仲直りをした姿や理解し合えた姿を見せることが大切なのです。
子供には「喧嘩をしたらちゃんと謝ること」と言っているのに、夫婦喧嘩でお互い謝る姿勢を見せないとなるとどうでしょう。
親を信頼できなくなりますし、お友達と喧嘩をしても謝るどころか歩み寄ろうとする努力もしなくなるのではないでしょうか。
私達夫婦は普段あまり喧嘩はしませんがもちろんゼロではありません。
ただ言い合いになった時は、議論をしながらお互い言い分を聞き入れ、妥協点を見つけて解決するようにしています。
夫婦の会話が少ないと子供に悪影響?大切なのは会話の「量」より「質」
夫の仕事が忙しく、物理的に会話をする時間がないというご夫婦も多いと思います。
よく夫婦の会話が少ないと夫婦仲が悪化すると言われていますが、必ずしもそうとは限りません。
それは、夫婦の会話は量よりも質が大切だからです。
■相手に関心をもった会話かどうかが重要
夫婦の会話を思い出してみてください。
帰宅した夫を捕まえて、今日あった出来事を一方的に話してないでしょうか。
話を聞いている夫はただ頷いているだけ、もしかしたら聞き流しているだけかもしれません。会話の量だけで「私達夫婦は日頃から会話をしているから大丈夫」だと思っていたら大間違い。夫は嫌々話を聞かされているだけで、話が終わるまでただ我慢している可能性もあります。
共働き世帯が増え、夫婦でゆっくり会話をする時間が短くなっているのは仕方がないこと。我が家も夫が今単身赴任中で、電話で毎日話はするものの、そう長くは話していられません。
会話はお互い満足感を得られなければ意味がありません。
そのためには相手に関心をもち、相手の感情や気持ちを推し量りながら会話をすることが大切です。
一方的な会話ではなく、仲を深められる会話をすることが重要ではないでしょうか。
平日仕事が忙しくても休日があります。
お休みの日に両親が仲良く会話をしている光景を目にするだけで、子供も気持ちが満たされ自己肯定感も高まるのです。
子供は敏感、夫婦の会話から色々感じ取っている
夫婦仲が冷え切っていても子供の前だけはいつも通りに…と考えている方も多いでしょう。
でも子供は親が思っている以上にとても敏感です。夫婦の会話のちょっとしたニュアンスや目線から異変を察知し、気持ちが不安定になってしまうことも珍しくありません。
親に気を使ったり、顔色を見ながら過ごすようになることも…。
仮面夫婦で過ごすのはおすすめしませんし、だからといって離婚をすすめするわけではありません。
離婚をしない・できない理由も色々あるでしょう。子供のためだけでなく、金銭的なことや世間体などそれぞれ別れを選択できない理由はあると思います。
どちらを選択するにせよ、子供に何かしらの影響を与える可能性がありますが、まずは夫婦の会話を見直し、仮面夫婦を改善するところからはじめてみませんか?
仮面夫婦のまま過ごしていても疲れるだけです。
離婚を選択する前に、もう一度夫婦で向き合ってみる努力も必要ではないでしょうか。
夫婦の会話を見直し、相手に合わせるような会話を心がけることで、もう一度信頼関係を築けるかもしれません。
夫婦円満は会話から。本当に関係がこじれる前に、もう一度努力してみましょう。
それで結果が出ないようなら、それから色々考えて決断を出せばいいのです。
まとめ
夫婦は元々は赤の他人。
縁あって夫婦になったわけですから、会話も含めてお互い思いやる気持ちや努力が必要です。
親の姿を子供はよく見ていますし、そこから社会を学ぶことが多いですから、普段から夫婦の会話や言葉使いにも注意し、子供のお手本になるような会話をしたいものです。
それが結果的に子供のためにもなり、夫婦仲にも良い影響を与えるのですから。